「バリ島・バイク旅2013年秋①」
2013-09-27 更新
6月のある日、BCMのニュースで「ロブマチャド来日」の知らせを目にした。
僕の妻は彼の大ファンなので、家族に友人を加え、会場のロンハーマンに会いに向かった。
妻は持てる限りの英会話力を駆使し、ロブマチャドに自分の思いを伝えると、もうメロメロ...。
僕の方はその側でスクリーンに流れている『ドリフター』というフィルムと目の前にいる本物のロブマチャドを交互に見ていた。
『ドリフター』の舞台はバリ島。バイクで旅をしながら人に触れ合い、ポイントをまわりながら、流れるようなライディングを披露。とても感動的な作品だった。
バリは混んでいるとか、喧騒だとかいうネガティブなイメージが強かったけど、このフィルムをきっかけに僕はまたバリに行きたくなってしまった。
バリには過去に4回行ったことがあるが、雨季と乾季でポイントが異なるので、まだまだ行ったことのないポイントが沢山ある。更に現在バリには仲の良い友達が数人現地で仕事をしている。
そこで、今回はバイクに乗ってバリにいる友人達を訪ねる旅をしようと思いついたのだ。
念の為、渡航の前日に国際免許を取っておいた。サーフボード、リーフブーツ、ショートジョン、あとは歯ブラシやミュージックプレイヤー、着替えはTシャツ3枚、海パン2枚と最小限のパッキングはシンプルにバックパックひとつとなった。
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今回の旅の相棒は同じ職場で働いている女性スタッフの旦那さん、勇介君。
彼は根っからのサーフィン好きで、休みが合えば一緒に海に通う仲間。
初めてのインドネシアに勇介君も興奮気味だった。
出発の日は成田からジャカルタを経由してバリへ。
初日の夜は交通の便を考えてクタでゲストハウスを経営する友人の船江さんの部屋に世話になった。船江さんとは仕事を通じて知り合って20年。波乗りやスノーボードを一緒にする仲間で、今は北海道の富良野で「クライムワン」というサーフショップを営んでいるかたわら、バリでもゲストハウスを経営している。
スリランカ、Gランドやメンタワイと時間があれば色々な場所を旅しており、いつも夢を追いかけている少年のような人。
旅先で知り合った途上国のローカル達をサポートしている心優しい人間でもある。
今回、彼が同行できなかったのが少し残念だった。
部屋に荷物を下ろすと、勇介君と二人でクタの街中でビールを飲むことにした。近くのレギャン通りはバイクの爆音と朝まで眠らないクラブが並んでいる。
この夜は、自分の年齢(46歳)を忘れ、クラブで明け方まで飲み、そして踊ってしまった...。
翌朝、9時に起床するも頭が重かった。運良く近くのビーチ(写真最上部)は、ブレイクが良くなるハイタイドがたまたま昼くらい。ゆっくり頭を覚醒させ、レンタルバイクの手配を済ませると、ビーチに向かった。
サイドからの風が入っているものの、極上のビーチブレイクが割れている。
早速、パドルアウト。
ローカルと数人の白人達が入っているのみで、サイズは胸から肩で岸まで繋げるライトのブレイク。
上手い人だったら4回くらいアクションが入り、テイクオフも簡単でロングでも楽しめそうな波だった。
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初日からFun Waveに恵まれ、幸先良いスタートを切ったハルさんのバリの旅。
次回の展開をお楽しみに!
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