ミック・ファニング3Xのシナリオ
2013-10-07 更新
ミック・ファニング(AUS)の優勝でフィニッシュしたフランスでのASPワールドツアー第8戦『Quiksilver Pro France』
ミックはこの優勝で2位のケリーとのポイント差を1200から一気に6000に広げ、3度目のワールドタイトルが現実味を帯びてきました。
ASPの方も10月9日からポルトガルで開幕する第9戦『Rip Curl Pro by Moche』の前にミックのワールドタイトル獲得のシナリオを発表。
まず、ミック、ケリーの他にタイトルの可能性があるのは3位のジョーディ・スミス(ZAF)、4位のタジ・バロウ(AUS)、5位のジョエル・パーキンソン(AUS)の計5名。
■もし、ミックがポルトガルで優勝した場合
ケリーは3位以上が必要。タイトルはハワイに持ち越し。
ジョーディ、タジ、ジョエルはタイトルレースから外れる。
■もし、ミックがポルトガルで2位の場合
ケリーは9位以上が必要。タイトルはハワイに持ち越し。
ジョーディは優勝すればハワイでタイトル獲得の可能性がある。
タジ、ジョエルはタイトルレースから外れる。
■もし、ミックがポルトガルで3位の場合
ケリーは9位以上が必要。タイトルはハワイに持ち越し。
ジョーディは優勝すればハワイでタイトル獲得の可能性がある。
ジョーディ、タジ、ジョエルは優勝すればハワイでタイトル獲得の可能性がある。
■もし、ミックがポルトガルで5位以下の場合
ケリーが25位になっても、タイトルはハワイに持ち越し。
以上がASP発表のシナリオ。
逆に考えればミックがポルトガルで優勝した場合、ケリーが5位以下。
ミックがポルトガルで2位か3位になった場合、ケリーが13位以下ならばミックが最終戦を待たずにワールドタイトルを確定することが出来ます。
なお、タイトルレースの一方で下位の選手は来年もワールドツアーの舞台で戦えるかの「リクオリファイ」の問題が切実になってきます。
リクオリファイの条件はワールドツアーのポイントで22位以上に入るか、プライム&スターイベントのポイント「ワールドランキング」で10位以上(ワールドツアーで22位以上に入っている選手は除いて)に入ること。
今のところ、ビード・ダービッジ(AUS)、ラオニ・モンテイロ(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、パトリック・グダスカス(USA)、ミゲル・プーポ(BRA)、ダミアン・ホブグッド(USA)、キーレン・ペロー(AUS)、ヤディン・ニコル(AUS)などが厳しい局面。
怪我で欠場が続いているグレン・ホール(IRL)、ダスティ・ペイン(HAW)、ティアゴ・ピレス(PRT)、オーウェン・ライト(AUS)の内、数名は補欠選手として認められる可能性がありそうです。
『Rip Curl Pro by Moche』公式サイト
http://www.live.ripcurl.com/portugal-home-2013.html(PC用)
photo: ASP Covered Images
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