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「バリ島・バイク旅2013年秋③」

2013-10-11 更新
「Diego」との再会を約束した日。レギャンでサーフィンしたこともあり、時計はすでに15時過ぎ。僕と勇介君はすばやくパッキングを済ませると「Bukit」に向かった。

15年ほど前、バリのポイントをバイクで回った経験があるので、今回もなんとかなると思って事前に道をキチンと調べなかったのが不運の始まり。

道に迷った上に運悪く白バイにも止められたのだ...。

バリでは最近まで国際免許が通用しなかったらしいのだが、2012年くらいから国際免許が使えるとネットで読んでいた。
しかし、末端の警官は知らない場合も多いし、日本人を見るとあらゆる難癖をつけて、その場で罰金をとる警官がいるとも書いてあった。

少しビビったが、精一杯の笑顔で「サヤ ブラジャール バハサ インドネシア(僕はインドネシア語を勉強しています)」と国際免許を見せながらたどたどしく言うと、それまで強面だったその警官が急に笑顔になり、「OK!」と言って解放してくれた。

そんなハプニングもあり、僕らは通常の倍以上の2時間をかけ、携帯電話のおかげもあって、ようやく「Diego」に会うことができた。

辺りはもう真っ暗だった...。

補足だけれど、クタ周辺やメインロードの交通事情は「危ない」の一言。
特に夕方はすさまじい渋滞になる。

普段は温厚なバリの人だが、道路の上では別人のようになり、少しでもスキがあれば前に割り込まれるので、バイクを利用していた僕らは度々互いを見失ってしまった。

本音を言うと普段日本でバイク生活をしていない僕らには、かなりハードルが高い移動だった。

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知り合って14年。最後に会ってから10年振りの再会。

「ハル老けたな」と満面の笑みを浮かべている。
「Diegoもなっ!」とお互いに笑って握手を交わした。

年を重ね、お互いに少し皺が深くなっていた。

早速、僕らは「Diego」の家に案内してもらった。2ベットルームの一軒家を借りていて家の中を一通り案内してくれると、「帰る日まで自分の家のように使ってくれ!」とポンと僕の前に家の鍵を差し出した。

この「Diego」のいる「Bukit」の周辺は、ウルワツ、パダンパダン、インポッシブル、ビンギン、ドリームランド、バランガン、ジンバラン、そしてエアポートリーフ、クタリーフ周辺に続く世界屈指のサーフポイント大銀座通りだ。
大きなスウェルが入った時には信じられないような迫力のある光景が広がる。
バリは4月から10月までの間は乾季にあたり、この西側サイドが整う条件だった。とりあえず、明日の朝ポイントを見に行くことにした。

「Diego」には「Kara」というアメリカ人の彼女がいて、一緒に住んでいる。
「Kara」は優しいカリフォルニアの女の子で、バリではプライベートスクールで英語を教えている。

「Diego」の方は近くでサーフショップを経営。バティックという染め柄のショーツやTシャツなどの『Nusa』というオリジナル商品を作って販売しているのだ。
15年前に僕もスリランカで似たようなことをやっていたので、「Diego」がこの商売を始める時に僕らは何度も電話で話をしたことがあった。

だから『Nusa』ショップにはとても興味があった。

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無事に「Diego」との再会を果たしたハルさん。
時が流れても変わらない親友はプライスレスな存在です。

登場人物が増えたバリ島トリップはまだまだ続きます!

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