台湾初のASPイベントを制したのは?
2013-11-17 更新

中国の海南島、韓国の済州島とASPが広げている東アジアでの輪が更に広がり、日本人サーファーにも人気の台湾で初のASPイベントが開催され、現地時間11月17日に終了。
会場となった台東市から近い「Jinzun-Harbor」はライトを中心にグッドコンディションに恵まれ、台湾、インドネシア、日本、アメリカ、ハワイ、ニュージーランド、オーストラリアetc...から集まった選手の頂点に立ったのは椎葉順(写真上・下)でした。
「信じられないです!沢山の良いサーファーが集まったこのイベントで優勝したことに驚き、同時にとても嬉しい気持ちで一杯です。良い波を乗ることだけに集中しました。他のヒートを観察し、勝っていたサーファーはベストな波を掴んでいたからです。風が強かったけど、波は良かったし、エアー向き。これが自分の勝利を助けてくれたと思います。台湾は大好きです。来年もまた来たいですね」と優勝後のインタビューに答えていた椎葉順。

辻裕次郎とのファイナルはクロスゲーム。中盤はパワフルなターンで8.17をスコアした辻裕次郎がリードを握ったものの、後半に得意のエアーで8.67をマークした椎葉順が逆転。更に最後の波でも8.30のハイスコアを叩き出し、トータル16.97 vs 14.04で椎葉順がASPで2度目の優勝を決めたのでした。
惜しくも敗退した辻裕次郎(写真下)は、「ファイナルは本当に楽しかったです。波に集中して勝ち負けは気にしないようにしていました。順はビッグエアーをいくつか決めたし、彼は素晴らしいサーファーなんです。彼の勝利を僕も喜びますよ。自分のホームブレイクにはこの台湾のようなライトが沢山あります。だから、バックサイドのサーフィンは大好きなんです。自分にとって今年最後のコンテストを2位で終えて本当に嬉しいです」と話していました。

なお、今イベントではASP公認ではないものの、ロングボード、ウィメンズ、ジュニア、ノーズライダープロと様々なコンテストが行なわれ、ロングボードはハーレー・イングルビー(AUS)、ウィメンズは北沢麗奈、ジュニアはロリー・マクドナルド(TPE)、ノーズライダープロはトニー・シルヴァニ(USA)が優勝しています。
『Taiwan Open of Surfing』結果
1位 椎葉順
2位 辻裕次郎
3位 加藤嵐、デデ・スルヤナ(IDN)
『Taiwan Open of Surfing』公式サイト
http://taiwanopenofsurfing.com/index.html(PC用)
photo: ASP Covered Images
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