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2013年ロングボード世界一の座を手に入れたのは?

2013-11-29 更新
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ケリア・モニーツ(HAW)の2年連続のウィメンズワールドロングボードタイトル獲得からすぐにスタートしたメンズのWLT『Riyue Bay ASP World Longboard Championship hosted by Wanning』が現地時間11月29日に終了。

舞台となった中国・海南島の「日月湾」はレフトオンリーのポイントブレイク。
ウィメンズ同様、期間中はグッドコンディションに恵まれ、クオリティの高さを証明していました。

ショートボードのように年間を通して戦うのとは違い、ここ数年のワールドロングボードタイトルは僅か1戦の勝負。
LQSでの成績をベースに世界中からトッププロが集まり、たった一つの栄冠を求めて激しいバトルが繰り広げられていました。
残念だったのは、ライブスコアのみで映像が配信されなかったこと。
これも中国というお国柄が影響しているのでは...。

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2年連続でWLTタイトルを獲得していたテイラー・ジェンセン(USA)はアーリーラウンドこそ快調に飛ばしていましたが、R5でハワイの強豪デュエン・デソトに僅差で敗退。
ファイナルはそのデュエンをQFで下したロドリゴ・スファイアー(BRA)とダークホースのピッコロ・クレメンテ(PER)の南米選手同士のマンオンマン。
ロドリゴが前半にスコアした6.50をベースにリードを保っていましたが、ピッコロ(写真最上部)が終了間際に乗った最後の一本で7.50をマークして逆転して優勝。
同時に2013年のWLTタイトルも手に入れました。

「今日の勝利は運命だったと思うよ。クウォーター、セミ、ファイナルと今日戦った3ヒートの全てが最後の波での逆転だったんだ。ファイナルのラスト数分はナーバスになりながらも、何故か波が来るって自信があったのさ。まるで神様が側に居てくれたようだったよ」と話していたピッコロ。

オーストラリア、ハワイ、北米と渡ってきたWLTのタイトルが南米ベルーに初めてやってきたことについては、「とても誇りに感じているよ」とコメントを残していました。

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R3では9.50を含む、トータル18.00をスコア。ハイエストシングル&ヒートポイントを叩き出し、ファイナル制覇もあと一歩だったロドリゴ(写真上)でしたが、勝利の女神はピッコロに微笑むことに...。
ファイナル終了後のインタビューでは、「ピッコロの優勝を祝福するけど、正直残念な気持ちだね。ここ中国で凄い良い波に恵まれた。でも、ファイナルはオレのものにならなかったのさ」と話していました。

なお、今イベントには日本から櫻岡甲太、畑雄二が参加していましたが、共にR2で姿を消していました。
ASPが発表したばかりの2014年のスケジュールによると来年もWLTは中国・海南島での1戦のみとなる予定です。

『Riyue Bay ASP World Longboard Championship』結果
1位 ピッコロ・クレメンテ(PER)
2位 ロドリゴ・スファイアー(BRA)
3位 ハーレー・イングルビー(AUS)、アントワーヌ・デルペーロ(FRA)

『Riyue Bay ASP World Longboard Championship』公式サイト
http://china.prosurfinglive.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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