『Roxy Pro』はベスト8が決定!
2014-03-04 更新

現地時間3月1日から開幕したASPワールドチャンピオンシップツアーはウィメンズの『Roxy Pro』が先行し、4日にはQFを戦うベスト8が決定。
前日に途中まで進んでいた『Quiksilver Pro』のR2の残りヒート終了後、敗者復活戦のR2からスタートしたこの日の最初の主役はカリフォルニア出身のコートニー・コンローグ(USA・写真最上部)でした。
公式3-4ftレンジ。イベント初日から大きな変化が無い会場のスナッパーロックスは波の選択こそ難しいものの、ファーストブレイクからバレルになる波もあり、コートニーはメンズさながらのリスキーなテイクオフからディープなバレルに包まれ、完全に姿を消してからスピットアウトされ、9.50を含むトータル18.50をマーク。
このスコアはシングル、トータル共にメンズを含めてここまでのハイエスト。
続く敗者無しの3人ヒート(1位はQF、2位と3位はR4へ)のR3ではステファニー・ギルモア(AUS)に僅差で抑えられたものの、シングルスコアでは8.97とステファニーを上回り、R4ではポーリン・アドゥ(FRA)をキッチリと敗り、QFへ。
昨年トータル4位でフィニッシュしたコートニーのライディングは更にパワーアップした印象。
QFではステファニーと再対戦します。

R1を1位通過してR3へジャンプアップしていた昨年のワールドチャンピオン、カリッサ・ムーア(HAW・写真上)はR3でコートニーを更に上回るライディングを披露。
コーチのシェーン・ペシェンが見守る中、深いポトムターンからパワフルなターンを連発。MCが「サニー・ガルシアのようだ」とコメントする通り、彼女のターンは強烈でスタイリッシュ。
このライディングで9.60をスコアしたカリッサの勢いは止まらず、後半には美しいスナップから再びパワフルなターンを繰り出し、パーフェクトに近い9.90。トータル19.50のハイエストヒートスコアをマークしてコートニーから主役の座を奪い返していました。
スナッパーロックスでバレル無しの9.90というスコアはメンズでもなかなか出る数字では無く、ウィメンズの歴史を塗り替えるような最高のサーフィンをしていたカリッサ。
QF以降もこの調子が崩れなければ、優勝の可能性は高いと言えるでしょう。

なお、メンズの『Quiksilver Pro』はR2が終了し、R1を取りこぼしたミック・ファニング(AUS・写真上)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ルーキーとして注目されているディオン・アトキンソン(AUS)、ミッチ・クルーズ(AUS)や、怪我から復帰したティアゴ・ピレス(PRT)、オーウェン・ライト(AUS)などが勝ち上がった一方、ジョーディ・スミス(ZAF)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)などが早くも姿を消しています。
ネクストコールは現地時間3月5日の7時00分(日本時間の同日6時00分)
予想では明日もサイズキープのまま風が弱まる見込みなので、ゴーサインが出される可能性が高そうです。
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photo: ASP Covered Images
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