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『Roxy Pro』は残り4名に絞られた!

2014-03-06 更新
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現地時間3月5日、オーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスで開催中の『Roxy Pro』はサイズダウン傾向の中、QFの4ヒートを消化。
コートニー・コンローグ(USA)がディープなバレルをメイクし、カリッサ・ムーア(HAW)がサニー・ガルシアばりの強烈なターンで1ヒートに3つの9ポイント台を叩き出すなど、近年のウィメンズサーフィンのレベルアップを象徴するような戦いとなった前日とは変わり、ハイスコアを出すのは難しいコンディション。
ファイナルまで進行する予定でしたが、予想以上にサイズダウンが早く、SF前に一度スタンバイがコール。
お昼頃に正式に翌日以降への持ち越しが決定しました。

QFのファーストヒートでは前日の3人ヒートのR3で対戦していたステファニー・ギルモア(AUS・写真最上部)とコートニーが再対戦。
R3ではステファニーが上回っていましたが、今回もステファニーがローカルナレッジを活かして勝利。
今イベントで3年連続のSF進出を果たしました。

「間違いなくローカルナレッジが役立ったわ。コートニーが優先権を持つ中、ベストな2本をまとめることが出来た一方、彼女も私が優先権を持っている時にベストな波を乗ってしまった。つまり優先権は気にすること無いのねと考え、インサイドで波を探しまくったわ。あのベスト2の波に関しては、テイクオフ時こそ悪かったけど、次のセクションで良くなってくると思ったの。何も失うものは無い。ただチャンスが巡ってきたのよ」とステファニー。

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SFではミドルスコア勝負となったマリア・マニュアル(HAW)とのQFを勝ち上がったカリッサ・ムーア(HAW・写真上)と対戦。
その件については、「カリッサは今イベントでここまで最高の調子を保っている。トップ34さえも恐れるようなターンをしているわ。彼女は素晴らしいサーファー。勝つためには私の全てを出し切る必要があるわね。まずは波の選び方が重要。カリッサがスコアを上げている理由も彼女が本当に良い波に乗っているからだし、私が勝つには彼女よりも良い波に乗らないといけないと思うわ」とコメント。

カリッサvsステファニーのSFは事実上のファイナルとも言える注目のカード。
どちらが勝っても素晴らしい戦いになりそうです。

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今イベントのディフェンディングチャンピオンであり、昨年はカリッサと熾烈なタイトル争いをしていたタイラー・ライト(AUS)はビアンカ・ベイタンタグ(ZAF・写真上)を相手にリズムが合わず、まさかのコンビネーションスコアで敗退。
ファーストラウンドから勝負の鍵となっている優先権。タイラーはそれを持ち過ぎたことが仇になった形。インサイドで待っていたビアンカが先行してスコアを重ね、タイラーのプレッシャーになってしまったようです。

シーズン2年目のビアンカは南アフリカ出身の20歳。SFに残った中では唯一のグーフィーフッターでもあり、彼女自身、ワールドツアーでは初のSF進出。
長い手足を活かしたスタイリッシュなバックハンドサーフィンは南アフリカのライトのポイントブレイクで鍛えられたとのこと。その中には今年からメンズの1戦に復活した「J-bay」も含まれているのでしょう。

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QFの最終ヒートはレイキー・ピーターソン(USA・写真上)とサリー・フィッツギボンズ(AUS)のカード。
自らのスポンサー「Roxy」のイベントで2011年以来の優勝を決めたかったサリーでしたが、後半に追い上げてきたレイキーに軍配が上がりました。
「良い戦いだったわね。サリーはヒート毎にベストな波を乗り、それが勝利に結び付いていた。今回もそれが彼女の勝ち方だと狙いを定め、彼女がベストな波に乗ることを阻止したの。サリーは手強い相手だけど、彼女と対戦するのは面白いわ。今のところ勝負は五分五分。いつも良い対戦になるのよ」とレイキーはサリーとの対戦を振り返っていました。

QFが行なわれた翌日の6日は更にサイズダウンしたため、早朝の時点でレイデイがコール。
ネクストコールは現地時間3月7日の7時30分(日本時間の同日6時30分)
予想では週末に新しい東南東ウネリが入る見込みなので、そのタイミングで再開されそうです。

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http://www.aspworldtour.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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