一宮エリア(2014.05.02更新)
2014-05-02 更新
この度、波情報BCMの新コーナー「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリアを担当する事になりました一宮の関田秀俊です。
このエリアで生まれ育った根っからのローカルプロサーファーとして、また、漁師ならではの海と天気に関する経験から、様々な情報とアドバイスをお届けするつもり(予定?笑)です!
これから、原則として毎週水曜日か木曜日に「ここ最近一週間のエリア状況」をお届けする予定ですので宜しくお願いします!
ただ、いかんせん地形や波は、刻一刻と変化しますので、その辺はご勘弁くださいね。。。
さて、前置きが長くなりましたので、そろそろ本題へ…。
先週前半は、東海上に長く居座ってくれた高気圧の吹き出しでサイズをキープ。
また、南風が続きオフショアのポイントも多かったと思います。
しかし、後半は南海上に停滞した前線の影響で、天敵の北東風の風波が続いてしまいました。。。
ここ最近、潮の干満差で、波のコンディションが大きく左右されます。
満潮時になると、バックウオッシュも多少入りボヨつくブレイクのポイントがほとんどでした。。。
しかし、全体的にどこも、ミドルタイドの時間を中心にビギナーの方から楽しめていたようです。
では、早速「一宮」から。
先ずは、お知らせです。
GWは一宮の駐車場が有料となってます!
ご注意ください。

潮の少ない時間はアウトからシフトした波がダラダラとつなげられます。
この日は風波の為まとまっていませんが、ビギナーの方を中心に賑わっていました。

続いて、サンライズ。

特に右半分は堤防に沿って砂が付き、潮の少ない時間帯に、南よりからシフトする波は、アウトからインサイドまで乗りつなげています。
ただし、アウトのピークは遠いので、ビギナーの方は流される可能性もあるため、アウトのピークまで沖に出ない方が懸命です。
アウトのピーク以外に、インサイドよりで空いているピークも有りますので、こちらの方がむしろ練習になると思いますよ。
そして、東浪見。

ただ、インサイドはやや深めなため、満潮時はインサイドがボヨつきます。
しかし、干潮時にはインサイドまで乗り継ぐ事が可能ですね。

次に志田ですが、左側は手前が深くなっていて満潮時はボヨつきます。

干潮時なら全域サーフィン可能になりますが、ビギナーの方には、浅瀬で一気に掘れ上がるブレイクがハードかもしれませんので、ここはお勧めできません。

太東です。

オフショアの日ならビギナーの方も楽しめていましたが、堤防よりのピークに人が集中し、お祭り状態です。
ピークにこだわらず、混雑をさけて左の方で入るのも充分ありだと思いますよ。
更に南下して橋を渡って、夷隅です。

潮の少ない時間帯がオススメですが、両脇のテトラにできるカレントの中でブレイクする波が中心で、ショルダーは開き気味ですので、ビギナーの方は絶対に入らないで下さい。
ここは、基本的には中上級者以上の方限定のブレイクが中心と認識して頂きたいです。
最後に大原海水浴場です。
堤防から手前までは平らに砂がついていて、潮の多い時間帯はショアブレイク気味ですが、引いている時間帯なら南ウネリがシフトしてアウトから写真のような波が来ます。

テトラに近付き過ぎると、取り返しのつかない事故になりかねませんので、充分注意してください。
さて、気になる水温ですが、先週前半は17℃程度で温かかったんですが、
後半になると南風の影響で15℃位に下がりましたので、今は3㎜ラバーがおすすめです。
今後の波は、サーフィン可能なサイズは続きますので、やはり風向き次第でしょうか。
この時期天気が安定すれば、OFFショアのポイントが多くなりますので、GW後半はまた良くなりそうですよ。
以上ですが、それにしても、GWということで混雑しているポイントが目立ちますね。。。
隣のポイントをチェックしてみたり、空くのを待って入る時間帯を変えてみる位の余裕を持った行動が、この混雑する時期を楽しむコツかもしれません。
少々ブレイクの質が落ちても混雑したピークにエントリーするより、遥かに気持ちよく充分練習になるピークが必ず見つかると思いますので、是非試してみて下さい!
それでは、また来週!!

