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一宮エリア

2014-05-14 更新
皆さん、はじめまして!
この度、波情報BCMの新コーナー「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリアを担当する事になりました太東の関田秀俊です。
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このエリアで生まれ育った根っからのローカルプロサーファーとして、また、漁師ならではの海と天気に関する豊富な経験から、様々な情報とアドバイスをお届けするつもり(予定?笑)です!

これから、原則として毎週水曜日か木曜日に「ここ最近一週間のエリア状況」をお届けする予定ですので、宜しくお願いします!

ただ、いかんせん地形や波は、刻一刻と変化しますので、その辺はご勘弁くださいね。。。

さて、前置きが長くなりましたので、そろそろ本題へ!

ここ最近の1週間は、前線&低気圧の通過が頻繁で、天気/波ともにその日その日でめまぐるしく変わり、サイズと良い時間帯もバラバラで、一概には総評できない1週間でした。

そんな中、ポイントによっては腰~胸くらいの波はきていたので、特に東浪見~一宮ではビギナーの方から、中級者の方を中心に集まり賑わっていましたよ。

では、早速「一宮」から。
沖合いは凪つづきで、ビーチも特にキマっている様子ではないですが、ミドルあたりのポジションから腹~胸くらいのウネリに反応しています。
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肩くらいあればアウトからのブレイクも期待できそうな地形です。
ビギナーの方が混雑につられて固まっていましたが、ピークは多数出現するので、ゆとりをもって空いているピークの波を探してみた方が練習になって楽しめると思いますよ。

続いて「サンライズ」。
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左側半分はミドルセクションで腹くらのウネリに反応するものの、インサイドセクションが深めなため、かろうじてスープが続く程度です。。。
右側の方が同じミドルからでもインサイドまで乗り継げている様子です。
ロングとショートでうまく左右に別れれば混雑しないと思うのですが。。。
皆さんも意識されてみてはいかがでしょうか?

そして「東浪見」。
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左側は一度アウトでブレイクしますが、ミドルセクションで地形が深いため波が消えてしまいます。
肩以上ないときびしいようですね。。。
右側は遠浅な地形が続いていて、腰くらいの波にも反応しブレイクしますが、パワー不足といった感じの波です。。。
潮の干満で、かなりブレイクコンディションが変化しているようなので、無難なミドルタイドがオススメです!

次に「志田」ですが、全体的に浅く砂がついているんですが、最近は南ウネリが小さくて、イマイチhitしない日が目立ちました。。。
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また、地形が浅すぎて、潮の少ない時間帯は特に厳しい様子です。
まーここは、サイズが上がったとしてもストレートダンパーが予想されそうで、インサイドが特に浅いのでビギナーの方はギロチンダンパーに注意してください!

「太東」です。
堤防際を中心に砂はついていますが、ウネリをかわしてしまい、写真のような日が続いています。。。
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ロングボードでもきびしいようでサーファーの姿がありません。
膝~腰あれば反応するような地形ですが、サイズアップするまではサーフィンより海水浴といった感じですね(泣)。

更に南下して橋を渡って「夷隅」です。
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アウトは深いようですが、ミドルからインサイドにかけて砂がついています。
また、両脇のテトラから出るカレントの影響でミドルからシフトするため、経験を積まないと予測し難い波で、パワフルブレイクも健在ですので、ビジターの方は充分ご注意下さい!
やはり潮の少ない時間帯がオススメですが、インサイドが激浅ですのでショアブレイクがきついため、ビギナーの方は避けてください。
ここは、基本的には中上級者以上の方限定のブレイクと認識して頂きたいです。
事故が起きてからでは遅いので、宜しくお願いします。

さて、気になる水温ですが、ここ数日は17℃ほどあるのでジャージのフルスーツで問題ないです。

また、今後の波ですが、このまま天気が安定して高気圧が沖に居座れば吹き出しにより、贅沢さへ言わなければサーフィン可能なサイズは続きそうで、多少のサイズアップも有ると思います。
しかし、今週も南よりのウネリですので小さい日が多そうですね。。。
やはり、大きなサイズUPは低気圧の通過次第、ここに期待したいところです。

ビギナーの方には大いに練習になる日和が多くなりそうですが、パニック気味のピークは避けて、空いているピークを探して入る事をおススメします。

隣のポイントをチェックしてみたり、空くのを待って入る時間帯を変えてみる位の余裕を持った行動が、この混雑する時期を楽しむコツかもしれません。
少々ブレイクの質が落ちても混雑したピークにエントリーするより、遥かに気持ちよく充分練習になるピークが必ず見つかると思いますので、是非試してみて下さい!

今回のレポートは以上です。
それでは、また来週水曜日、もしかしたら木曜日に!!(苦笑)

あっ!そうだ忘れてた(汗)。
小さなアカエイが浅瀬に入る時期が近づいてきたので、未だ被害の話は聞きませんが、そろそろ足元にも注意が必要です。