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一宮エリア

2014-05-22 更新
皆さん、こんには!
波情報BCMの新コーナー「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリアを先週から担当する事になりました太東の関田秀俊です。

今週で未だ2回目のレポートですが、このエリアで生まれ育った根っからのローカルプロサーファーとして、また、漁師ならではの海と天気に関する豊富な経験を活かして、原則として毎週水曜日か木曜日に「ここ最近一週間のエリア状況やアドバイス」をお届けするつもり(予定?汗)ですので、宜しくお願いします!

いかんせん地形や波は、刻一刻と変化しますので、その辺はご容赦くださいね。。。
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では本題へ!

前線の影響で天気は崩れたんですが、波が上がることは無く、ショアブレーク気味のポイントが目立った1週間でした。。。
17日(土)と18日(日)には、そんな物凄く残念な状況の中、志田でNSA千葉東の支部予選が行われました。
ただ、この時期ですので、潮の干満の差で遊べる時間帯はありましたよ。
やはり、一宮、サンライズが人気でしたね。
なお、昨日21日(水)の低気圧は、サイズアップにつながりましたので、次回(来週水or木)のレポートまでには地形に変化があるかもしれません!?

では、早速「一宮」から。
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大きな地形の変化はありません。
インサイドに砂が付いて浅くなっていますので、ショアブレーク気味ですが、インサイドのブレークでサーフィンは可能です。
また、潮が上げてくるとインサイドよりでブレークがまとまり、少しサイズアップしますので、少しでもサイズが欲しい時は、潮の上げている時間帯のチェックをおすすめします。

続いて「サンライズ」。
ご覧の通り贅沢さえ言わなければ、地形的にはサーフィン可能な状況で、小さくてもギリギリ反応しています。
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下の写真は潮が上げている時間帯ですが、引いている時間帯には距離が乗り継げるようになります。
でもサイズは落ちちゃいますが。。。
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まぁ、サイズを取るか?ライディング距離を取るか?好みで潮の時間帯を選んでみて下さい。

そして「東浪見」です。
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潮が引き始めると波のパワーがだんだん無くなりますが、ミドルあたりからブレークするようにはなります。
地形的には悪くはないのですが、如何せんサイズ不足…という感じでした。

次に「志田」ですが、先週のレポートでもお伝えした「ギロチンダンパー」の地形は健在で(泣)、全体的に遠浅に砂が付いていて、浅過ぎな感じです。。。
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そのため、膝くらいの波にも反応してブレークしますが、ダンパー中心の地形で残念な状態が続いています。。。
ただ、その分大量の砂が有るという事ですので、海が大時化になって強烈なカレントでも入れば、Goodな地形に豹変する可能性もあります。
昨日21日(水)の低気圧で、どう変わったか?来週のレポートで良い話が書けるとうれしいのですが。。。

隣の「太東」は、沖まで遠浅な地形が続いています。
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南風をかわしますのでフェイスは綺麗な日が続きましたが、その分ウネリもかわし過ぎで届かない1週間でした。。。
ここは、ウネリ次第ですね。

そして最後に「夷隅」です。
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この写真は、潮が引いている時間帯ですが、さすがにこのサイズでは全く反応しません。。。
地形的には、相変わらずミドルからインサイドにかけて砂がついていますので、少しサイズのあるウネリが入れば!という状況が続いています。
ただし、サイズUPの際は複雑なカレントとショアブレークの危険から、ビギナーの方は避けてください。
ここは、基本的には中上級者以上の方限定と認識して頂きたいです。
宜しくお願いします。

さて、気になる水温ですが、だいぶ上がってきています。
先日のNSA支部予選ではシーガルの選手もいましたよ。
まぁ、ジャージのフルスーツが無難かと思います。

また、今後の波ですが、今回(昨日21日)の低気圧で北東の風によりジャンクなコンディションながらもサイズアップしましたので、明日23日(金)以後が楽しみです。

今週末も混雑が予想されますので、前回のレポートの繰り返しとなってしまいますが、混んでるピークに拘らず、空いているピークを探したり、隣のポイントをチェックしてみたり、空くのを待って入る時間帯を変えてみたり。
と、余裕を持った行動を試してみて下さい。
このエリア、ウネリさえ有れば全体的にサーフィンは可能な地形ですので。

今回のレポートは以上です。
それでは、また来週水曜日か木曜日に!!