一宮エリア
2014-05-29 更新
皆さん、こんには!波情報BCMの新コーナー「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
今週で未だ3回目のレポートですが、このエリアで生まれ育った根っからのローカルプロサーファーとして、また、漁師ならではの海と天気に関する豊富な経験を活かして、原則として毎週水曜日か木曜日に「ここ最近一週間のエリア状況やアドバイス」をお届けする予定ですので、宜しくお願いします!

この1週間では何といっても、先週22日(木)~23日(金)にかけて通過していった低気圧の影響ですね。
これでサイズが急激に上がり、その後のバックスウェルも届き、土曜日24日の午前中には、各ポイントで上級者セッションが繰り広げられていました。
個人的には志田が最高でしたよ。
ただし、この日(24日)の午後からは一気ににサイズが下がり、翌日の日曜、26日(月)はスモールコンディションに戻ってしまいました。。。
そして、火曜日(27日)には、また若干の南ウネリが届き胸~肩のファンな感じに持ち直し、とても変化のある1週間でした。
気になる地形も、今回のサイズUPで結構変化した様子です。
場所によっては良くなったりしましたが、逆に崩れてしまったポイントもありました。。。
では早速、一宮から。

正面左側は先週と比べると堤防付近まで広範囲に結構砂が着いた様です。
南の風波にも反応してますので、満潮の時間帯を除けば問題なさそうな地形になりました。
この日も混雑してましたが、ピークがいくつかに分かれるので、もし混んでいる時に遭遇したら空いてるピークを探してみて下さい。
その方が多分楽しめますよ。
またこの日は、中央付近で何やら怪しげ(?)な工事をしていましたので、

今後に注目です。
続いてサンライズです。

アウトからインサイドまで砂はついていますが、ピークもバラバラに出現してる様子。
開き気味のダンパーかコンパクト過ぎてショルダーの張らないブレイクが目立っています。
また、潮が多くなるとボヨついてくるようで、お世辞にも地形が良いとは言えませんが、

さて、東浪見ですが、

この日は潮の上げ始めで肩くらいありましたが、両脇の堤防周辺はアウトでブレイクしたあと、ギリギリつなげられるか消えてしまうかみたいな感じでした。。。


先週には、ギロチンダンパー健在とお伝えした志田ですが、
ここも地形が変わりましたよ。



ただ、ウネリの向きによってはダンパーになったりして、ブレイクが変わりやすいので注意してください。
次は太東ですが、
南ウネリが続いてるので波は小さい日が目立ちましたが、それでもご覧の様に膝~腰サイズにも反応する、アウトからインサイドまでの地形があります。

トラブルを事前に回避するためにも、左に移動する事をおすすめしますが、無理にではなく、その日のコンディションを考慮して移動してください。
橋を渡って夷隅です。
ミドルからインサイドは相変わらず砂がついてますが、アウトは更に深くなってしまったようです。

ただし、満潮に近付くほど反応は悪くなりそうです。。。
ここは特にピークが狭いので、混雑時はエントリーしない方が懸命ですので、避けてください。
最後に大原海水浴場。
全体的に砂がついていて、ご覧のとおり膝波にも反応しています。

ここも堤防とテトラに挟まれてピークが狭いので、隣(北側)をチェックするなどして混雑を避けてください。
このエリアの現況は以上の様な感じですが、明日以降は、先週(22日/23日/24日)のような大きなサイズUPは期待薄ですね。。。
しかし、地形は悪くないポイントが多いので、前線や高気圧による風波程度にも反応して、時間帯によって楽しめる可能性が充分あると思います。
引き続きチェックは必要ですよ!
最後に水温ですが、時化後の南風が強かったため、少し冷たくはなりましたが、ジャージのフルスーツで問題ないレベルだと思います。
今回のレポートは以上になります。
それでは、また来週水曜日か木曜日に!!
良い波乗ってください!

