一宮エリア
2014-06-12 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCMの新コーナー「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

このエリアで生まれ育った根っからのローカルプロサーファーとして、また、漁師ならではの海と天気に関する豊富な経験から、様々な情報とアドバイスをお届けしています(そのつもりです:笑)!
原則として毎週水曜日か木曜日に「ここ最近一週間のエリア状況」をお届けしていますので、宜しくお願いします!
ただ、いかんせん地形や波は刻一刻と変化しますので、このコーナーの担当は結構難しいですね(汗)。。。
では、本題へ!
ここ最近は、小さな低気圧が連続して沖を通過していったので、雷や大雨など天気は不順で最悪でした。。。
土曜日(7日)には、一宮周辺で雷が落ちたらしく、停電になった地区もあったそうです。
(皆さん、ゴロゴロ雷鳴が聞こえたら、すぐに海から上がって避難しましょう!)
しかし、波は風波から始まり、それほどのサイズアップはなかったものの、日曜日にはウネリがまとまって、どこのポイントも楽しめる波になっていました。
僕はサーフィンに夢中になってしまい、太東でのaspロングボードコンテストのチェックを忘れてしまった程です。
すみません!。。。
先ずは、一宮からです。
※以下の写真は10日(火)昼頃(中潮×ミドルタイド)の撮影です。


所々沖にカレントが出ていてボヨついたところがあります。

終日を通してコンディションは良さそうですが左側は引いてる時の方がいいようです。

続いてサンライズです。
全体的に手前が深くなってしまっていますね。
インサイドセクションは、探せばショアブレイク気味でサーフィンできますが、アウトからミドルセクションまでのブレイクが、メインのピークになっていますので、サイズのない日は引いてる時間帯が良いと思います。
※以下の写真は10日(火)昼頃(中潮×ミドルタイド)の撮影です。



東浪見です。
※以下の写真は10日(火)昼頃(中潮×ミドルタイド)の撮影です。

アウトでブレイクしますが、殆どの波が繋げられずに、ミドルで消えてしまっています。

ただし、流されないように充分注意してください。
特にビギナーの方はエントリーしない方が良いですよ。

ただピークが狭いので混雑してますけど。。。
やはり引いてる時間帯がオススメです。
さて、志田ですが、全体的に少し深くなってしまったようです(泣)。。。
特に中央はインサイドの地形がえぐれてしまった様子で、ミドルセクションまでで波が消えてしまいます。
※以下の写真は10日(火)夕方(中潮×ほぼハイタイド)の撮影です。


でも、この時の様子では満潮時はイマイチかと。。。
太東です。
※この写真は9日(月)昼頃(中潮×ハイタイド近く)の撮影です。

波の小さい日の満潮時はなおさらですよ。。。
ただガストの下くらいまで移動すれば地形もあり、他のポイントよりサイズは落ちますが、終日を通してサーフィンできています。
続いて、夷隅です。
※以下の写真は9日(月)午後(中潮×ほぼハイタイド)撮影の2番/3番です。
この日はサイズがあったのでアウトからブレイクしていましたが、それでもショルダーはタルめでアウトは深い印象ですので、潮が引きに向いている時間帯が良さそうです。


しかしここは、そういったカレントでかなり危険が伴うポイントですので、ビギナーの方はエントリーしないほうが賢明かと思います。
最後に大原です。
大きな地形の変化はありませんでした。
※この写真は9日(月)昼頃(中潮×ハイタイド近く)の撮影です。

左手のテトラと右手の堤防の近くにもピークはできますが、カレントの影響でボヨついた様子です。
ビギナーの方は、このような障害物には近づかないようにしてください。
さて、このエリアの気になる水温ですが、温かくなりましたね。
晴れている日なら朝夕を除けばシーガルやロンスプで行けそうです。
天気が悪い日や、朝夕にはジャーフルが欲しい感じですが。。。
沖では水温が20℃以上ある日もありましたよ!
以上、今週はこんな感じでしたが、昨日11日(水)からは天気が崩れ、台風6号崩れの低気圧の通過もありそうです。
当然サイズアップが期待できますが、ハードなコンディションになると事故も増えるので、無理せず自分のレベルに合ったポイントを探して、楽しんでください!
では皆さん、また来週(水or木)!!

