南房総エリア
2014-07-16 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当、千倉の鈴木国雄です。

各地に甚大な被害をもたらした「台風8号ノグリー」ですが、先ずは、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
と共に、無くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
ただ、お陰様で当南房総エリアには、さしたる被害も無く一安心でした。。。
南→南西→西へとスエルの方向が変わるに連れて、普段は全くブレークする事の無いサーフスポットへも、波だけが届いていました。
私事ですが、某所で数回クラシカルな波を楽しませて頂きました。
さて、前置きはこの辺にして、それではそろそろ本題へ。
そんな台風一過の11日(金)から日曜日(13日)迄のホームの千倉は、何とかモモ~コシ前後をキープしていましたが、ここ数日はロングでもかなり厳しいコンディションが目立っています。。。
この程度のサイズだと、和田~千歳が中心となりますね。
地形的には大きな変化は見られませんが、いかんせん波が無く、すでに海水浴モード!?

しかも、潮の上げ過ぎ引き過ぎは思いっきりNGです。
ちなみに海水浴場の開設に伴うエリア規制は、7月25日(金)~8月24日(日)、9時~16時迄となります。
上記期間外は、エリア規制が無くライフセーバーも不在で、有る意味無法地帯化していますので、海水浴客との接触等に充分ご注意下さい!
次はお隣の千歳。
しばらく続いていた、インサイドからミドルにかけての深めな地形は解消された様ですが、やはり上げ過ぎと引き過ぎの時間帯は、コンディションを落とし気味です。
写真は15日(火)の引き始め↓

ブレーク箇所は相変わらず、左・正面・右と3エリア有りますので、混雑時でもサーファーは分散されていますね・・・。
これからの時期多くなる南西寄りの風で弱めでしたら、さほど影響を受けませんので、人気スポットとして週末を中心に賑わう事間違い無し!
そして和田方面は、花籠。
実は昨日(15日)、こちらで最干(ロータイド)から一時間後にサーフィンしましたので、実体験で書きますと、
階段を降りて正面から右側は、このサイズですとほとんどブレークしておらず、左側の河口辺りからパドルアウト。
ビーチから沖に向かい数十メートルはムネ位の深さが有り、その後更にアウトに出ると、ヒザ位の浅瀬(洲)が続き、ブレークのピーク位置でも背が立つ程。
写真(↓)は昨日(15日)。

ただしこのサイズですと、最干(ロータイド)を挟んで前後2時間、計4時間程がベストコンディションとなっていると思われます。
その証拠に、最後は全くブレークしなくなり、パドルで上がりました…。(涙)
次にずっと地形がふるわない大原駐車場前。
まずはこの写真から(15日)。

それでも右側に寄れば、干潮時でしたらテイクオフから1ターン程度は出来ていました。
この和田方面の両ポイント、共にキーワードは『干潮時』ですね!
そのあたりも考慮してチェックしてみて下さい。
そして最後は白渚。
こちらクジラのオブジェ前から右側は、インサイドからミドルにかなり砂が付き浅いので、潮が多い方がダンパーになりづらく乗れています。
15日(火)の干潮3時間前、手前の浅さが気になります。↓

逆に左側は、引いている方がショルダーが張り、スモールコンディションでも楽しめていました!
15日(火)の左側↓

以上の様に、ここ数日間は物足りないコンディションの南房総エリアですが、まぁ場所を選べば、暑さをしのぐ程度の波はなんとかブレークしています。
水温の方ですが、週末(12~13日)に吹き続けた南西寄りの風の影響で、月曜日(14日)は、シーガルでも腕が痺れる程冷たく感じ、事実ジャーフルの方も目立ちました。
しかし、昨日(15日)は、スプリングでもいけました。
この様に、陽気がいくら真夏でも、この南西の風が強く吹き続けたら要注意ですね!
気温との差が、余計に冷たく感じさせますので、せめてスプリング~シーガルの念のためのご準備はお忘れなく!
さて、天気図を見ても、当面波の上がりそうな要素は見当たりません。。。
しかし、このエリアの諸条件をしっかり把握して頂ければ、どこかでスモールながらも良い波を当てられると思いますので楽しんで下さい!
今週は以上です。
それでは、また来週お会いしましょう!!

