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『Vans US Open of Surfing』はファイナルデイを戦うメンバーが決定!

2014-08-03 更新
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現地時間8月2日、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催中の『Vans US Open of Surfing』はプライムのR5、ASPウィメンズワールドツアー第6戦のQFが進行し、ファイナルデイを戦うメンバーが決定。

まず、プライムのR5はアダム・メリング(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)、フィリッペ・トレド(BRA)、ブレット・シンプソン(USA)などのトップ34の他、今シーズン2度の6スター優勝を決めてWQSランキング2位のマット・バンティング(AUS)、マキシム・ハシーノ(FRA)、ウィリアン・カルドソ(BRA)、ギャレット・パークス(AUS)の8名が勝ち上がり、QFへ。

ローカルヒーローで『US Open of Surfing』を2度制覇した経験があるブレット(写真下)は、「ここでは良くサーフィンするから落ち着いて出来るよ。ビードは常にビッグスコアを出せるタフな相手さ。この一年、身体的には調子が良いんだけど、厳しい対戦が多く、変なミスを招いたり、フラストレーションが溜まっている。ヒートを勝ち上がるには、それを断ち切る必要があるね」とビード・ダービッジ(AUS)とのクロスゲームの後、インタビューに答えていました。

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ウィメンズワールドツアー第6戦はQFの4ヒートが進行。
前半戦2勝でカレントリーダーの座をキープしているカリッサ・ムーアと今シーズンはまだ勝ちが無いタイラー・ライト(AUS)のカードが注目されていましたが、前日にエアリアルをメイクして調子の良さをアピールしていたタイラーが8.33を含むトータル15.93でカリッサを抑えてSFへ。

一方、ランキング2位のサリー・フィッツギボンズ(AUS・写真下)は、ルーキーのジョアン・ディファイ(FRA)に辛くも勝利。ブラジル、フィジーと直近の2戦を続けて勝利しているサリーにとって、カリッサをトップから引きずり下ろすチャンスが巡ってきました。

「少しでもスコアを伸ばすためのマニューバーを心掛けたわ。ハンティントン、そして今日のようなコンディションでは、波に対する意欲と適応する気持ち。自信が必要よ。勝ち上がれてストークしているし、次のセミファイナルでも全力を尽くすわ」と波数が少なく、ロースコア勝負となったジョアンとのヒートを振り返ったサリー。

SFの対戦相手はステファニー・ギルモア(AUS)です。

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ファイナルデイを前にこの日はジュニア&ウィメンズジュニアのファイナルが行なわれ、マット・バンティング(AUS・写真最上部)とベイリー・ナジ(HAW)が優勝。

7ポイント台を2本重ねたカム・リチャーズ(USA)が主導権を握っていたファイナルでしたが、終了間際にバックハンドで2つの大きなターンとインサイドセクションをキッチリとメイクしたマットが9.00をスコア。
4位から一気にトップに立って優勝。ヒート終了後は笑顔でガッツポーズを連発していました。

「とても嬉しいよ。ヒート中はなかなか波に乗れなかった。でも、最後の数分に神様からの贈り物があったのさ。明日がオレにとってのメインイベントだけど、すでに賞金を手に入れたし、アメリカで優勝して良い経験も出来た。それだけでストークしているよ」とファイナル終了後のインタビューに答えたマット。

ジュニアでの優勝の勢いがプライムに繋がるのか?
今シーズンのWQSでゴールデンボーイと呼べる活躍を見せているマット。
ここで優勝すればクオリファイの可能性は非常に高くなると言えるでしょう。

ウィメンズジュニアでは、野呂玲花、前田マヒナが共にQFを1位通過でSFへ。
野呂玲花はSFで敗退したものの、前田マヒナはファイナルまで残り、優勝も狙える戦いぶりでしたが、ベイリーに僅かに及ばす...。
ちなみにウィメンズは8月中にカリフォルニア、フランス、スペインと3つのスターが続きます。
「ALLEZ!japan」というプロジェクト支援のサイトで目標金額に達した野呂玲花は、この3連戦に出場予定。
世界を目指して挑戦している彼女を応援しましょう!

 
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ジョエル・チューダー主催の『Duct Tape Invitational』はジャスティン・キンタル、チャド・マーシャル、ライアン・バーチ、タイラー・ウォーレンがファイナルに残り、ジャスティンが優勝。
シングルフィン、ノーリーシュ、9’2以上、12lb以上(約5.44kg)、但しシェアライドはありと独自のレギュレーションで世界中を回っているこのイベントには、日本からも瀬筒雄太が招待され、ロングボードの楽しさを表現していました。

『Vans US Open of Surfing』のファイナルデイはプライムのQFからスタートする予定。
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとアベレージサイズのハンティントンが舞台になりそう。
ライブ中継は日本時間の深夜〜早朝にかけて配信されます。

ジュニア2スター
『Vans US Open of Surfing』結果
1位 マット・バンティング(AUS)
2位 カム・リチャーズ(USA)
3位 ジョシュア・モニーツ(HAW)
4位 ミゲル・トゥデラ(PER)

ウィメンズジュニア2スター
1位 ベイリー・ナジ(HAW)
2位 マヒナ・マエダ(HAW)
3位 ブリアンナ・コープ(HAW)
4位 ミアー・コリンズ(USA)

『Vans US Open of Surfing』公式サイト
http://www.vansusopenofsurfing.com/2014(PC用)

photo: ASP Covered Images

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