『Billabong Pro Teahupoo』のワイルドカード2名が決定!
2014-08-11 更新

8月15日〜26日にタヒチ・チョープーで開催されるASPワールドツアー第7戦『Billabong Pro Teahupoo』のワイルドカードを決める『Air Tahiti Nui Billabong Pro Trials』が週末に終了。
過去にワイルドカードから優勝したブルーノ・サントス(BRA)、ファイナルを戦ったマノア・ドローレ(PYF)を始め、ダミアン・ホブグッド(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)、ジャック・ロビンソン(AUS)など世界中から32名のサーファーが選ばれ、僅か2枠を求めて激しい戦いを繰り広げました。
公式6-8ftレンジのバレル勝負となったこのバトルを制したのは、ローカルのタウマタ・プフェリン(写真最上部)とネイザン・ヘッジ(AUS)でした。
今回のトライアルにはミシェル・ボウレズ(PYF)の弟、ケビンも参加していましたが、ワイプアウトの際に頭をリーフにヒットさせてしまい、重体に...。
チョープーのサーフィンは常にリスキーであり、危険と隣り合わせ。毎年、必ず負傷者が出るイベントなのです。
トライアルの常連であるタウマタは2010年にメインイベントに参加した経験があるものの、R2でミック・ファニング(AUS)に完敗。
ローカルとは言ってもトップ34のメンバーに勝つのは容易ではありませんが、過去にファイナルまで進んだマノアのようにチャンスが無い訳ではありません。
「今日の波は凄い良かった!また勝てたなんで信じられないよ。みんなとても上手かったしね。2010年にトライアルを勝った時は素晴らしい経験になった。再び’Billabong Pro’で最高のサーファー達に挑戦することを楽しみにしているよ」とタウマタはコメント。

元CT選手のネイザン(写真上)はツアー復活を求めて世界中を転戦。現在、WQS35位とクオリファイ圏内には遠いものの、今回のワイルドカード獲得で久々に夢の舞台に立つことが決定。
「今日はタヒチアン、そしてタウマタの日だったし、彼が優勝を手に入れた。ファイナルに進めてストークしているよ。オレの人生で最高の波に乗れたし、まるで夢のようだったね。トライアルには大きなリスクがあった。オレはインターナショナルの枠を得て参加出来たし、私達の求める波があり、同時に不思議な一日だった。ボウレズの家族と祈りたい。ケビンはチャージするのが何よりも好きな男なんだ。素晴らしいサーファーさ。彼の完全復活を願う。すぐに海に戻ってくると信じているよ」と一緒に戦った仲間への思いを語っていました。
タウマタとネイザンの二人のワイルドカードはR1でカレントリーダーのガブリエル・メディナ(BRA)、2位のジョエル・パーキンソン(AUS)と対戦します。
2014年ASPワールドツアー
『J Bay Open』終了後のランキング
1位 ガブリエル・メディナ(BRA) 36,150pt
2位 ジョエル・パーキンソン(AUS) 34,400pt
3位 ミック・ファニング(AUS) 32,650pt
4位 タジ・バロウ(AUS) 31,950pt
5位 ミシェル・ボウレズ(PYF) 30,500pt
ASP公式サイト
http://www.aspworldtour.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images
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