BillabongXXLアワード2006はガーラックが受賞!!
2006-04-18 更新
乗った波のfeet数に1000ドルを掛けた金額が賞金となるというなんとも気前の良いシステム?になっているため、68ftの波に乗ったガーラックに与えられる賞金はなんと68000ドル(約800万円)。かつてASPワールドツアーで総合2位になったこともある40歳のガーラックですが、この波をメイクしたのは昨年の12月21日で、場所はメキシコのトドスサントスでした。
「あの波にテイクオフした時点では、それがどんなに大きな波かってことに気付いてなかったんだ。スウェルはどんどん上がっていたけど、暗くなる直前の、この日最後の一本だった。最後にもう一本乗りたかったんだ。この波に乗り始めたら見てたみんながエキサイトし始めて・・・でも、乗ってるほうは背後がどんなになってるかなんてわからないものさ。トドスサントスでは長いことサーフしてるけど、この日は今までで一番凄かったよ。」とガーラックは語っています。
そしてその貴重な瞬間の撮影に成功したフォトグラファーのロバート・ブラウンにも、5000ドルの賞金が与えられたとのこと。ちなみにこのときのガーラックのトーイン・サーフィンのパートナーとしてジェットスキーに乗っていたマイク・パーソンズは、2001年にコルテスバンクで66ftの波に乗った、BillabongXXLアワード2002の受賞者。その他、トーインではなくパドルでの最大の波に乗った者に与えられる「モンスター・パドル・アワード」はチリのディエゴ・メディナに、「モンスター・チューブ・アワード」はシェーン・ドリアンに、「ベストパフォーマンス・アワード」はハワイのジェイミー・スターリングに与えられ、授賞式に集まった2000人近くのサーフ関係者たちは、それぞれの迫力ある映像に圧倒されたとのことでした。
それにしても、たった一本の波で何千ドルもの賞金が手に入るなんて夢のようなお話ですが、この写真を見れば、とても常人には真似のできない命懸けのチャレンジであることは明白で、高額の賞金にもただただ納得するしかありませんね。