デューク・カハナモクがオーストラリアにサーフィンを伝えてから100周年
2014-10-28 更新

「近代サーフィンの父」と呼ばれているハワイの英雄、デューク・カハナモク。
サーフィンをアメリカ本土に広めたデュークは水泳選手としても活躍し、ハワイで最初のオリンピック金メダリスト。
真のウォーターマン、エディ・アイカウにも大きな影響を与えた偉大な人物として今でも語り継がれています。
そのデュークがオーストラリアにもサーフィンを広めていたことは、日本では意外と知られていません。
1912年、ストックホルムのオリンピックの男子100m自由形で金メダルを獲得したデュークは、オーストラリアのオリンピック選手と同時に良きライバルだったセシル・ヒーリーに招待されてオーストラリアへ。
その2年半後、デュークはシドニー近郊の崖に囲まれた美しいビーチ、「フレッシュウォーター」でサーフィンのエキビジョンを行い、アロハの精神とサーフィンを伝え、これが現在のオーストラリアのサーフィン&ビーチカルチャーの発祥になったと言われています。
その記念すべき1915年1月10日から100周年となる2015年。
1月8日〜10日にフレッシュウォーターで『DUKE’S DAY』が開催されます。
サーフムービーの巨匠、ジャック・マッコイ他、オーストラリアとハワイのレジェンド達が中心となり、フレッシュウォーターのサーフライフセービングとボードライダーズクラブ主催で行なわれるこのセレモニー。
100周年記念、海や環境に対するリスペクト、そしてオーストラリアのサーフカルチャーとアロハの精神を改めて呼び起こすのが目的です。
ビーチでは100年前にデュークが披露したようなハワイアンによるエキビジョンの他、プロによるサーフィンレッスンが行なわれ、クラブハウスでは100年の間にコレクションされたサーフボード、写真やアートの展示。プレゼンテーション、マーケット、ライブも開催予定。
夜には野外に設置された大型スクリーンでジャック・マッコイの作品『A Deeper Shade of Blue』が公開され、その全てはフリーで楽しめるそうです。
ちなみにエキビジョンの主役は毎年8月に開催されるデュークの生誕を祝うイベント、『Duke’s OceanFest』のチャンピオンであり、2010年のWLTチャンピオンでもあるデュエン・デソト。
「私はデュークの足元にも及ばない。彼の代わり、彼のしたことの代わりは難しいと感じているけど、謙虚な姿勢で彼を誇り高くする良いショーを見せるつもりさ。とても興奮しているし、ハワイとオーストラリアがサーフィンを通じて大きな絆を築き、共に歩み寄る素晴らしい行事だと思うよ」とデュエンは話していました。
『DUKE’S DAY』の開催は2015年1月8日〜10日。
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