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一宮エリア

2015-01-09 更新
皆さん、明けましておめでとうございます。!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
今年もよろしくお願いします。

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昨年最後の更新(12/29)後は、サイズが残り年末は沢山のサーファーでにぎわっていましたが、年が明けてからは急激にサイズダウンした日もありました。

しかし、概ね腰~腹/胸くらいのコンディションが続いたと言え、サンライズ~志田が人気で、特に人が集まっていましたよ。

そして、今週(1/5~)に入り、火曜日(1/6)に南風の荒れた天気で、再び肩くらいまでサイズが上がり、翌水曜日(1/7)は波が残り、風も穏やかになったので、力の無い波でしたが、どこのポイントも形のいいブレイクで、十分楽しめるコンディションでした。

ただ、昨日1/8(木)は朝から強烈な北西の風が吹き一気にサイズダウン。。。


それでは各ポイント毎の今年最初のレポートです!


『一宮』からです。
1/7水曜日の14時頃に撮りました。

昨年末と大きな変化はありませんね。
相変わらず全体的に深い地形のままで、最近は大時化もないためインサイドに砂がたまってきて、ドン深から激浅という状態なので、基本ショアブレイクの地形になっています。
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ただし、形のいい波もあったので、中級者以上なら遊べるかも知れません。

また、この写真の時は腰~腹位でしたが、引いている時間帯は、ライディングできないものの、沖でブレイクする波もあったので、所々沖にもピークが隠れていそうです。
胸以上サイズが上がった日は、潮の上げ始めや引いている最中の時間帯を狙えば、意外と遊べるタイミングが有る地形かも知れません。



『サンライズ』です。
ここも水曜日(1/7)で、14時半頃の状況からの判断です。

ここも全体的にインサイドに砂がついている印象です。
昨年末のレポートの時よりアウトの反応が鈍く、地形が手前になって来ています。
でも、ここはいつもインサイドで波がなくなってしまう地形になりがちなので、この状態の方が、サイズが小さくてもどうにかなりそうですね。

しかし、中央から出るカレントでこの付近はヨレヨレ、ボヨボヨ。
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右側の堤防も、最近はウネリをかわしていてサイズ不足が続いています。
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胸以下の波の小さい日は、ピークが左側だけになるので混雑しやすい様子。
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しかし、肩くらいまで上がれば、真ん中ちょい右のピークが反応すると思いますので、チェックしてみて下さい。

何れにせよ、上げ満タンの時間帯は避けた方がよさそうな地形です。



『東浪見』です。
同じく1/7(水)、時間は15時半頃になります。

ここも大きな地形の変化は無く、左側がメインになっています。
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アウトの地形をキープしているので、距離が乗れる波が来ていました。
膝~腰くらいまで下がっても対応できそうな地形の様です。

そして、ここも中央から出るカレントの影響で、真ん中周辺はおすすめできません。
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右側は堤防でウネリをかわしていて、波数が少なく、ショアブレイクです。
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ただ、人気はなさそうですが、レギュラーの地形があるので、胸以上にあれば意外と狙い目かもしれません。

アウトは深い状態です。
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肩以上にサイズが上がれば、引きを狙ってできる時間帯があるかもしれませんね。。。

全体的には、サンライズと似たような地形ですが、ここは潮のタイミングを気にしないでやれそうな地形ですよ!



『志田』です。16時頃です。

ここも昨年末より、アウトが深くなった印象です。

右側は、今までの地形をキープしていて、手前まで砂が残っているので、距離は十分乗れる地形になっています。
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真ん中から左側は、地形がコンパクトになり、ピークが狭くなってきています。
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インサイドもカレントが入って、掘れている所もあります。
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引きより、上げに向かう時間帯がオススメだと思いますが、手前にたまっていた砂がビーチにうちあがり、バックウォッシュができやすくなっていたので、満潮に近い時間帯は避けた方がいいかもしれませんね。
ボヨつきが目立ちますので。。。

それを除けば、ここがどのコンディションにも一番対応できそうな地形です。
ただし、風向きだけは要注意ですが。。。



『太東』です。
ここからは、昨日木曜日(1/8)のチェックとなります。
時間は13時頃でした。

ここも志田と同じく、凪が続いて砂が手前に集まってきていました。
ビーチまで砂が上がりはじめ、去年の夏のような地形になっていますね。
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アウトは深い印象ですが、今のところインサイドには砂が残っているので、腰~腹以上のサイズになれば、十分できる地形だと思います。

ただ、この時期は西よりのウネリが多く、このポイントはウネリが届きにくいので、低気圧が沖を通過したりして、ウネリの向きが変わらないと期待薄ですね。
更に北西~北風が吹くことが多いので、風に煽られたりで、コンディション的にも厳しいかと思います。



最後に『夷隅』です。
昨日1/8木曜日の13時半頃に撮った様子です。

ここも他のポイントと同様にアウトが深い印象です。
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この日はフラットな状態でしたが、ウネリの様子を見ているとブレイクはしないものの、ミドルセクションで波が起き上がってきていましたので、普段はインサイドもドン深になりますが、最近は手前にも地形が残っている様です。
これなら、胸以上のサイズになれば出来る様になる地形だと思います。

ここをチェックするなら潮が少ない時間帯がオススメです。
ただし、肩~頭以上のサイズになると(そこまでサイズが上がる可能性は低いと思いますが…)、パワフルな波になってくると思うので、決して無理のないようにお願いします!
カレントも強くなるので、ビギナーの方は控えてください。



ポイント毎のレポートは以上です。

さて、このエリアの水温ですが、沖には15℃くらいの温かい潮が来ているのですが、サーフエリアは、中々水温が上がらないようです。
更に最近の西よりの風の影響で、また水温は下がってくるのではないでしょうか。
この先は当然、基本的にフル装備が必要となります。

また、波もあまり期待できませんね。。。
この時期は力の無い波になる事が多く、形は良くても見た目より頼り無い乗り心地の波質になりがちです。

天気も今回の冬型が長引きそうな予報なので、北西の風が続くのでは?
この風で、メンツルを狙うなら、一宮~サンライズの間のヘッドランド南側と夷隅といったところです。
特にサンライズなら、小さくても楽しめそうですので、ここからのチェックが良いかと思います。
朝夕等、この風が止んでいたら、東浪見からのチェックも良いでしょう。


では、2015年最初のレポートは、以上になります。
それでは、また来週(木or金)!
皆さん、本年も宜しくお願いします!

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