WSL開幕!2015年最初のイベントを制したのは?
2015-01-10 更新

現地時間1月8日、ASP(アソシエーション・オブ・サーフィン・プロフェッショナル)改め、WSL(ワールド・サーフィン・リーグ)としてスタートした2015年最初のイベント『Shoe City Pro』がカリフォルニアのハンティントンビーチで終了。
カリフォルニアでは年末から珍しいほどのスモールコンディションが続いていましたが、前日から入った南南西スウェルで公式2-4ftレンジ。風も弱く、夏のような陽気にも恵まれてまずまずの開幕戦となり、参加した唯一のCT選手、コロヘ・アンディーノ(USA・写真最上部・下)が優勝!
WQSの1000ポイントと賞金の6,000USドルを獲得しました。
「ストークしている。自分にとって最高のイベントになったよ。ハワイでの最終戦から少しの休みを経た後、コンペティションに対する姿勢を戻すことが出来たし、サーフボードの相性にも自信を得ることが出来た。このイベントに出場した理由は、良いリズムに乗るためという部分もあるんだ。もっと若い頃は毎週のようにコンテストに出場していたからね。グリフィン、クレーン、ネイトのようなサンクレメンテでいつも一緒にサーフィンしている奴らと対戦出来たのも面白かった。彼らがオレのことをとても強くプッシュしたから、優勝するためによりハードに攻める必要があったのさ」とコロヘ。

ファイナルは4人ヒートでしたが、熾烈な優勝争いの相手となったのは90年代にブラジリアンの先駆者としてワールドツアーで活躍したファビオ・ゴーベイアの息子、イアン・ゴーベイア(BRA)
20年以上前、コロヘの父、ディノ・アンディーノと争った関係が第2世代に受け継がれた形。
あの頃と違うのは明らかにブラジリアンの勢力が増し、遂にワールドチャンピオンが誕生したこと。
その一方でサーフィン、コンペティションに対する情熱は当時と変わらないと言えるでしょう。
「ここでの自分の計画は新しいサーフボードを試すこととオーストラリアのためのトレーニング。今年最初のイベントでQS初のファイナル進出。ストークしているさ。コロヘのような相手と戦ったことは良い経験になったし、学ぶことも多い。彼らを倒すために自分自身をプッシュすることも出来たよ」とイアンはコメント。
ジュニアのイベントから卒業して2年間ビッシリとQSをフォローしているイアン。
2013年に122位。2014年に81位と確実にランキングを上げ、今年は一気に頭角を現す可能性もありそうです。
なお、昨年までの1スターからプライムという7つのグレードから、今年は優勝で得るポイントがそのまま数字となり、1,000、1,500、3,000、6,000、10,000の5つのグレードに変わります。
『Shoe City Pro』は一番低い1,000。
次のイベントは1月29日〜2月8日にハワイのパイプラインで開催される3,000『Volcom Pipe Pro』
ハワイの次はオーストラリアレッグに入り、まずは1月30日〜2月1日にオーストラリアのバーレーヘッズで1,000『Scoot Burleigh Pro pres by Vissla』でが開催されます。
『Shoe City Pro』結果
1位 コロヘ・アンディーノ(USA)
2位 イアン・ゴーベイア(BRA)
3位 コリー・アランビード(USA)
4位 グリフィン・カラピント(USA)
WSL公式サイト
photo: WSL Covered Images
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