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一宮エリア

2015-02-26 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回(2/17-火)の更新後は、雪が予想されていた低気圧が、発達しながら沖を通過してクローズしました。
その後も前線や低気圧が頻繁に発生し、ハードなコンディションが続いてしまいました。。。

そして、月曜日(23日)には半袖で過ごせるほど暖かくなり、南風が吹いてくれましたが、波の方はまとまらずジャンク気味でイマイチ。
その後、ウネリは落ち着いてきたものの、風が再び北東に変わり、風波のジャンクなコンディションが、このエリアでは続いています。
その為、潮の満ち引きで波質が云々どころではなく、沖が遠いか近いかくらいしか変化が見られませんでした。

そして、特筆すべきは寒さと冷たさです。
先ほど1Rやってきましたが、何しろ今日(2/26)のこの陽気に加えて、水温も確実に下がってましたので、耳がちぎれました!(笑)

しかし、時化が続いたので、地形の変化が気になりますね。

という事で、各ポイント毎のここ最近の地形レポートに行きましょう!


『一宮』からです。
昨日2/25水曜日の10時半頃の様子です。

先週から続いている時化の影響で、強烈なカレントができています。
全体的にインサイドは横に流れるカレントが目立ち、ミドルセクションまで深くなってしまって波もまとまりなくダラダラ。
堤防脇も沖に出るカレントが強く、砂が掘られて深くなっています。
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砂が沖に出されて、堤防よりもアウトにたまっている様子なので、今のところアウトがメインになっています。

波数が落ち着いて、沖が反応するサイズが残れば良いのですが、サイズダウンで反応しなければイマイチの地形になったかと。。。
カレントがなくなって、手前に地形ができれば希望が持てそうですが、一度こうなってしまうと、これはまだ先の話になってしまいそうです。。。



『サンライズ』です。
昨日2/25水曜日の11時頃になります。

ここもカレントが強く、波も地形もまとまりないです。
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一宮と同じくインサイドは横に流れがあり、ミドルセクションまで深くなっている状態。
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中央でカレントが合流して沖に払い出しているので、アウトに砂がたまりハードなコンディション。
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そして、堤防脇にもやはり強烈なカレントがあるので、堤防横や堤防のアウトに地形があり、アウトのブレイクがメインになりそうな気配で、そうなってしまうと、波が小さくなったら厳しくなりそうです。。。

しかし、いつもよりインサイドの被害が少なく、堤防周辺のドン深地形は免れているので、一宮よりはマシな地形に落ち着くか?といった印象で、手前の地形が復活して欲しいところですね。



『東浪見』です。
水曜日(2/25)、11時半頃の写真です。

ここも中央から出るカレントが目立っていて、その周辺はミドルセクションが深くなり、地形も沖になっています。
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やはり手前はダラダラした様子。。。

ですが、カレントは強いものの左右の堤防の周りには地形が残っていますよ。
特に右側は今までよりも砂がついて、ちょっと厚そうに見えますが肩~頭サイズがベストなレギュラーの地形になってきていました。
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左側は未だハードなコンディションですが、手前までの地形が残っています。
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落ち着き始めてからのこのエリアでやるなら、ここ東浪見を基準にポイントセレクトするのも良いかも知れない地形になりそうです。



『志田』ですが、ここからは本日2/26(木)のレポートとなります。
時間は10時頃です。

ここも荒れた状態が続いていて、強烈なカレントができています。
左から右に向かってガンガン流れています。

その影響で、右側の堤防脇は沖に払い出す流れによって掘れてしまい、アウトに地形はできましたが、手前はまとまりなくダラダラした波になっていました。
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全体的には今までと同じく、インサイドからアウトまで砂がついています。
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この時も潮は満タンでしたが、特に深い様子はありませんでした。
まぁ、海が落ち着かない事には、厳しいコンディションが続きそうです。



『太東』です。
今日2/26木曜日、時間は10時半頃の写真です。
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ここのレギュラーの地形は、崩れてしまっていました。
先週までで賞味期限が切れたようですね。。。

最近はやはりカレントが強く、堤防脇の地形も荒らされてしまい、沖で反応するもののスムーズにインサイドに繋がらない状態です。
ジャンクコンディションで勘違いしやすいですが、実はサイズもなくなっていて、ここも既にサイズが足りていない様子。

しかし、インサイドにはしっかり砂が残っているので、海の様子が変われば地形もできる可能性は十分ありそうでした。



ポイント毎レポートの最後、『夷隅』です。
ここは、本日(2/26)11時頃見てきましたが、あまり変化はありませんでした。
やはりカレントが強く、波がまとまっていません。

その強烈なカレントの影響で、前回よりも全体的に地形が沖に出たようにも見えますが、サイズが落ち着いてくると、今まで通り手前がメインになってしまいそうな様子でした。

No.1.2は良くなっているとは言えませんが、マシにはなってきていましたね。
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しかし、No.3から南側はピークも狭く、いかにもショアブレイクといった状態で、今のところオススメできる地形になりそうな気配はありませんでした。。。
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今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


しかしそれにしても今日(2/26)は、冒頭でもお伝えしたとおり、北東ビュービューで体感温度が極寒です。
加えて水温も下がっていますので、引き続き完全防寒で、耳がちぎれないようにして下さい。

そしてこの先も、同じような天気が続きそうです。
今年は、意外にも1月~今月前半はよく凪ていましたが、ここへ来て例年通り時化の出番が来ましたね。
低気圧が頻繁に沖合いを通過するようになって来たと言う事は、春が近づいてきている証拠ではないでしょうか?
もう少しの辛抱ですので、頑張りましょう!

さて、低気圧が抜けた後は北西、もしくは西風が強く吹く傾向なので、コンディションは整ってきそうですが、今日(2/26)はウネリが落ち着き、風波チックになっているので、一気に真っ平になってしまうかも。。。

ただその代わり、海が落ち着けば地形が変化してくると思いますので、焦る必要は無さそうです。

以上、最後までお読み頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)お届けします!!

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