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『Roxy Pro Gold Coast』R2から再開!

2015-03-03 更新
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現地時間3月3日、2日間のレイデイの後、南東よりのウネリが僅かに強まったオーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスで『Roxy Pro Gold Coast』がR2から再開。
潮が引くのを待ってお昼前から夕方にかけて行なわれた6ヒート。後半にはオンショア気味の風も吹き込み、トリッキーなコンディション。クロスゲームが多い中、今シーズン最初の敗者が決まることに...。

R1でパワーアップしてWCTに帰ってきたシルヴァナ・リマ(BRA)に大敗したステファニー・ギルモア(AUS)はトライアルで優勝してワイルドカードを得たブロンテ・マコーレー(AUS・写真下)と対戦。
序盤に8.17のハイスコアをマークしたステファニー。その後はバックアップスコアを伸ばせず、バックハンドで手堅くミドルスコアをまとめていくブロンテに抑えられてしまい、危うく初戦イチコケという危険な状況に。
しかし、ラスト1分でセットを掴み、ニード3.83のシチュエーションで大きなトップターンからカービング、フィニッシュまでメイクして7.10をマーク。
土壇場で逆転に成功してR3へ。

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「戦う前はいつだってナーバスになるけど、それは良いことだと思う。相手を絶対に過小評価してはいけない。特に才能があって戦略も優れているブロンテみたいな選手。自分を信じて我慢強くスコアを出せる波を待ったわ。スナッパーの波を信頼して道が切り開いたわね」とホッとした表情でインタビューに答えたステファニー。

6度のワールドタイトル、今イベントのディフェンディングチャンピオン、ローカル。そんなステファニーでさえ一つのヒートにも気を抜けないのが現在のウィメンズのツアー。
メンズでも言えることですが、特にワイルドカードとの対戦は常に危険が潜んでおり、過去に痛い目に遭っている選手も数多くいるのです。

次のR3はシルヴァナを含めたリベンジマッチ。R1と同じく敗者が出ない3人ヒート(1位がQFへ。2位と3位がR4へ)だけにステファニーもリスクを恐れず全力で攻めてくると予想されます。

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R2のハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアをマークしたのは今イベントで活躍が目立っているハワイアンの一人、ココ・ホー(写真上)
最終ヒートでローラ・エネバー(AUS)と対戦したココ。序盤に6.17、7.10とスコアを重ねたローラが主導権を握っていましたが、中盤に入ったセットでスタイリッシュかつパワフルなターンを繰り返し、ジャッジが出した答えは9.23。
前半にスコアした6.93と合わせ、トータル16.16でローラを抑えてラウンドアップを決めました。

「怖いヒートだった。自分のサーフィンを活かせるチャンスが巡ってきて良かったわ。他の選手のヒートを見て研究していた成果が一日の最後に発揮出来て嬉しい」

メンズを合わせると総勢10名にも及ぶハワイアンが揃っている今シーズン。
H5ではルーキーのタティアナ・ウェストン・ウェブも勝ち上がったため、タイラー・ライト(AUS)に負けたアレッサ・クイゾン。メンズではR2行きを強いられたルーキーのキアヌ・アシングを除くと全てR3進出を決めており、今のところハワイアンにとって良い流れになっています。
ちなみにウィメンズでは2011年にカリッサが優勝していますが、メンズでは2002年に『Billabong Pro』から『Quiksilver Pro』に変わってから優勝したハワイアンはいません。

その他にR2をラウンドアップしたのは、コートニー・コンローグ(USA)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
R1からR3に進んだのは、マリア・マニュエル(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS・写真上)、シルヴァナ・リマ(BRA)、ディミティ・ストイル(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、レイキー・ピーターソン(USA)

ネクストコールは現地時間3月4日の7時30分(日本時間の同日6時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南東よりのウネリは早くもサイズダウン。次に変化が出るのは6日の金曜日になる予想。

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WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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