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海辺、海中のゴミの数ワースト1は?

2006-06-01 更新
クリーンアップ全国事務局(JEAN = Japan Environmental Action Network の略)をご存知ですか!?
JEANとは、海のゴミ問題解決のために、日本でのクリーンアップキャンペーン活動のコーディネイトを行っている団体です。
「日本での」と書いたのは、この活動が世界規模で推進されているワールドワイドなクリーンキャンペーンだからです。
なんと、世界中で約118の国と地域が参加しており、日本も1990年から連続参加で、今年で14回目を数えます。
約300カ所に分けられたエリア毎に、春秋の年2回、海岸のゴミを拾い集め、データを取り、最後に事務局がまとめてレポートを作成するため、集計データには偏りがなく、現状を把握するには十分なボリュームがあるのが特徴です。ちなみに昨年日本で回収された総ゴミ量は約120トン!
早速、2005年度の調査結果レポートに目を通してみたところ、回収個数ワースト1は全体の15.3%を占める「硬質プラスチック破片」、2位が「タバコの吸殻・フィルター」で11.7%、3位が「プラスチックシートや袋の破片」で10.4%という結果でした。
いずれも自然分解できないゴミばかりで、拾い集めるしか解決策はありません。
続いて、ワールドワイドな集計結果を見てみると、なんと1位は「タバコの吸殻・フィルター」となっており、世界規模で見ても、タバコのポイ捨ては環境汚染の諸悪の根源のようですね。
「たかが1本のタバコくらい。。」という身勝手な行動が、積もり積もって世界の海辺のゴミの主役にまで発展してしまっているのです。
海を訪れる機会の多い我々サーファーが環境に貢献できることは、以外と日常の中にあるのかもしれませんね。
参考までに、全世界の集めたゴミの約半分がアメリカで回収されています。その分、クリーンアップ活動への参加者も総合計の半数がアメリカです。
JEANの活動に興味を持たれた方は、WEBサイトをチェックしてみて下さい。
http://www.jean.jp/