非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2015-03-27 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

DSC_0045


急なお休みをもらってしまって、ご迷惑をおかけしました。
お叱りのメールも頂いてしまいましたので、先ずは今回のオーストラリアトリップの簡単なご報告から。

WTイベントが終了した次の日からのトリップでしたが、着いた日からいきなりの頭~頭半くらいのスーパーファンウェーブを堪能できました。
ちょくちょく100mウェーブも乗れたし、風もカレントもなく楽しめました。
誠に申し訳ありません。。。

また、第二戦に備えての調整でしょうか?フリーでリラックスしてサーフィンするWT選手を見学したりもしてました。
そんな中、口笛吹きながらカメラをつけて現れたケリースレーターのユニークなサーフィンは本当にかっこよかったですよ!
しかし、波の順番待ちは熾烈を極め、戦争のような雰囲気もありつつ。。。

そんな日が3日程続いてトリップの半分が経過し、後半はハリケーンの影響だったのか?強烈な北風でオンショアとなり、波も無くなってしまい、バイロン方面へドライブした日もありました。

大変申し訳ありませんが、サーフィンに夢中でいい波の写真を忘れてしまいました。
AUS1
AUS2

また、ステイ先の隣人に、板のブラシを注文してたみたいで、ピックアップに来たのが、 jordy smith!(笑)なんてハプニングも。。。

胸肩のオンショア風波とはいえ、やはり日本とは違って波のホレ方やブレイクの複雑さに苦戦しましたが、難しいコンディションでサーフィンできて、おかげ様で練習には最高でした。
皆さん、本当に申し訳ありませんでした。


さて、帰国してからは、北西の風が強く吹いていて、波は下がり傾向。
それでも、24日火曜の朝までは胸サイズあったので何とか遊べていましたが、その後は膝~腰くらいで、場所によってはフラットなんてところも。。。


それでは、各ポイント毎のここ最近の地形レポートに行きます!



『一宮』からです。
一昨日24日火曜日15時頃の写真です。

右側半分は地形に対してサイズが足りず、このサイズだとショアブレイク専用の地形になっています。
_1
_2
胸以上あれば、ミドルタイドの時間帯を狙って遊べるようになりそうな地形ですね。。。

メインは、正面から左側になっていますね。
潮が少ない時間帯なら、腰~腹サイズでもアウトから距離の乗れる地形になっています。
_3
サイズが出ても対応してくれそうな地形です。
どちらかと言うとですが、引きに向かう時の方がいいのかも知れません。

上げのタイミングだと、フェイスがタルい乗り心地になりそうな地形でした。
また、手前に深い場所があって、波が張らない場所もあったりですので、潮が満タンに近づくとインサイドのバックウォシュが気になるかもしれません。

北~北西の風の時は、先ずはここからチェックするのが良さそうですよ。



『サンライズ』です。
一昨日24日火曜日15時半頃の撮影です。

ここは一定に砂が着いている様子ですね。
いつも通り、中央から沖に出るカレントが目立っていて、周りより深くなっています。
_1
_2
地形はまだ決まっていない状態で、潮が引いていれば腰サイズでも距離は乗れますが、ダラダラしながらつながる波で、ロングボードなら…といった様子。

やはりここの地形だと、胸以上は欲しいですかね。
肩以上になれば一気にアウトから反応してくる地形だと思います。
_3
潮が多いタイミングのインサイドも狙えそうな地形ですが、このサイズだと全然サイズが足りていない感じです。



『東浪見』です。
やはり一昨日24日火曜日、時間は16時頃でした。

ここも中央から出るカレントがあるので、両端の堤防周辺しかインサイドには地形が無いようです。
_1

しかし、右側はレギュラーの地形はあるものの、波数が少なく、この時の様な腰腹サイズだと、すばしっこい波になっています。
_2
最低胸以上の引きの時間帯、または肩~頭くらいなら遊べるようになりそうな地形です。

このサイズだと左側の方が、両方向に乗れる地形で、ミドルタイドの時間帯がオススメですかね。
_3

アウトは、全体的に地形がありそうなので、肩以上になればピークも増えてきそうですよ。
_4



ここからは、昨日25日(水)の状況からのレポートとなります。
夷隅から上がりながら見てきました。



『夷隅』です。
25日水曜日の13時半頃。

この日のこのエリアは、どこも波が小さかったので、一番引いてるタイミングに見て来ました。
かなり潮が少なかった状態でしたが、アウトでの反応は全くなく、全体的に手前よりな地形になっていました。
_1
_2
_3
だんだん昼間の引き潮が大きくなってきたので、サイズが出ればこのポイントも十分狙い目となる時期になってきましたね。

今のところまだ地形が決まっている様子はありませんが、潮が引いていれば腹くらいのサイズからできるような雰囲気です。
しかし、ピークが狭いので、胸~肩以上のサイズがないと波数も少なく混雑してしまいそうです。

ここは、このエリアが全体的にサイズアップしてからのチェックでも良さそうです。
ただし、ビギナーの方はサイズアップ時には、ご遠慮下さい。



上がってきて『太東』です。
25日水曜日の14時頃になりました。

ここは波のない日が続いています。
特にこの日はロングボードを使っても厳しそうでした。
_1
しかしインサイドの地形もキープしていて、しっかり砂も残っていましたので、サイズが上がれば、堤防横のレギュラーができるようになるかもしれません。

せめて腰くらいは欲しいところですが…、胸以上あれば十分遊べそうな地形ですので、サイズアップ待ちな状態ですね。。。
若干引きぎみか、手前の地形が水で埋まるくらいの潮の時間帯が狙い目かと思いますよ。



今回の最後は『志田』です。
水曜日25日の14時半頃の写真です。

さすがにこの日は波が小さすぎて厳しいコンディションでした。
ですが、ここも変わらず沖は堤防ラインまで一定に砂が着いていましたので、腰~腹サイズから対応してくれそうな地形ですよ。
_1
写真はドン引きの時間帯です。
太東と同じく手前の砂が水で隠れる位の潮の量が目安となりそうで、ミドルタイドより少し上げてるくらいを狙えば良さそうな地形ですね。

ただ、頭くらいになると、急激に浅くなった地形にヒットして、強烈な波になってきそうですので、決して無理しないで下さいね。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

そして、このエリアの水温ですが、海岸線近辺で10~11℃くらいです。
例年は、7℃まで下がる事も珍しくありませんので、Maxまで冷えることなく、この冬は越えられそうですね。
天気が良く暖かい日なら、個人的にはヘッドキャップやグローブなしでできていますが、未だ基本フル装備の準備は必須だと思います。

なお、今後の波は、引き続き小さい日が多くなりそうな予報。。。
明日(27日)以降、また暖かくなるようなので、気候の変わり目がサイズアップのきっかけになってくれればいいのでですが…。

日曜(29日)あたりに低気圧が通るかも?しれないので、来週(3/30週)前半は、少し波が出るかもしれません。。。
最近はほとんどのポイントで、午前中の潮が引きに向かう時間帯に良くなっているケースが多いので、このあたりも参考にして頂きながら、風向きに合わせた動きをして下さい。

花粉症が酷いので、できるだけサーフィンしてたいんですが(泣)。。。


今回は以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(水or木)お届けします!!

*****
レポート一覧へ
*****