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『Port Taranaki Pro』終了!

2015-03-29 更新
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今シーズン7戦用意されているウィメンズWQS6,000の3戦目『Port Taranaki Pro NZ Home Loans Surf Festival』が豊かな自然に囲まれたニュージーランド北島のタラナキ地方、中心都市のニュープリマスにある「Fitzroy Beach」で開催され、現地時間3月29日に終了。

昨年はシルヴァナ・リマ(BRA)が優勝した今イベント。ココ・ホー(HAW)、ローラ・エネバー(AUS)などトップ17からもエントリーがあり、ハイレベルな戦いに!
ファイナルデイはオンショアの影響が入った難しいコンディション。優勝候補の筆頭だったココがファイナルまで進み、まだ20歳のキーリー・アンドリューと対決。
クロスゲームの中、6.67を含むトータル12.50をスコアしたキーリー(写真最上部・下)がココを抑えてWQS初優勝を決めました!

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「私にとってとても大きな結果よ。今年は良いスタートとは言えなかったけど、この優勝で帳消し。やる気になったわ。昨年は僅かな差でクオリファイを逃したの。だから、今年はとてもハングリーだし、絶対にやり遂げたい。今回の結果は素晴らしい。でも、良い結果を更に重ねないとクオリファイは出来ないから、手放しで喜ぶことは出来ないの」とキーリー。

オーストラリア・サンシャインコースト出身。昨年は『Roxy Pro』のトライアルで優勝し、ジュニアではオーストラリアとフランスで優勝。WQSでも良い結果を残していましたが、トータル9位。クオリファイの条件である6位以内には及ばず、今年は新たなチャレンジが必要に。今回の優勝でWQS4位にランクアップしたキーリーですが、本人のコメントにある通り、優勝はあくまで通過点。現在のウィメンズWQSでトータル6位以内という条件はとても険しい道なのです。

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2013年、ワールドツアーの1戦として行なわれた今イベントで2位に入った経験があるココ(写真上)
ニュージーランドは相性が良い場所でもありますが、今回もあと一歩が届きませんでした。

「タラナキは大好きよ!いつも楽しい波だし、2度目の2位は私にとって良い結果。優勝はしたかったけど、ハッピーよ。キーリーはとても素晴らしいサーファーね。来年はツアーで会えることを楽しみにしているわ」

次のココの焦点はもちろんベルズでのワールドツアー第2戦。
WQSでは何度も優勝経験があるココですが、ツアーではルーキーイヤーの2009年のポルトガルで優勝した以来遠ざかっています。
キュートなルックスでファンも多いココ。サーフィンの実力も十分にあるので、久々の優勝に期待しましょう。

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キーリーにSFで大敗したセージ・エリクソン(USA・写真上)は2015年の返り咲き組。
ブロンドに小麦色の肌。カリフォルニアのビーチが良く似合う健康的な彼女はモデルも務める美しさ。
逆にそこだけが注目されることが多いのですが、スタイリッシュかつパワフルなライディングは男勝り。

セミファイナル終了後のインタビューでは、「セミファイナルでのキーリーはとても凄かった。リズムもピッタリだったわね。それに対して私は彼女に対抗するだけの波さえも見つけられなかったの。でも、3位は良い結果だし、この調子をキープして次のベルズに挑みたい。オーストラリアでは良い感じにサーフィン出来るし。世界中の中でもベルズは優勝したい場所。優勝してあのベルを鳴らしたいわ」と話していました。

なお、今イベントには多くの日本人選手がエントリーしていましたが、R5まで勝ち上がった大村奈央、野呂玲花の17位が最高位でした。

『Port Taranaki Pro』結果
1位 キーリー・アンドリュー(AUS)
2位 ココ・ホー(HAW)
3位 テッサ・ティッセン(BLM)、セージ・エリクソン(USA)

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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