南房総エリア
2015-04-02 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当、千倉の鈴木国雄です。

数日間続いた初夏の様な陽気につられ桜もほぼ満開に!
ただ今日(4月1日)辺りからは、普通の春の陽気に戻るとの事ですが、厳しかったウインターシーズンは、ここ南房総では、ようやく終了した様です。
いよいよモチベーションもUPしますが、波質を左右する地形の善し悪しが、やはり気になるところですので、早速今週も行ってみましょう!
先ずはいつも通りホームの『千倉』から。
先週更新(3/25)してから、ずっとスモールコンディションが続いてしまっている南房総エリアですが、なんとか千倉は地形に助けられて、スモールながら出来ています。
お勧めの時間帯は、ロータイド前後です。
潮が多めですと、割れづらいインサイド寄りのダンパー気味になってしまいますので。。。
監視所寄りは、レフトは速めで、ライトはダラダラ気味です。
3月31日(火)、ロータイド約2時間後の監視所寄り。
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教習所寄りは、潮が引き出すとブレークし出す地形です。
今のところ監視所寄りと教習所寄りの2ピークに完全に固定されていますので、特にオフショアの時等は、混雑を免れませんので、ビギナーの方にはお勧め出来ません。
3月31日(火)、ロータイド約2時間後の教習所寄り。
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両ピーク共、しばらくこのままの地形が続くと良いですね!
次はお隣『千歳』。
こちらは全体的に大きな変化は無い様です。
その中でも一番良さそうなのは左寄りの地形で、インサイド迄乗り継げそうな波も有りました。
3月31日(火)、ロータイド約2時間10分後の左寄り。
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正面と右寄りは、相変わらずファーストブレークの後に厚くなり、ウネリに戻ってしまう波が目立つ地形でした。
ただし、エキスパートには物足りなくても、イージーなテイクオフはビギナーの方の練習向けだし、タルメの波はカットバックの練習にはもってこいです!
3月31日(火)、ロータイド約2時間10分後の正面。
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何れにせよ、ベストでは無いにしろずっと出来てはいますので、これ以上インサイド~ミドルの地形が深くならない事を願います。
そして和田方面『花籠』。
今週も正面・右寄り共に「ドン深地形」は解消されておらず、かなり厳しいコンデイションです。
このサイズでは、ロングでなんとかテイクオフ程度でしょうか・・・。
3月31日(火)、ロータイド約2時間20分前の正面。
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更に右寄りに至っては、ショアーブレークしか有りませんでした。。。
3月31日(火)、ロータイド約2時間20分後の右寄り。
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正面・右寄り共に、サイズ的に肩以上無いと、しばらくは厳しそうです。
そして、河口が蛇行している旧公民館前も、アウトで1ターン程度なら…という地形でした。。。
3月31日(火)、ロータイド約2時間20分後の旧公民館前。
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続いて『大原駐車場前』。
こちらも、旧公民館前同様アウトよりでブレークはしていますが、相変わらずミドルの地形が深目の様で、ウネリに戻ってしまいます。
3月31日(火)、ロータイド約2時間30分後の正面。
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そして最後に心配な『白渚』。。。
花かご、大原と負の連鎖が続いてしまっていますが、そうなると頼みの綱となるのが白渚ですが。。。
先週(3/25)から「地形が下降気味」とお伝えしていましたが、こちらもかなり深刻な様子でした。
オンショアの影響なのかな?と一瞬思いましたが、色んな人に聞いても皆同じ答え「アウトで割れて消えちゃうか、ショアーブレークしか無いですよ」が・・・。
一体海の中で、何が起こっているのでしょうか!?
一見砂が付いた遠浅の様に見えますが、自然界は不可解な事が多いですねえ。。。
3月31日(火)、ロータイド約2時間40分後のクジラオブジェ右寄り(河口)。
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こちらS&Sの前も、同じ様な状況でしたが、もう1サイズ有れば、こちらは沖でライド出来そうな地形でした。
3月31日(火)、ロータイド約2時間40分後のS&S前。
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ローカルとの会話の中で「 むしろ潮が思いっきり上げてしまった方が、インサイドのブレークが使える」との事でしたので、波チェックのタイミングの参考にしてみて下さい。
以上、今週はこんな感じの当エリアの地形でした。
それでは、最後に水温。
先週と変わらずノーブーツでいけますが、海水に足を踏み入れた瞬間「アッ失敗した」と思うかも知れません!?
がしかし、ピークに着く頃には慣れてしまいます。
その程度の冷たさになりました。
ですので、寒がりな方のために、一応引き続きセミドライ+ブーツがお勧めと言っておきます。
今回(3/25~31)の、このエリアの地形概況は以上になります。
それでは、また来週(水or木)お会いしましょう!
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