非会員上部PR枠用
 

『Rip Curl Pro Bells Beach』R4まで進行!

2015-04-07 更新
201547mi


オーストラリア・ビクトリア州のベルズビーチで開催中の『Rip Curl Pro Bells Beach』は2日続けてゴーサインが出され、現地時間4月6日にR4まで進行。
会場のベルズビーチはダウンジャケットが必要なほどの寒さ。しかし、ベルズの良い時はこの寒さが常にセットであり、ベンチマークにもなっています。

R3はレッドジャージを着るトップシードが強く、ファーストヒートに登場したMRことマーク・リチャーズに並ぶ4度の最高記録を持つケリー・スレーター(USA)を始め、ミック・ファニング(AUS・写真最上部)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、2013年にブラジリアンとしては初となる優勝を手にしたエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA・写真下)などがベルズ・ボウルズのクセのある波質を見事にコントロールしてラウンドアップ。

201547a


昨年、ジョエルと並ぶ3度目のベルを鳴らしたミックは、「若い頃はリンコンがお気に入りの波だった。ヒートに挑む前はいつも祈っていたよ。以前にオッキーとリンコンで対決した時はひどい波だったね。彼は少し身体が重かったから、苦労していたのに対して自分は身体が軽く、それが有利になったのさ。今はリンコンよりもボウルズの方が好きさ」とコメント。

ベルズは手前からボウルズ、リンコン、ウィンキーポップと呼び方が変わり、波質も大きく異なります。
今年のベルズは基本的にボウルズがメインで、潮が上げてきた時間帯は奥のリンコンに移動するパターン。
ヒートによってはこの移動の境目に当たってしまい、難しい戦いを強いられることも...。

R3では他にも昨年のワールドチャンピオン、ガブリエル・メディナや、開幕戦を制して今イベントでも絶好調のフィリッペ・トレド、ジャドソン・アンドレなどのブラジリアンの活躍が目立った一方、珍しくインターフェアを犯してしまったタジ・バロウ(AUS)、風の影響が入ったバンピーコンディションにリズムが狂ったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)などが敗退。
ワイルドカードのメイソン・ホー(HAW)、ルーキーのキアヌ・アシング(HAW)、マット・バンティング(AUS)もここで姿を消しています。

201547o


R4の3人ヒート(1位はQF、2位と3位はR5へ)では、エイドリアーノ、オーウェン(写真上)、ジョーディ、フィリッペが1位通過でQFに進出。

「ベルズではとても調子が良いよ。QFに進めたのは嬉しい。でも、今年は更に上を目指したいね」と強敵のジョエルとガブリエルを倒したオーウェンはコメント。

ガブリエル、ジャドソン、ナットとここまで残っているグーフィーフッターの中で最もベルズとのリズムが合っているオーウェン。
グーフィーフッターで最後にベルズを制したのは1998年のオッキーことマーク・オクルーポ。
オーウェンもオッキーに影響されているとインタビューで答えていました。

201547j


ジョーディ(写真上)は風の影響が入りながらも潮が引いてコンディションが改善してきたボウルズで8.50を含む、トータル15.97をスコア。
前半に9.00をマークして後半に追い上げてきたミックを僅差でかわしてラウンドアップ。

「ヒートではミスもあったけど、勝ち上がれたらハッピーさ。潮が引いてセットが入る度に波はベターになっていたと感じた。引いている時のボウルズは大きなトラックを残せるし、本当に楽しいんだ」

昨年のカリフォルニア戦以来、優勝から遠ざかっているジョーディ。
大柄な身体を活かしたビッグカービングはベルズの波に映えるため、QF以降もコンディションが良ければ他の選手にとって怖い存在になるでしょう。

なお、前日にR3のH2まで進行していたウィメンズの方は朝の内に残りの2ヒートを消化。
ステファニー・ギルモア(AUS)、ココ・ホー(HAW)が1位通過でQFへ進んでいます。

ネクストコールは現地時間4月7日の朝7時00分(日本時間の同日6時00分)
ウィメンズのR4から再開される予定。

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

「コンテストリポート」一覧へ


※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。