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一宮エリア

2015-04-17 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(4/9)後から月曜日(13日)まで北東風が吹き続け、まとまったウネリも入ることなく風波のコンディションが続きました。
更に天気が悪く気温も低かった為、このエリアは全く人気のない1週間でした。。。

それでも一宮周辺では、午前中の早い時間帯や夕方の風が弱まる時間帯に合わせて、なんとか練習はできていました。
そして、火曜日(14日)は、風もなくサイズが残って一番良かったです。

しかし、翌日水曜日(15日)の午前中から、南風が強く吹き始めて、みるみるサイズダウン。。。
間逆の強風で、海がリセットされたような状態の一宮エリアです。。。


週間概況はこの辺にして、それでは、各ポイント毎のここ最近の地形レポートに行きます!



【一宮】
14日火曜日の朝9時半頃の写真です。

右側は変わらずインサイド中心の地形になっていて、手前にウネリが集まってくるパワフルなショアブレイクチックが印象的でした。
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アウトからも形のいいブレイクはしていますが、ミドルセクションが深い状態が続いていて、ブレイクが途中で消えてしまう地形ですね。
腰~胸くらいのサイズが丁度良さそうな地形に見えました。

左側はビーチの砂が削られ、アウトまで砂が出て溜まったようですね。
地形は先週(4/6週)よりも良くなっているみたいです。
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ただ、アウトの地形まで距離があるので、頭サイズになると若干面倒になってきそうです。。。
しかし、逆に落ち着いてきて胸以下になると、ボヨついたコンディションになる可能性がありそうです。
潮が上げてくると波はまとまりますが、フェイスがタルくなる傾向だったので、やはり満タンから引きに向かうタイミングが狙い目となる地形かと思います。



【サンライズ】
14日火曜日、AM10時頃の様子からの地形判断です。

ここは月曜日(13日)まで続いた北東風の時化の影響で、全体的にカレントが目立っていました。

地形は相変わらずアウトに出てしまっている状態が続いていますので、頭以上のサイズになるとアウトのブレイクがメインになり、両脇の堤防横や中央にも形のいいピークができますが、楽しめるのはミドルセクションまでですね。。。
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堤防よりインサイドになると、カレントで地形が深くなっている場所が多く、ダラダラと消えてしまっていました。

また、サイズが肩以下まで落ち着いてきた場合でも、今度はボヨついた深い地形特有の印象になる可能があります。
ですので、ここも引きに向かうタイミングが狙い目になりそうです。

中央にもできる地形はありますが、やはり凪が続いてインサイドに地形(砂)が戻るまでは、イマイチな状態が続いてしまうかも?です。



【東浪見】です。
14日火曜日のAM10時半頃の撮影です。

やはり時化の影響でインサイドからミドルのカレントが目立っていて、サンライズと似たような地形になってしまった気がします。。。
そんな中、左側はなんとか地形をキープしているようでしたが、全体的にはサンライズ同様に中間のセクションが深い地形になっていて、インサイドの良かった地形は、リセット(壊)されています。
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ここも堤防横やアウトにできるピークは形がいいものの、堤防から内側に入ると一気にタルくなり、ショルダーが消えてしまう波が多かったですね。
潮が上げのタイミングだったので尚更だったかも知れませんが。。。
この分だと、右側のレギュラーの地形が決まるのは、まだまだ先になりそうです。

しかしながら、波が下がっても潮が引きに向かうタイミングを狙えば、左側から真ん中までなら、できる時間帯はありそうな地形が残っていそうな雰囲気です。
ただ潮が上げてくると、やはりフェイスがタルくなる傾向ですが。。。



【志田】
ここからは、昨日15日水曜日のチェックになります。
AM7時頃でした。

今まで一定に平らだった地形が、カレントの影響で変化していました。
全体的には、まだまだしっかり砂が残っていますが、中央や左側のインサイドの地形が掘れてしまって深くなっているので、腰~胸サイズだとショルダーが切れたり波が消えてしまいます。。。
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しかし、アウトのダンパーだった地形も、全体で3~4か所ほどのピークに別れるようになったので、混雑は避けれそうです。

そして、レギュラーを狙うとなると、どうしてもいつも通りに右側が混雑してしまう様子でした。
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オフショアなら無難にできる地形になりましたが、ここでやるなら、波が弱くなってしまい勝ちな、大潮や中潮の潮が少ない時間帯は避けた方が良さそうです。



【太東】です。
昨日15日水曜日、朝8時頃の写真です。

ここは既に落ち着いて、この日の時点ではサイズ不足になってしまいました。
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でも、堤防横からのレギュラーの地形は残っていて、先週まではオンショアながらもアウトから距離の乗れる波になっていましたが、沖で反応するには胸~肩以上のサイズがほしいところですね。

しかし最近は、インサイドにも地形ができたので、膝~腰サイズでもロングボートなら十分乗れる地形になりましたよ。



【夷隅】
ここも昨日15日水曜日に見てきました。
時間は、10時頃でした。

この日はここも落ち着いてしまって、サイズが足りていない様子ですね。
この時は潮も上げに向かう時間帯で、どんどん反応が悪くなっているようでした。

No.1の堤防際とNo.2は、腹~胸くらいのサイズがあれば、いくらか距離の乗れる地形になっていたので、潮の少ない時間を狙えばできるかもしれません。
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しかし、全体的には肩以上のサイズがほしいところ。
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更に、ほどほどのカレントがないと、ピークがハッキリしないようなので、ここでいい波を当てるのは、なかなか難しいのではないでしょうか?
条件が揃うまでは期待できませんね。。。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温ですが、ここ2週間でどんどん下がってしまいました。。。
沖でも10~12℃くらしかなく、真冬に逆戻りです(涙)。
天気が悪い日はヘッドキャップがほしいくらいでした。
たとえ天気が良くても、万全な備えは必要かと思います。

さて、今後ですが、今週はオフショアの当番なのか?
サイズが下がってしまう傾向になると思いますが、この風が吹き続けてうまくウネリになってサイズをキープしてくれればラッキーかと。

今週は天気の変化が激しい予報ですが、今のところ確実にサイズが上がるような要因がないので期待はしていません。

何処のポイントも、スモールコンディション対して深い地形になってしまっているので、潮のタイミングを当てるのも難しくなりそうです。
志田以外は全て、潮が満タンの時間帯を避けた入水をおすすめします。

今回は以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(水or木)お届けします!!

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