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『Drug Aware Margaret River Pro』カリッサが爆発!?

2015-04-20 更新
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西オーストラリア州のマーガレットリバーで開催中の『Drug Aware Margaret River Pro』は現地時間4月19日も進行。
前日に特大の南南西ウネリがヒットした「Surfers Point」でSFを戦う4名が決定したメンズはレイデイがコール。
この日はウィメンズのR2からR4までのスケジュールを消化してQFを戦う8名が決定しました。

南南西ウネリのピークは過ぎたとはいえ、強いオフショアが吹き込んだ「Surfers Point」はハードコンディション。
そんな中、開幕戦から2連勝のカリッサ・ムーア(HAW・写真最上部)がパワフルなトップターン、レイバックで9.50。更にビッグカービング2発で9.73をマークしてトータル19.23。ハイエストスコア&ハイエストヒートスコアを叩き出し、ルーキーのタティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)、ジョアン・ディファイ(FRA・写真下)をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝。余裕でQF進出を決めました。

「どのヒートでも全力を尽くしているわ。タティアナもジョアンも10ポイントを出す実力を持つ良い選手よ。彼女達と良い波を舞台にしたツアーを回れることに本当に興奮しているの。私には失うものは無いと感じている。これ以上の良い人生は考えられないわ」

常に相手を立て、常に笑顔でいるカリッサ。ポジティブなエネルギーの源は、彼女が生まれたハワイのアロハの精神に繋がっているのでしょう。

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今シーズン、カリッサの大きなライバルとして2戦続けてファイナルを戦ったステファニー・ギルモア(AUS)はフリーサーフィン中に膝を怪我してしまい、R3をキャンセルすることに...。

「ウィメンズがオフと聞いた昨日(18日)、すぐにファンウェーブを求めて行動したわ。最初の波でリップに吹き飛ばされ、留まるために最初に出した足が真っすぐな状態で砂に乗り上げたの。X線検査で骨折していることが分かり、今はMRI待ちよ。じん帯損傷まではなっていないと願っているわ」

現時点では次のブラジル戦には間に合う予定ということですが、カリッサの笑顔とは対照的にインタビューを受けていたステファニーの表情は暗いものでした。
ジョーディ・スミス(ZAF)然り、フリーサーフィン中の怪我はプロとして後悔が残るところながら、選手の前にサーファーである以上、波に恵まれている今年のマーガレットリバーでコンテスト以外も楽しみたい気持ちは良く分かります。

ちなみにメンズのレイデイが決まったこの日は、「The Box」でジョン・ジョンとジャック・ロビンソンが高性能カメラを交えたセッションを楽しんだり、コンテストディレクターのキーレン・ペローが仕事を忘れてチャージするところが写真に収められていました。
(詳細は「Surfline」などで)

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カリッサの他にR3を1位通過でQF進出を決めたのは、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)、タイラー・ライト(AUS)
敗者復活戦のR4では、レイキー・ピーターソン(USA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)、ビアンカ・ベイタンタグ(ZAF・写真上)がラウンドアップ。
ステファニーと対戦するはずだったコートニー・コンローグ(USA)は不戦勝でQFに進んでいます。

ネクストコールは現地時間4月20日の7時00分(日本時間の同日8時00分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南南西ウネリはサイズダウン傾向。21日の後半には次のウネリが入り始め、22日〜23日はストームの影響で大きくサイズアップする予報。

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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