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一宮エリア

2015-05-15 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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東よりのウネリでなんとかサイズが残っていましたが、今週(5/11~)は、南よりのウネリに変わったことによって、あっさり力のない波質に変わってしまいました。。。
※13日(水)は台風崩れの低気圧の通過で流石にサイズアップしましたが。

そんな中やはり東浪見や志田がスモールサイズにも対応してこのエリアの中でも形がよく、距離が乗れる地形なので人気がありました。
ただし、どのポイントも膝~腰サイズの日は潮が少なくなると、サイズが下がる傾向です。

そして今週火曜日(12日)~水曜日(13日)にかけて、台風崩れの低気圧が通過しましたが、今回はコースが悪く風波となってしまいました。。。
ですので水曜日(13日)の午前中までは、肩~頭サイズありましたが、夕方には胸くらいまで下がり、今(14日)も波数がどんどん落ち着いてきてしまっています。


それでは、各ポイント毎のここ最近の地形レポートに行きます!


【一宮】
12日火曜日の9時半頃の写真です。

地形に大きな変化はないようです。
この日12日までは特に海が荒れる事もなく、腰~腹サイズのスモールコンディションが続いていたので、全体的に地形が手前に寄ってきている様子です。

特に右側半分は、ショアブレイクがメインになっている状態が続いていて、胸以上のサイズがほいしい地形ですね。
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サイズさえ上がってくれれば、力のある波になりそうですが。

中央の堤防は、これ以上延長する様子は無さそうですが、今のところ腰~腹サイズに対応する地形はありません。
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一宮は、やはり左側の方が距離も乗れて無難にできる地形です。
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がしかし、引いてくるとサイズが下がる傾向ですし、膝~腹サイズ程度の場合は、潮が多い時間帯の方が波はまとまっていましたよ。
また、サイズが上がっても地形的には問題無さそうですが、こちらは、これからの時期に多い南風の影響を受けやすいので、風向きと強さの予報も加味してチェックしてみて下さい。



【サンライズ】
12日火曜日の10時半頃の様子から地形を判断します。

潮は引き始めのタイミングでした。
少しずつ手前にも砂が付いて来ている様ですので、良くは成って来ているのではないでしょうか。
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でもここは未だ未だ中途半端な地形です。
沖の方まで深くなったり浅くなったりを繰り返す地形ですので、腰~腹でもアウトからブレイクはしますが、途中で無くなるか、ショルダーが切れてしまう波が目立っていました。

ここも腹以下のサイズだと、潮が引いてしまうと波が弱くなってしまいます。。。
しかし、そんな状況でも、引き始めからの時間帯の方が、波がまとまりしっかりしていました。

ここは、胸~肩以上のサイズが欲しい地形ですね。



【東浪見】
ここも12火曜日の地形レポートです。時間は11時半頃。

特に地形の変化はありませんね。
前回更新(5/7)の後も、ここの左側半分がこのエリアの中での人気スポットでした。
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この日も風波で他のポイントは厳しいコンディションの中、ここだけ腰~腹のスモールコンディションでも沖から距離が乗れて、手前まで波が繋がる地形になっていました。

右側半分は、このサイズに対して深い地形で、風波ではイマイチ反応が悪く厳しい様子。
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でも、胸~肩サイズ、もしくは、まとまったウネリが届けば、レギュラーの地形にヒットして人を集める波になると思います。

ここも腰~腹サイズ(風波は特に)の場合、潮が少なくなると波が弱くなる傾向なので、今まで通り、引き始めの時間帯からが狙い目ではないでしょうか。
なお、胸以上のサイズがあれば、タイドを気にせずにできそうな地形です。



【志田】
ここからは昨日13日水曜日の地形状況となります。
時間は11時頃。

潮は満タン寸前の時間帯です。
この日は台風6号崩れの低気圧の通過で、午前中まで肩サイズの波が残っていました。
これ以上のサイズになると全体的につながった早い波になってしまう地形の様で、先週(5/4週)までと大きな地形の変化はありませんでした。

左右+中央といくつかピークがあるので、なかなか良い地形の状態だと思います。
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ここは膝~腰サイズにも対応しそうな地形ですが、腹~胸セット肩サイズが丁度良い地形ではないでしょうか。
胸以上のコンディションなら問題無さそうですが、最近の傾向だと、膝~腰のギリギリサイズでは、ミドルタイドを基準に狙うのが無難そうです。

ただ、やはり中央から出るカレントがあるので、この周辺だけは深くなっていますね。
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【太東】
昨日13日水曜日の12時頃。

今週から(5/11~)は、ウネリの向きが東から南よりになったので、波をかわしてしまい、ロングボードでなんとかできている程度の状態ですが、ここも変わった様子はなく、地形はキープしています。
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このサイズではインサイドの地形がメインになってしまいますが、小さいながらも手前のレギュラーに人が集まっていました。

また、堤防横の地形も残っているようですが、北~東のウネリになるか、胸以上のサイズにならないと出番がなさそうです。。。
このサイズなら、上げているタイミングは避けた方が良いでしょう。



【夷隅】
やはり昨日13日水曜日の地形レポート、期間は13時頃でした。

今週(5/11週)は、前回(5/4週)よりも全体的にインサイドに砂がたまり、手前の地形がまとまってきました。
No.3より先でもサーフィンできる地形になっています。
今のところアウトの地形は、相変わらず深めの状態が続いていますが、引きに向かうタイミングを狙えば、期待できる地形の様です。
胸以上のサイズがあれば遊べそうですよ。
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しかし、ここも太東と同じく北~東ウネリが理想で、今の地形には南ウネリ(この日は南ウネリ)だと、写真の様に形が変わってしまって、癖のある波質になってしまっていましたが。。。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて水温ですが、
変わらず16℃くらいで安定しています。
3㎜ジャージのブーツなしで、問題なくできる温度ですが、外気と比べると差がおおきいので、冷たく感じるかもしれませんね。

この先は、次の台風「7号」の動きが当然気になりますね。
ウネリが到達するのは、まだ先になりそうなので、今のところ期待するのはまだ早いかもしれません。

また、他には、今週末(16日/17日)も、特段サイズアップする気配はなさそうですが、前線が通過しそうな雰囲気もあり、南よりを通過した場合はオンショアになる可能性があります。

何れにせよ、東浪見と志田が地形的には最も無難なポイントだと思うので、ここを基準にポイントセレクトするのが良いかもしれません。


今回のレポートは以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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