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健康になって初めて知ること

2006-06-19 更新
先日鳥取で体調を崩し、思わぬ足止めを喰らってしまったミツさんと久米ファミリーとムンボバス。
今はすっかり復活したとのことですが、ダウンしていた時の様子がミツさん本人から届いています。

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チリンチリン。ベルを鳴らしてしまった。右腕から上に伸びるチューブの先にある容器の薬品がなくなり、空気がチューブを通って僕の体内に送り込まれようとしてきたからだった。看護婦さんが、「なくなったら鳴らしてください」、といって指押さす先にあったハンドベルを、必死に鳴らしたんだ。看護婦さんは、「はい終わりましたね」と、普通にてきぱきと片づけている。そう、普通に止まるようにできているのだ。あまり病院に縁のない僕は、点滴した覚えがない。初めての点滴に、ばたばたと、慌てふためいてしまった。
ということで、この数日間まったく人としての機能を失っていました。鉛の玉を打ち込まれたような腹痛と高熱。床ずれが出来るまで、バスのベットで寝続け、毎日病院へ通うのだけの日々。はじめの二日間は風邪と思って耐えていたので、病院通いが五日目だから、もう一週間もたってしまっている。昨日あたりからは、まだ走ったりは出来ないけれど、だいぶ回復してきたのがわかる。健康ってただそれだけでいいものなんだと実感。見える景色が全然違う。

ここは鳥取県の砂丘近くにある駐車場。目の前の砂丘の中へ入って行って、砂まみれになってみたいのに、その砂の坂を登る体力も気力もない。ただただ、病院へ通う道の脇に砂山が広がるのを見ているだけだった。
右腕に4本も打たれた注射の跡を見ながら、旅は簡単にはいかないんだよ、警告のチリンチリンという音なのかな、なんて思った。早く笑い話になる時期が来てほしい、真剣にそう思う。明日は走ろう。ブルーンブルーンブルーン。

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現在は八丁浜に居る久米ファミリー。ここでのレポートは追ってご紹介する予定です。