JPSAショートボード第3戦『伊豆下田CHAMPION PRO』終了!
2015-06-29 更新

今シーズン8戦用意されているJPSAショートボードの第3戦『LesPros entertainment presents 伊豆下田CHAMPION PRO』が伊豆で6月26日〜28日に開催されました。
白い砂浜にエメラルドグリーンの美しい海水が印象的な会場の白浜。期間中は初日こそスモール&オンショアの厳しいコンディションに伊豆ローカルの大野修聖がR2で敗れる波乱がありましたが、イベント2日目には南海上を通過した低気圧の影響でサイズアップ。
このウネリを有効に利用して足早にスケジュールを進行させ、一気にSFまで進行していました。
28日のファイナルデイは男子、女子共にファイナルを残すのみ。
風は弱いものの、低気圧からのウネリは大分弱まってしまい、ヒザ〜コシ位。
ファイナリストは今イベントのディフェンディングチャンピオン、仲村拓久未を始め、高梨直人、加藤嵐、田中英義の4名。
数少ないセットを上手く活かせるかが重要な鍵となり、少しのミスも許されないファイナルの主導権を握ったのは前半にフロントサイドでアクションを重ね、6.75をスコアした仲村拓久未。
中盤にはバックサイドでバーディカルなリップを披露して6.50を重ね、トータル13.25をマーク。
後半は高梨直人が形良いライトの波にテイクオフして得意のバックサイドで6.15、4位から一気に2位まで追い上げるものの、ニード7.10のシチュエーション。この日のコンディションで7ポイント以上は難しく、最後の波も4.50止まり。
仲村拓久未(写真最上部)が見事に逃げ切り、開幕戦のバリ島に続き今シーズン2勝目を上げました!
3戦中、2勝。四国で開催されたJPSAとWSLの共同開催の第2戦は2位と素晴らしい成績を重ね、カレントリーダーの座をキープしている仲村拓久未。
2位との差も更に広げ、JPSA初のグランドチャンピオンに向けて大きく前進しました。

女子は昨年のグランドチャンピオン、田代凪沙を始め、ディフェンディングチャンピオンの大村奈央、カレントリーダーの庵原美穂。期待の若手、川合美乃里と誰が優勝してもおかしくないメンバーが揃っていましたが、男子のファイナルより波数は少なく、ロースコア勝負。
そんな中、ライトのショルダー残る波を掴んだ川合美乃里(写真上)がインサイドまでメイクして7.00をスコア。この1本が決め手となり、JPSA初優勝!
イベントを通してのハイエストスコアを出した選手に贈られるベストライディング賞も獲得しました。
(男子は8.50をマークした田中英義)
昨年の伊良湖で13歳にしてプロ資格を得た川合美乃里。その才能を惜しみなく発揮した鴨川での最終戦では早くもファイナルに残っていました。
14歳になった今年。第2戦の四国では2位。そして今回の優勝でタイトル争いにも有利な展開。昨年、JPSA史上最年少、17歳でグランドチャンピオンに輝いたルーキーの田代凪沙を筆頭に若い世代が台頭してきている女子のコンテスト。
彼女達にはぜひ世界の舞台にも挑戦して欲しいところです。

JPSAショートボード、次の開催は8月6日〜9日の『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』
ロングボードは第3戦『マーボーロイヤル Kj プロ』が7月4日〜5日に開催されます。
JPSAショートボード第3戦
『伊豆下田CHAMPION PRO』結果
1位 仲村拓久未
2位 高梨直人
3位 加藤嵐
4位 田中英義
女子
1位 川合美乃里
2位 大村奈央
3位 田代凪沙
4位 庵原美穂
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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