非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2015-07-03 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

DSC_0045


前回更新(6/25)からも引き続きこのエリアは、朝イチの時間帯を除いて東~南東の風が吹く日が多く、オンショアコンディションとなっていましたが、強くは吹かなかったので、平均して腹~胸(時間帯によっては肩)サイズで、各ポイント個々の地形で十分遊べる1週間だったと思います。

それでは早速、各ポイント毎のここ最近の地形レポートをお届けします。



【一宮】
火曜日(6/30)の14時半頃。
潮は満タンになる2時間前くらいのタイミングで、この時の状況からの地形レポートです。

全体的には、インサイドがメインとなる地形が続いています。
特に中央から北側は、アウトの地形がなかなかできない状態で、波数が少ないですね。
_1

ここ何週間かは、中央より南側の方が地形もよく、胸サイズ以下になってしまうとダラダラした波が目立ってしまいますが、沖から距離の乗れる地形をキープしています。
_2

やはり堤防周辺のレギュラーのピークが人気のようでした。
_3
潮のタイミングは気にせずできる地形ではありますが、最近は潮が少ない時間にサイズが落ちて力が弱くなってしまい、潮が多い方がボヨつきますが、ウネリがまとまりしっかりとした波質になる傾向です。
膝~腰のスモールコンディションでなければ、無難にできるポイントだと思います。



【サンライズ】
6/30火曜日の15時頃。
潮が満タン寸前というのも要因ですが。。。
前回レポート(6/25)と比べて、地形が深い印象となり、全体的にアウトの地形が目立たなくなってきました。

最近は、中央の地形がメインになっています。
_1

中央から右側は、サイズ不足も考えられますが、反応が悪く波数も少なくなっています。
_2
やはり肩くらいのサイズがほしいですね。

ここは中央から左側の方が地形も残っているので、このタイミングでもアウトからブレイクして、距離が乗れる波が来ていてオススメかと思います。
_3
ここなら腰~腹サイズでも対応してくれそうな地形ですね。

狙い目は、引き始めからの時間帯が長く出来そうなので、無難かと思いますが、上げに向かうタイミングであれば、潮が少ない時間帯からの方が良さそうな地形ですよ。



【東浪見】
やはり火曜日(6/30)、時間は16時頃の様子から地形判断します。
ここは全体的に前回(6/25)と変わらない地形をキープしているので、潮が満タンとなり動いていないタイミングにも関わらず、このエリアの中で波数は一宮と同じく豊富な印象です。

右側もこのサイズに対しては、地形が深い様子ではありましたが、このタイミングでも遊べる状態となっていました。
_1

東浪見の中では、中央から左側の地形に砂がたまっているので、距離も乗れる波が多く人気のようでした。
_2
_3
もし腹~胸サイズで、右奥の反応がイマイチの様子であれば、左側の方が無難だと思います。
ただし、潮が少ない時間帯になると、左側は素早いブレイクとなってしまう可能性があります。

右側と左側で、タイミング違いで1日を通して練習できているので、ここを基準にして、ポイント選びするのもありかもしれませんね。



【志田】
ここからは水曜日(7/1)の地形レポートとなります。
時間は10時半頃でした。
ここも前回(6/25)と大きな地形の変化はなく、基本的に地形がインサイド寄りになっています。

この時のように、潮が干潮に近い時間帯になると、極端に浅くなってしまうので、波質がショアブレイクのような状態になってしまい、ピークがハッキリするものの、カレントが目立ってきて波にヨレが入り、乗りこなすには難しい波質のようです。
ただ、今の地形の状態なら、他のポイントよりもスモールコンディションに対応できそうな地形ですね。

今のところ左奥と中央、右側にピークが残っているので、この先海が時化た場合は、更に良くなる可能性も十分ありそうでした。
_1
_2
_3
カレントが落ち着いてくる、潮が上げに向かう時間帯や、潮が多い引き始めを狙い目とするのが良いのかなと思います。



【太東】です。
水曜日(7/1)11時頃の写真です。
_1
ここは先々週のサイズアップで、沖に出た地形が今のところ残っているようですね。

いつも通り他のポイントと比べて、波が小さい日が続いていて、ロングボード専用といった様子ですが、堤防の内側から形のいいレギュラーの地形があって、距離も乗れていて良い状態なのかと思います。

この日は南風の影響で、サイズが落ちてしまい膝くらいのなんとかできるようなコンディションでしたが、ミドルタイドから干潮寸前までの時間帯で人気がありました。
前日(6/30)までの様に、腹サイズあれば、やはりミドルタイドを基準にして、ショートボードでも遊べそうな地形です。



【夷隅】
水曜日(7/1)12時頃の様子から地形レポートします。
最近のここの地形に対して、サイズ不足といった印象ですが、それにしてもイマイチ中途半端な地形が続いていますね。。。
_1
この時は潮が少なく、個人的にも基準にするタイミングでしたが、ピークはハッキリしているものの、ショルダーがボヨつく波が多く、アウトからミドルセクションにかけて、砂がついていないように感じます。
やはり肩以上のサイズが欲しいところですね。
_2
ここはカレントが強いので、初心者の方には薦められませんが、最近の腹~胸サイズなら混雑を避けれるので、初心者の方でも意外と練習になるかも知れません。。。
_3
しかし、波数が少なくピークが狭いポイントなので、ルール・マナーには厳重な注意が必要だと思います。
また、サイズUP時は、初心者の方は絶対に入らないで下さい!

それにしても。。。上の写真は、30分チェックして唯一入ってきた、まぐれセットですから~。。。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて水温は?
20℃をキープしていて、シーガル~ロンスプ、晴れていればスプリングでもちょうどよさそうです。
暖かい潮が入り、東風の影響でエボシも出没してきましたので、青い玉ッコロが浮いていたら近づかない方が良いですよ!
ただ、強い南風で水温が急激に下がる可能性もありますので、念のための用意はお忘れなく。

この先は、今回の南ウネリも天気が落ち着いてしまえば長くは続かない予想です。
今日(7/2)現在でも、既に大分サイズダウンが進んでいますので、今週末(7/4・7/5)は寂しい状況になってしまいそうです。。。
どうであれ、梅雨前線の動向次第ですので、この時期の波予想は難しいです。

来週(7/6~)以降の話ですが、、、台風になる可能性を秘めた低気圧が、南海上にいくつかあるので、こちらが楽しみですね。


今回のレポートは以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

*****
レポート一覧へ
*****