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コラム「家族との時間を見直す旅」

2006-06-26 更新
体調不良やエンジンの不良に見舞われ・・・当初の予定よりも多少遅れ気味の久米ファミリーとムンボバス。石川県、富山県と少々駆け足で移動し、現在は新潟県に滞在中です。

さて、ミツさんはこの旅にいくつかのテーマを設けています。そのテーマの中の一つが『家族との時間を見直す旅』。今回はミツさんから「ファミリー」についてのコラムが届いていますのでご紹介。

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僕はひとり旅が好きだ。友達と行くのと、ひとりで行くのでは、現地で友達の出来る数が倍以上に違う。一緒に行った仲間と親密になれることを除けば、旅はひとり、というのが楽しい。今回の旅は「家族」という単位。これは、ある意味「ひとり」に近い。ひとつの家族だから。ただ、自分の使いたい時間と場所が、それぞれ違い、主張し合い、譲り合い、旅をしなければ行けないことだけが、ひとりと違う。でも、それが良かったりすることだってある。 例えば子供が公園に行きたがり、親は海に行きたがる。先に公園に行こうかと公園に向かえば、その公園の近くにいい波の割れているところを見つけたり、なんてこともあった。
それにしても、こんなに長い時間一緒にいれる家族はきっと珍しいだろう。車としては広いけれど、家としては狭いバスの家に住み、毎日寝起きを共にして一ヶ月が過ぎた。今では、どこかへ出かけていると子供は「そろそろバスオウチに帰ろうか」なんて言ったりする。子供というのは本当に順応性が早い。一緒にいる時間が長いということは、それだけ会話があって、みんなで沢山笑い、泣き、叫ぶ。子供は沢山いたずらをして、親はその度に叱って、また子供はいたずらしての繰り返しだ。母親であれば、少学校前の子供と一緒にいることもあるかもしれないけれど、父親ともなれば、寝顔しか見ることのできない忙しい人も多いはず。今家族で一緒にいれることは、きっと幸せなこと。いや、絶対幸せなこと。そう、思いながらも、一緒にいれば叱ることも多く、子供のしつけの難しさも、常に感じる。もちろん、楽しいことのほうが沢山あって、パワーをもらっているのだけれどね。
海に行ったときには、子供のボーダーレスな人間関係には、頭が下がる。先入観や体裁や、考えないようにしていても、初めて会う人には、どこか言葉を選んでいるところが自分にはある。その点、子供は直球である。「遊ぼっ」この一言で、手を引っ張って、大きな砂場へ消えてゆく。そんな姿に大人同士が助けられ、会話が進んでいく。子供と長い時間一緒にいて思うことは、子供から教わることが多いということ。何かを教えるということは、自分が本当に知っていなければ、教えられない。だから、物事を深く考える。それって、子供から教わっているようなものじゃないだろうか?反対に、思ったことを深く考えずに素直に言うこと、これも子供から教わっている。思ったことを人に話していれば、跡で深く悩む必要がないから。
家族で旅をすることは、親も子も成長できるんじゃないかと思う。僕も子供に負けないよう、頑張って成長しようっと。

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皆さんももう一度『家族』について考えてみては?