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一宮エリア

2015-07-24 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(7/16)後は、台風が上陸してしまった為、あっさりウネリがなくなり、結果的に先週の木曜日(7/16)がピークとなって、その後週末にかけて急激にサイズが下がってしまいました。

個人的に金曜日の志田が良かったと思いますが、連休中は意外や夷隅で遊べたとの情報もありましたよ。

今週(7/20)になってからは、なんとか腹~胸前後のサイズをキープしていて、最近は、このエリア全体的に午前中にコンディションが整う傾向で、人気があるようです。


それでは、各ポイント毎の地形レポートに行きます。


【一宮】
水曜日(7/22)の8時頃、潮は満タンでしたね。

先週の台風によって、地形がなくなってしまいそうな雰囲気もありましたが、そこまでは崩されることもなく、砂の着いた状態はキープしていました。
しかし、全体的にインサイドにさしかかるセクションの地形が深くなってしまったため、右側も含めて、波が厚くなってしまうようですね。。。

更に中央の堤防周辺や、海水浴場エリアは肩以下の波ではサイズ不足で、アウトでの反応がなく、インサイドよりのブレイクが目立っていました。
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潮が引き始めると、海水浴場エリアにも遊べそうなブレイクが出始めますが、朝8時からサーフィン禁止となってしまうので狙えるタイミングが無さそうです。。。

右側は、ミドルタイドを狙うのが無難だと思いますが、胸くらいのサイズがあれば、潮が多くても波がまとまって形よくブレイクしていました。
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【サンライズ】
水曜日(7/22)の9時頃の様子から地形をレポートします。
ここは前回(7/16)までと大きな地形の変化はありませんでした。

全体的に目立ったカレントもないので、砂が一定に着いていて、スモールコンディションでも大丈夫そうな地形をキープしているようです。
また、先週のサイズアップで左側はアウトにも地形ができたので、ピークが広くなっています。
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右側に関しても、地形は残っています。
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しかし、この時は南向きのウネリをかわしてしまうので波数が少なく、サイズも足りていない様子でした。

全体的に厚い波ではありますが、胸前後のサイズがあればアウトから距離が乗れるコンディションになりそうですね。
潮は、満タンから干潮に向かうタイミングが、長く楽しめそうでした。



【東浪見】
7/22(水)9時半頃、潮が引きに動いているミドルタイドの状況で地形を判断します。

ここは先週までの地形がリセットされ、中央から出るカレントもないので一定に砂が着いていて、前回(7/16)までよりも広範囲でサーフィンできています。
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全体的には、サンライズとよく似た地形で、少しスケールを小さくした感じです。

ここの右側も、地形は残っているようですが、この時は堤防でウネリが遮断されて、波数が少ない状態です。
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しかし、インサイドまで地形があるのでビギナーの方にはオススメですかね。

中級者以上のサーファーには、左側半分が人気ですが、この日は早めのブレイクが目立っていました。
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このポイントも、腰~腹のスモールコンディションにも対応してくれそうですね。
狙うのであれば、潮が引きすぎてしまうと多少サイズが落ちるようなので、干潮時とその前後は避けた方が良さそうです。



【志田】
7/22(水)10時半頃の撮影です。

朝よりもかなり潮が引いて、サイズも落ちてしまいダンパーなショアブレイク状態になってしまいました。
ここまで南下してくると、南ウネリかわしてしまって波数が少なく、他のポイントよりサイズも小さめですね。
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ご覧のとおり、砂はガッツリたまっていますが、前回の台風(11号)でもそこまでサイズは上がらず、更に最近はフラット寸前のコンディションが続いているので、なかなか次の地形ができません。。。
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右側の堤防横のレギュラーの地形を除けば、ほとんどのピークは早いブレイクになってしまっています。
このまま南風や南ウネリの状態が続いてしまうと、この先も期待できそうにないですが、右側堤防横のレギュラーでやるのなら、潮が多くなると腰~腹サイズでは反応が悪くなってしまうので、ミドルタイドくらいを基準にしてチェックするのがよさそうです。



【太東】
水曜日(7/22)の11時頃の様子です。

先週の台風11号の後は、完全にウネリをかわしてしまって、フラットコンディションが続いています。
基本的に砂は着いていて、堤防横まで地形は残っていますが、とうとう潮が少なくなってもブレイクする波がなくなってしまいました。。。
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波が上がるまでは狙い目も無さそうです。

一宮と同様に、18日~海水浴場期間となり、8時~16時までは規制されてしまいます。
この先も、サーフポイントと言うよりは海水浴場的なコンディションになってしまいそうですね。



【夷隅】
7/22(水)11時半頃の様子からの地形レポートとなります。
干潮寸前でした。

ここは前回の更新(7/16)時からは、引き続きアウトに砂がたまった地形をキープしています。
No.1~3にかけては、腹~胸サイズあれば、テトラ周辺からブレイクして 距離が乗れる地形ですね。
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ここは最近続いている南風がサイドオンになってしまうので、人気はありませんが、このサイズならカレントに注意すればビギナーの方にとっては、混雑を避けられて意外と狙い所かもしれませんね。
ただし、肩以上のサイズになると、ビギナーの方にとってはハードなコンディションと成ることが予想されるので、入らないで下さい!

ここでやるなら、ミドルタイドが基準になりそうですが、引きに向かうタイミングの方が良さそうです。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温ですが、
前回の更新(7/16)後は、予想以上に水温が急激に下がって(Max16℃まで)しまいました。
今週(7/20)に入り19℃まで一旦上がったものの、7/22(水)の時点で再び16℃まで下がっているので、この外気温にしてかなり酷ではありますが、シーガル~フルスーツの準備が必要かと思います。


さてこの先は、復活した台風が大分西に移動しているので、ウネリが届くのが遅くなっているようですね。。。

動きのコース次第ではありますが、土曜日(7/25)にはウネリが届き始る可能性もありますが、前回の11号よりも勢力が弱く、更に西よりのコースとなりそうな予報に変わってきていますので、期待はずれとなり今週末(7/25~)も現状キープの可能性も充分考えられます…。

まぁどの道残念ながら、またしても南ウネリな傾向なのでこのエリアには12号ウネリは届きづらく、たとえ届いたとしても、台風の足が早ければ通過後の南風の影響を受けて、あっさり下がってしまいそうな気も。。。

何れにせよ台風の動向次第で今週末(7/25~)のコンディションは大きく左右されますので、常に最新の気象情報を確認して下さい。


今回のレポートは以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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