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『Vans US Open of Surfing』 W洋人が大活躍!!

2015-08-01 更新
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現地時間7月31日、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催中の『Vans US Open of Surfing』はQS10,000のR3、ジュニアのQF、ジョエル・チューダー主催の「Duct tape invitational」のQFが進行。

QS10,000ではアダム・メリング(AUS)、ティム・レイズ(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)などの強豪が勝ち上がる中、大原洋人(写真最上部)がライアン・カリナン(AUS)、カルロス・ムニョス(CRI)とのカードを1位通過。
R2の勝負の決め手となったバックサイドでのビッグターンに加え、フロントサイドでのエアーリバースでスコアを重ね、堂々たる勝ちっぷりでした。

勝利者インタビューでは、スマートなヒートだったけど、日本人が’US Open of Surfing’で戦うのに何か策は?と問われ、「特に無いけど、サーフィンを続けることかな。ヒートを通過出来てストークしているよ」
とてもスピードが出ていたけど、波はどう?サーフィンしやすい?との問いには、「日本の波に似ているから、とてもやりやすいよ。それにハンティントンは好きだからね」と短いながら英語で答えていました。

「Hurley Japan」チームマネージャー・糟谷修自が拠点としているオアフ島に自らも拠点を移し、英語も上達している大原洋人。ルールを理解することや、他の選手とのコミニュケーション。何よりプロとしてファンに言葉を伝えるために英語を覚えることはマスト。目標であるクオリファイに向けてサーフィンと共にレベルアップしていくべき部分と言えます。

次のR4の対戦相手は元CT選手のミッチ・クルーズ(AUS)
R2でも同カードになり、ミッチを上回っていましたが、R4からはマンオンマンに変わるため、優先権の使い方など戦略を変えていく必要があります。

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BCM的には大原洋人のベスト16入りが一番のニュースですが、世界的には今イベントのディフェンディングチャンピオンであり、彼しか出来ないようなエアーショーで連日ギャラリーを熱狂させているフィリッペ(写真上)に注目が集まっています。
R3ではインサイドセクションまで出来る限りのスピードを稼ぎ、高さのあるフルローテーションをメイク。9.67のハイエススコア並びに18.67のハイエストヒートスコアをマークして2位以下をコンビネーションに追い込んで圧勝。

「トレーニングは沢山しているけど、それはサーフィンが大半。海以外ではほとんど何もしていないよ。家族と友人がいるホームに帰れてとても良い感じさ。今回は新しいボードを用意してきた。とても飛びやすいし、自信を持って戦えるんだ。このコンテストは本当にエキサイティング。またファイナルまで進めると良いね」

前日のインタビューでは、「エアーのために特にトレーニングはしていない。あくまで自然の流れなんだ。強いて言えば、動画を良く見ているかな」と話していたフィリッペ。
関係者の誰もが言うことですが、エアーのメイク率でフィリッペに勝る者はいません。
ここまでのジャッジの流れで考えるとエアリアルにスコアが出やすく、優勝候補の筆頭と言えます。

R3では他にもハンティントンビーチのローカル、五十嵐カノア(USA)、ネイザン・ヨーマンズ(USA)、アレックス・リベイロ(BRA)、トーマス・ヘルメス(BRA)などがラウンドアップ。

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ジュニアのQFでは、新井洋人(写真上)と仲村拓久未が同ヒートに重なり、カム・リチャーズ(USA)を交えたクロスゲーム。
前半は仲村拓久未が2位をキープしていましたが、後半に新井洋人が逆転してカムと共にSF進出を決めています。
また、QS10,000とのダブルエントリーの五十嵐カノア(USA)はここでもリズムが崩れず、南アフリカのデュラン・ライトフットと共にラウンドアップ。
その他、セス・モニーツ(HAW)、カラニ・デイヴィッド(HAW)などがSFへ。

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(カイ&トミーのシェアライド)

ジョエル・チューダー主催の「Duct tape invitational」は、全て北米の選手によってQFとSFが行なわれ、ファイナルを戦う4名が決定。
ファイナリストはカイ・エリス・フリント、トミー・ウィッツ、ジャスティン、クウィンタル、トロイ・マザーヘッド。
アレックス・ノスト、タイラー・ウォーレン、JJ・ウェッセルズ、チャド・マーシャルなどは敗退。

前日に行なわれたウィメンズCT第6戦はQFまで進行。カレントリーダーのカリッサ・ムーア(HAW)がビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)に僅差で敗れ、コートニー・コンローグ(USA)がSF進出。この時点でランキングはコートニー、カリッサの順に変わっています。
その他、ジョアン・ディファイ(FRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)がSFへ。

現地時間8月1日はQS10,000のR4、ジュニアのウィメンズ、メンズのSFとファイナル。「Duct tape invitational」のファイナルが行なわれる予定。
ライブ中継は日本時間の夜中11時30分から早朝にかけて配信されます。

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『Vans US Open of Surfing』公式サイト

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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