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「2015年夏・キャンプ旅のススメ③」

2015-08-31 更新
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雨がようやく収まり、いよいよ始まった奄美大島でのキャンプ。

翌朝はキャンプ場から近い手広を波チェック。サイズは胸前後で、風はほとんど吹いていないが、ウネリがまとまっていない。
ならば他のポイントをチェックしようと南に1時間ほど下った城(グスク)ポイントへ向かった。
そこは素晴らしいロケーションでウネリさえ入ればキレイなライトブレイクが出現するだろうポイント。
しかし、この時はスネくらいのサイズしかなかった...。

そこで奄美大島名物のマングローブ探検に出かけることにした。若いころは波乗りに固執していたが、今はストレスなく柔軟に動けるようになった。
城ポイントからほど近いところにあるマングローブでのカヤック探検。ごく浅い所にクロダイが泳いでいたり、目玉が飛び出したシオマネキ(カニ)がいたりと探検気分満点だった。

そういえば自宅から成田へ向かう途中にある遊園地を通り過ぎる時、「パパはあの遊園地には連れて行ったことがないけど、今から本物のジャングルに行くぞ!遊園地は将来ボーイフレンドと行くと良い!」と胸を張って言ったことを思い出した。

マングローブは奄美大島を訪れたら行くべきポイントだ。

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カヤック探検が終わり、午後は釣りに出かけた。

キャンプ場近くの堤防から海の中をのぞくと南国でしか出会えないようなチョウチョウウオやクマノミなどのカラフルな熱帯性海水魚がたくさん泳いでいる。
子供の頃に熱帯魚オタクだった僕は魚の名前を叫びながら子供より興奮していた。
残念ながら釣果は小魚一匹と恥ずかしい結果だったが...。

夕方キャンプ場に戻り、オーナーを含めて数人の村人と焼酎をご馳走になりながら色々な話をした。
そこには島で唯一の『キャンネンサーフ』というサーフショップを営むプロサーファーの碇山勇生さんもいた。
挨拶して握手しただけで人柄の良さが分かる人だった。

「波残念ですねぇ」

そう、今回の奄美大島は南からの風が吹き続け、サーフィンができた時間は少なかったのだ...。

しかし、島の人達がみんな親切に接してくれたり、島の雰囲気全体が素晴らしかった。
波は外したけれど、最高の旅だった。

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太平洋側は通年サーフィン可能で、東シナ側のポイントは冬場に良くなるそうだ。

手広と城は分かりやすいが、他のポイントは標識が出ていないので見つけにくい。
初めて行く方や、限られた時間で楽しむには「キャンネンサーフ」の勇生さんにガイドを頼むのがよいと思う。

最終日は飛行機に乗る前にビーチへ行った。太平洋と東シナ海の間には大きな湾があり、ほとんど風や波の影響を受けないビーチが沢山あった。

誰もいないどこまでも透明な海ではしゃいでいた子供たちの笑い声が今でも頭の中に残っている...。

★追記:島での食事
基本暗くなるまで遊んでいるので自炊は一回のみだった。島には鶏飯(けいはん)という美味しいチキン茶漬けがあるので、滞在中に一度は食べるべき。
もちろん海鮮も美味しい。中心地の名瀬には食堂が沢山あるので、食事に困ることはないと思う。
安く済ませるなら奄美大島のローカルなコンビニに並ぶ手作り弁当におにぎり、焼きたてのパンなども美味しかったですよ。