「カリフォルニア紀行2014年秋①」
2015-09-12 更新
昨年の5月のある日、20年以上アメリカのLAに住んでいる友樹という友人が帰国した。そして、彼は僕の働くお店に遊びにきてカルフォルニアのサーフィン事情について延々と語ってくれた。
秋に北と南から入るウネリが’くの字’にぶつかって発生するコンボスウェルは、南カリフォルニアのビーチに極上の「A-fame」の波をもたらすこと。
カリフォルニアではハンドプレーン、ハルを始め、色々な方法で波を楽しむスタイルがあることなど...。
友樹の住んでいる場所はベニスビーチといってスケートボードの聖地のような場所。
話の最後に自分がいる間に是非遊びに来るようにと誘ってくれた。
考えてみれば、僕もアメリカにかれこれ10年以上行っていない。
9月の初旬、僕はデルタ航空のチケットを取り、単身アメリカに行くことにした。
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友樹はサーフボードコレクターで、ボードが家に20本以上ある。
「手ぶらで来ていいよ」と言ってくれたので今回はウェットのみを持参していくことにした。
成田から約12時間のフライトでLAの空港に到着するとニコニコ笑顔で友樹がゲートに立っていた。
早速、車に乗って空港から程近いベニスビーチの彼の家に到着。友樹は今年結婚したばかりの奥さんと住んでいる。
今日から1週間、新婚の家に居候するのだ...。
「自分の家のように使ってね!」と言い残すと友樹はすぐに職場へ向かった。ひとりになった僕に奥さんの優実ちゃんがベニスの町を案内してくれた。
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クリスチャン・ホソイ、ドッグタウン、Z-BOYSを生んだビーチタウンには、スケーターやビーチクルーザーに乗った人達が沢山いて、誰もが描くカルフォルニアのイメージそのままだった。
ビーチ隣接のスケートパークには、高いエアを繰り出すスケーター、街のスケートショップやサーフショップには先日亡くなったZ-BOYSのジェイ・アダムスの追悼の写真や花が飾られていた...。
ビーチに来たついでにサンタモニカのピアにて波チェック。波は肩くらいあるものの、クローズアウトする波が多く、サーファーはほとんどいない。
ベニスやサンタモニカは観光地で凄い数の観光客が世界中からやってくる。
お土産屋、レストランが立ち並ぶ中、ヨガ関係のショップ、オーガニックフードのお店が目についた。
アメリカもついに健康志向になってきたのか?前に来た時よりも肥満の人が少し減ったような気がする...。
家に帰って少しリラックスしていると仕事を終えた友樹が帰ってきた。
明日から4連休をとっていて色々と案内してくれるそうだ。
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今回の「One Earth」はここまで。
ハルさんのカリフォルニア紀行はまだまだ続きます!