湘南藤沢エリア
2015-09-15 更新
皆さんこんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」湘南・藤沢エリア担当の畑 国男です。
先週のチェック後は、台風17号のウネリが10日(木)まで残りましたが、徐々にサイズダウンが進み、13日(日)は日本海を進む低気圧に向かって南風が吹き込んだものの、中途半端な風波といった感じでしたね。
水温はまだ高めで、トランクスにタッパーで入っている人も多いですが、朝夕や風がある日は、スプリングやロングジョンが丁度良いと思います。
それでは先ずは辻堂から。
相変わらずミドルは少し深めで、インサイド岸近くは浅い地形となっています。
サイズが腹~胸位で、潮が少なめの時間帯ならミドルからブレイクしますが、波はトロめなので物足りない感じですね。
↓↓↓10日(木)9時45分頃

そして、腰以下のサイズの時はインサイド岸近いブレイクとなり、潮が多めの時間帯に少し乗れます。
↓↓↓11日(金)11時35分頃

続いて、湘洋中前~スエヒロです。
この辺りもミドルからのブレイクは、腹~胸位のサイズで、潮が引いていれば割れて、場所を選べばそこそこ乗れる地形となっています!
↓↓↓10日(木)9時45分頃の湘洋中前

↓↓↓10日(木)9時45分頃のスエヒロ

ここも、腰以下の時はインサイドブレイクとなり、岸近くが浅いので、潮が多め(潮位100cm以上)の時間帯を狙ってみてください。
↓↓↓11日(金)11時35分頃の湘洋中前

↓↓↓11日(金)11時35分頃のスエヒロ

地下道。
ここも辻堂~スエヒロと同様に、インサイド岸近くが浅いので、腰以下のサイズの時は潮が多め(潮位100cm以上)の時間帯に乗れる感じですね。
ミドルは少し深めですが、腹~胸位の波があり、潮が引いていればトロめなブレイクながらも滑れる地形です。
↓↓↓10日(木)9時45分頃

鵠沼 スケートパーク~水族館前。
全体的に大きな変化はありませんでしたが、いくつかのピークがあるので、腰~胸位の波が残った10日(木)は、ややトロめなブレイクですが、上手くつなげば距離が乗れて遊べる地形となっています!
↓↓↓10日(木)10時頃の河口

↓↓↓10日(木)10時頃の銅像前

↓↓↓10日(木)10時頃の青壁

水族館前周辺は他よりは少しサイズが小さいものの、ロングボードならそこそこ楽しめる地形です!
↓↓↓10日(木)10時10分頃

↓↓↓11日(金)12時頃

今後はスモールコンディションが続いてしまいそうですが、16日(水)~週末にかけて秋雨前線が北上してくるので、前線に向かって南からの風が吹き込めばサイズに変化が見られる可能性があります。
また、日本の遥か南にある低気圧が少しずつ北上してくる予報なので、発達すれば台風19号へと変わる事も考えられます。
週末までに影響があるかはどうかは、今のところ微妙ですが、最新の気象情報や波情報はマメにチェックしてくださいね!
★先週はサーフボード工場の様子(ブランクス~エアーブラシルーム~ラミネートルーム)を紹介したと思いますが、今週は仕上げの部分を紹介します。
4、サンディングルーム



コーティングが終わったサーフボードを機械を使ってサンディング(削る)します。
5、仕上げ


サンディングが終わった後に、仕上げの樹脂を塗ります。
樹脂を塗るのはバフ仕上げの場合で、サンディングフィニッシュの場合はサンディングして終わりです。
6、バフルーム



仕上げを塗り終わったサーフボードを磨く部屋です。
細かいサンドペーパーで磨いた後に、ポリエステル用のコンパウンドを使って磨きます。
これで作業は終了となります!!
※先週の台風17、18号の影響で関東地方と東北南部まで、大雨による河川の氾濫で多くの犠牲者が出てしまいました。
台風は遠く離れている時は、私たちにいい波をもたらしてくれますが、近づいてくると、大雨、強風、竜巻などを起こします。
今回の災害は他人事ではなく、最初の天気予報では埼玉、東京、神奈川が雲の通り道でしたが、少し東へずれた事で、茨城、栃木、宮城に被害が出てしまいました。
今も台風になりそうな低気圧が発生しており、ゆっくりと北上してきていますので、最新の気象情報はマメにチェックし、早めの対応をするように心掛けてくださいね。
また、各自治体ごとにホームページに『ハザードマップ』があるので、自分の住んでいる地域や、仕事先の情報は確認しておいた方がいいと思います。
いざという時にどこが冠水しやすいかなどを知っておくだけでも役に立ち、しっかりとした知識をつけておけば、被害を最小限に抑える事が出来ます。
今回の災害で犠牲になってしまった方々のご冥福をお祈りいたします。
今週は以上です。
また来週。

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