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一宮エリア

2015-09-18 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(9/9)後は、接近してきた台風17号のウネリが届きサイズアップ。
このエリアでは、ほとんどのポイントで再びクローズアウトとなってしまい、ジャンクなコンディションではありましたが、太東でしかサーフィンできなかった為に、サーファーが集中していました。

しかし、土曜日(9/12)になると、ウネリが落ち着き始め風も穏やかで、頭~オーバヘッドの若干ハードなサイズではありましたが、太東~志田の区間で中上級者にとっては、楽しめるコンディションでしたね。

翌日曜日(9/13)も風の弱い状態を保っていて面ツル。
サイズが肩~頭まで下がったので、この日はアベレージサーファーにとっても、かなり良かったのかと思います(祭りの為ローカルはほぼ不在)。

そして、月曜日(9/14)の朝からは、再びオンショアが強く吹き付け、またまたジャンクなコンディションとなり、今のところ北よりの風が吹き続けている状態です。


それでは、各ポイント毎の地形レポートに行きましょう!



【一宮】
9/15火曜日の6時頃の様子から地形を判断します。

全体的にインサイドが深い状態に変わりありませんでした。
特に左側半分は、アウトからインサイドまで深い状態で、この日は肩サイズの波が来ていても、反応が悪かったですね。
ただ、堤防から少し離れたところにウネリが集まってできるピークが1ヶ所だけあり、厚めながらも形のいい波になっていました。
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最近は、ここに人が集まっています。
上げに向かうタイミングの方がウネリはまとまっていました。

中央の堤防周辺には、カレントによってできた大雑把な地形に反応してブレイクしています。
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しかし、波はまとまらずに、複雑なブレイクが目立っていました。

右側は、堤防横からのレギュラーはなくなってしまいましたが、ミドルセクションまで砂がついていて、そこそこ距離も乗れていた様子。
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この時は潮が満タンの時間帯で、ショルダーが張る波は少なかったのですが、十分走り込める波もありました。
ただし、残念ながらインサイドまで繋がる波はありませんでした。
風が合っている時のミドルタイドを基準にチェックすれば、様子が掴めるのではないでしょうか?



【サンライズ】
9/15火曜日、6時半頃の地形レポートです。
この日の時点では、全体的にアウトがメインの地形となっている状態でした。

波は落ち着いてきていたものの、インサイドを中心にカレントが強い場所があるので、波はまとまりに欠けていました。
特に中央周辺は途中で無くなってしまう波ばかりですね。

左側は、一宮の左と似た、ウネリが集まってできる形のいいピークがありました。
ただ、ここもミドル~インサイドにかけてが深目な地形の様子。
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しかし、距離は乗れていて、サイズが落ちても十分狙えそうな地形のようです。
サイズによってタイミングは変わりそうですが、潮は少ないよりミドルタイドくらいある方が、波がまとまっていそうです。

今回は、右奥の方がレギュラーの地形があり、手前まで乗り繋げる波なので、チェックしてみる価値があるかも?です。
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波が下がっても、練習できそうな無難な地形だと思います。
Maxの干潮時を外せば、時間帯もそこまで気にならなそうな地形の様子です。



【東浪見】
火曜日(9/15)の7時頃の様子から地形をレポートします。

前回と大きな地形の変化はなく、左側は、堤防よりアウトがメインとなった地形で、深い様子はないのですが、インサイドのセクションがイマイチな様子。
一宮・サンライズとは違い、砂の付いた地形に反応しているようなので、沖のピークもいきなりの早いブレイクが目立っていました。
手前に近づくにつれて、波の力が無くなってしまう傾向ですね。
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胸前後のサイズがちょうど良さそうな地形ですので、この先、サイズが下がっても対応してくれそうですから、一度チェックしてみては?

中央は、強いカレントが出ていた感が残り、ブレイクするものの、地形の深さが目立ちボヨついてしまいます。
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乗り繋ぐ波もなく、眼中にもないスルー状態で良い地形だと思います。

右側は、地形に変わった様子はなく、アウトよりもミドル~インサイドで遊べる状況ですが、中央からのカレントの影響で、今までよりも堤防に近い方がコンディションは良さそうですね。
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更に潮が多いと乗り繋ぐのも難しくなりそうですので、引きに向かうタイミングが無難な地形かと思います。



【志田】
同じく火曜日9/15、7時半頃の様子から。
ここ何週も続いた時化で、夏のどうしようもない地形から、ようやく復活してきました。
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ビーチに上がっていた砂も、全体的にミドル~インサイドまで出ているので、なかなかいい状態になったのかと思います。
時化後の土曜・日曜は、風もなく整ったコンディションで、いい波だった!との情報が!
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今日のところは、ピークも定まっていませんが、左側・中央・右側と既に雰囲気を漂わせているので、これから海が落ち着いてくれば、十分期待できる地形だと思いますよ。
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風さえ合えば、すぐにでも良くなりそうな様子。
干潮時は避けて、上げに向かうタイミングの方が、いいのかと思います。



【太東】
やはり火曜日9/15、時間は8時頃の地形チェックになります。
ここはあれだけの大きな時化にも関わらず、堤防横の地形は決まっていませんでした。

しかし、前回よりもミドル~インサイドにかけて地形ができているので、腰~腹サイズでも、その割に距離が乗れる波になっていました。
ピークが途中からではありますが、レギュラーの地形は残っていますね。

ショートボードでやりたい人は早めがいいですよ。
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ここは既にサイズが落ちてしまっているので、この先はロングボード用のコンディションとなってしまいそうです。
上げに向かうタイミングが狙い目だと思います。



【夷隅】
9/15火曜日の9時頃に見て来た地形レポートとなります。
前日の月曜日(9/14)は、北の風でしたので、この風をかわしてコンディションが良く、人気がありましたが、この日(9/15)は、北東の風になってしまい、レギュラーの形ができやすのですが、ウネリにヨレが目立ってしまっていました。
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しかし、地形的には引き続き沖のテトラまで砂が付き、風向きが合えば十分遊べる地形をキープしていますよ。
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今までの時化で砂がたまり、ビギナーの方にはハードなブレイクですので、サイズが相当落ちるまでは近付かないで下さい。
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No.1は波数が少ないものの、No.4までサーフィンできる地形となっているので、混雑も避けることができそうです。
午前中の引きに向かうタイミングに合わせるのが、良さそうな地形だと思います。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温ですが、そこまで下がった様子はないのですが、外気は完全に秋ですね。
朝晩が涼しくなり、この先も冷たいオンショアコンディションが予想されている事を考えると、スプリング~ロンスプ・シーガルではないでしょうか。


さてこの先ですが、今週中(~9/20頃まで)もオンショア予報なので、あまり期待はできませんが、その分サイズはキープすると思うので、贅沢さえ言わなければ、とりあえず遊べる波は続くのでは?
このエリアの中では、この風に強い一宮・夷隅なのかと。

更に今のところ勢力は小さいながらも、再び南海上に台風ができています。
これからの進路や速度、発達っぷりによっては、またハードなコンディションも予想できそうですね。
このままだと週末(9/19・20)には、かなり近づいてきそうです。

今の勢力のままなら、再びクローズとなっても、波が落ち着くのが早そうなので、今度こそいい結果になってほしいところです。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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