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一宮エリア

2015-09-25 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(9/17)後も、肩~オーバーヘッドの波は残っていたものの、オンショアが続き海が荒れてしまって、波がなかなかまとまらない状態でした。
前半は、ジャンクかほぼクローズな日が多かったのかと思います。

土曜(9/19)・日曜(9/20)は、サイズが残って若干ハードな感じではありましたが、風が南東に変わり弱まったので、太東~東浪見の右側までの間で遊べる所がありました。

そして、月曜日(9/21)からは、再びオンショアとなりましたが、火曜(9/22)・水曜(9/23)は、朝イチの風の弱い時間帯に限り、整ったコンディションでサーフィンできていた、そんなSWでした。



と言う事で、それでは各ポイント毎の地形レポートに行きましょう!



【一宮】
9/23水曜日の13時半頃の様子から地形を読み取ります。
この日の一番潮が多い時間帯でした。
サイズは胸~肩くらいで、ハードでもなくちょうど良さそうな雰囲気ですが、変わらずピークはアウトよりがメインとなった地形になっていますね。
全体的に、インサイドよりの地形が深くなっていて、手前までスムーズに乗り繋げる波は少なかったです。。。
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特に、中央から左側は、ビーチの浸食が激しく、バックウォッシュが入りやすいので、基本ボヨついた印象。
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ブ厚い波が多く、ビギナーの方にとっては、形のいい波かもしれませんが、ピークが狭く混雑しやすそうです。

右側も、インサイドはカレントの影響で、ボヨボヨした印象です。
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アウトに砂が出ている状態ですが、波に対して深めの地形で、ピークはワイドで定まらず、ショルダーが張ってはいるものの、反応が悪い感じの波質でした。
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ここのポイントは、潮が少ない時間帯がちょうど良さそうな地形です。



【サンライズ】
9/23水曜日14時頃、まだ潮は満タンの状態、この状況から地形をレポートします。
ここも半分から左側は、インサイドのカレントが強く、ボヨついた印象です。
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アウトの地形も、深めとなっていて、沖からブレイクする波は、ショルダーの張る波が少なく、ヨレも目立っていました。

中央も、アウトから反応はするものの、ピークがワイドになりやすく、ミドルセクションの地形が深くなっているため、消えてしまう波ばかりです。
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このポイントは、右側の堤防周辺にある、レギュラーの地形にしぼって狙うしかなさそうです。
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胸~肩サイズでは、波数が少ない感もありますが、距離は、長く乗れる地形で、一番奥のピークは狭くなっていますが、肩サイズが入れば、ショルダーから乗れる波も有りましたよ。
混雑は避けられないかも知れませんが、地形は決まっている様子ですね。
上げ始めから狙うのが、良さそうな地形でした。



【東浪見】
水曜日、9/23の14時半頃の状況から、地形を判断します。
ここも中途半端な地形が続いています。。。
左側は変わらず、アウトがメインになっていました。
沖に砂が出てはいるのですが、ピークの地形が決まらず、ワイドになる波が多く、形のいい波はショルダーがなくなってしまいますね。
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堤防からインサイドに入ると、乗り繋ぐ地形がないので、完全にアウトのみの地形になっています。
何よりゲットが面倒な様子。。。

中央は、沖に出すカレントが強く、まとまらずにボヨついてしまっていました。
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ここもどちらかと言えば、右側の方がまともなのかと思います。
若干深めな地形で、アウトでの反応はイマイチ悪いものの、ミドル付近に砂がたまり、セット以外にも乗れる波があるので、地形的にもまとまっている印象です。
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しかし、堤防周辺のレギュラーの地形は無く、不規則な波なので、難しいコンディションではありますが。。。
特に狙い目となるタイミングはありませんが、ボヨついたコンディションをさけるのなら、引きに向かう時間帯や、潮の少ないタイミングなのかと思います。



【志田】
水曜日9/23の15時頃の様子から、地形をレポートします。
ここは、一定に砂が出ていて、地形的にはこの先期待できそうな様子で、ミドル~インサイドに地形があるので、波が一番まとまっています。
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たっだ最近は、なんせこのオンショア続きで、コンディションの悪い日が続いていますが。。。
この時も風が全く合わず、ボヨついた左のレフトか?重なる右のレギュラーか?といった状態でした。。。
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中央は、両サイドからのショルダーの波が狙えますが、砂がたまり過ぎて浅くなり、基本早いブレイクの波ばかりです。
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今のところ両端の堤防から出るカレントの影響で、ボヨつきがありピークは定まっていませんが、落ち着いてくれれば、形のいいピークができそうでしたよ!
少し凪てくれた方が、ちょうど良いかもしれませんね。
狙い目としては、潮が少ない時間帯は避けた方が良さそうな地形です。



【太東】
9/23水曜日の15時半頃です。
とうとう堤防横の地形が決まらないまま、だいぶ波が落ち着いてしまいましたが、最近はビギナーの方や、ロングボーダーが集まっています。
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沖からのピークがなく、パット見残念な雰囲気ですが、前回の更新(9/17)後は、ミドルセクションにできたレギュラーの地形が人気です。

この地形は、まだ残りそうなので、オフショアや風の弱い日なら、腹~胸サイズで、上げ始めてくるタイミングから狙って遊べるかもしれませんね。
不謹慎ですが、先日のチリ地震で津波注意報が発令された日は、面ツルで形のいいレギュラーが無人でブレイクしていましたし。
この無人のGOODブレイクを、指を加えて見ていたローカルも多かったのでは?。。。



【夷隅】
水曜日9/23の16時頃の様子からの地形レポートです。
最近は、北風の日が続いているので、何だかんだで、ここにサーファーが集まっていますね。
この時は、潮が多い時間帯と言うこともありますが、前回(9/17更新)よりも、沖の地形が少し手前になって来たようで、肩前後のサイズでは、アウトからと言うより、ミドル付近の地形に反応している様子です。
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それでも、ミドルからインサイドまで、距離は充分乗れる地形ではあります。
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がしかし、ピークがワイドになりやすく、ショルダーが切れ過ぎてしまう波が多く、テトラ付近はカレントが目立ち、ダブルアップしてピークになりますが、波が厚い印象です。
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丁度潮のタイミングが悪かった時のチェックとなってしまった様ですが、潮が少ない時間~ミドルタイドを基準に狙えば、ピークがはっきりして、より良いコンディションで練習できそうな地形ですよ。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
風さえ合えば、志田の地形が楽しみなんですがね。。。


続いて水温ですが、温かい状態をキープしているので、めっきり秋めいた朝夕を除けば、日中の晴れている日は、シーガルやフルスーツでは暑苦しくなってしうかもしれません。
スプリングやロンスプがちょうどよさそうですね。


さて、この先もオンショアのコンディションが多い予報なので、サイズだけは残りそうです。
天気も崩れそうですが、低気圧と共に前線がイキがってきそうなので、ウネリよりは風の影響をウケた時化になってしまうかもしれませんねぇ…。

次の台風が気になるところでもありますが、今のところ進路が西よりなので、接近して来るまでは、このエリアに対しての直接的な影響はないのかと思います。
季節的にも秋になり、潮が動くのが夜中メインに変わってきているので、最近の手前が深い地形には、よろしくなさそう。。。
ボヨつきが目立つ雰囲気は、変わらなそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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