「カリフォルニア紀行2014年秋③」
2015-09-27 更新
3日目の晩、友樹がジョシュアツリーに観光に連れて行ってあげると言ってきた。そこは国立公園で、砂漠の大地に奇石郡があってまるで火星のようだとか...。
面白そうなので二つ返事でお願いした。
翌朝、友樹夫婦と僕の3人はお決まりのスムージーを飲んでから車でジョシュアツリーに向かった。ベニスビーチから3時間くらい走っただろうか、国立公園の管理棟を過ぎると、まるで映画の世界のような光景が広がっていた。
ロスアンジェルスには過去に10回ほど来ているけど、こんな所があるなんて全くく知らなかった。
そういえばジョシュアツリーというのは、U2のアルバム名でもあったような...。
友樹が言うように、まるで火星のようだし、西部劇に出てくる荒野そのものだ。僕らは3時間ほど公園内を探索。9月ということもあって体の水分が全て蒸発してしまいそうな暑さだった。
翌朝はニューポートビーチに向かった。この日は週末ということもあってメジャーポイントは混雑しているので、友樹オススメのマイナーな場所へ移動した。
海へ着いてみると少しバックウォッシュが入っているものの、三角波で空いている。サイズは肩くらいで丁度良い。ビーチブレイクながら、少しパワーもある感じで、今回の旅で一番良い波だった。
この日も友樹から借りた「クリス・クリステンソン」のサーフボードで楽しんだ。
サーフィン文化の中心地とも言えるカルフォルニアは色々な人がいる。この日はホームセンターで売っているようなソフトボードに乗った大人がいた。
初心者かと思ったら、そんなボードでリッピングを繰り返す凄腕のローカル。
なんだか憧れた...。
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午後は先日遊びに行ったハンティントンに住む友樹の友達の所へ再び遊びに行き、ハンティントンピア近くをゴルフカートでドライブしたりサーフショップを覗いてみたりした。
道路にケリースレーターやトムカレンなど歴代のスター選手の手形と足形があるのがアメリカっぽく感じた。
5日目、出勤前の友樹に誘われてこの日は彼の住むベニスビーチでハンドプレーンに挑戦してみた。
足ひれと片手に着けたハンドプレーンのみで波に乗るというシンプルさが良い。
この日の波は胸から肩サイズ、普段サーフボードに乗って沖に出るのと体ひとつで行くのでは感覚が違う。
テイクオフはサーフィンと似ているが、足も使うので少し慣れが必要かもしれない。なんとも言えない浮遊感が楽しいのだが、なんせベニスの波はブレイクが早いので横に進むことが難しい。
結局僕は30分ほどでサーフボードに切り替えてしまった。友樹と奥さんはその後もハンドプレーンを続けていた。
日本ではあまり見かけないけど、夏の海水浴規制の時なんかに持ってこいだと思った。
この日の午後、お世話になった友樹に空港まで送ってもらい帰路に着いた。
久しぶりに訪れたカリフォルニア。
子供の頃に憧れて読んでいた雑誌や映画もファッションもサーフボードもみんなここから生まれたんだと思うと10代、20代だった頃の自分を懐かしく思い出した...。
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ハルさんのカリフォルニアのストーリーは今回が最終回。
久しぶりのカリフォルニアトリップは、リンコンなどのクラシックポイントには行けなかったものの、友人のおかげなどで十分楽しめたそうです。
次回のコラム「One Earth」は、バリ島トリップ。
隣のレンボガン島、ギリアイランドにも足を伸ばし、昔バックパックをしていた頃を思い出すほど満喫!
ハルさんならではの出会いもあり、とても面白いストーリーになるようです。
近日公開予定!