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一宮エリア

2015-10-01 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(9/24)後もオンショアのコンディションの日が多かった為、このエリアはあまり人気がありませんでした。。。
風向きも北のサイドオンショアだったので、北東の正面から吹く場合と違い、強く吹いても、そこまでサイズが上がるような事もありませんでした。

しかし、一宮周辺や夷隅は、この風をかわすことができるので、面ツルとまではいきませんでしたが、このエリアの中では整ったコンディションで人が集まっていました。
最近は地形も含めて、午前中の夷隅が人気でしたね。

台風は特に意識していませんでしたが、週末(9/25)からまとまったウネリが届き、月曜日(9/28)に限り、風も弱く頭前後のサイズで若干ハードな様子でしたが、このサイズに対応できるサーファーにとっては、十分楽しめたコンディションでしたね。

ただし、翌日(9/29)からは、波が落ち着き、水曜日(9/30)には物足りない雰囲気になってしまいました。
そして、今朝(10/1)は、久々に面ツルになっていますが、波がかなり寂しい様子になっています。。。


それでは各ポイント毎の地形レポートに行きましょう!



【一宮】
9/30水曜日の12時頃の状況から、地形をレポートします。。
ここ数週間は風の影響を受け、海は荒れていたものの、日に日にウネリが弱くなり地形に変化が出て来ました。

全体的にインサイドの深目な地形は変わりないですが、ミドル~アウトにかけて砂がたまってきましたね。
海が落ち着いたことでカレントがおさまり、所々深くなって複雑になっていた地形が平らになっていました。

この日は風が弱く、サイズもハラ~ムネくらいで、このくらい海が落ち着いた方が、ファンな波質になるのかもしれません。
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中央から右側は、ピークも多く広範囲でサーフィンできそうです。
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左側は堤防に向かっていくレギュラーの地形が残っていて、右側よりも多少深めで波は厚いものの、距離は乗れていて形よくブレイクしていました。
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狙い目としては、ミドルタイドを基準に、潮が動いているタイミングではないでしょうか。
水が多くなってしまうと、ボヨつきが気になりそうです。
この時は、干潮で潮が止まっている時間帯でした。



【サンライズ】
9/30水曜日、12時半頃の様子から地形を判断します。
ジワジワと地形が復活してきているようですが、中央から左側は、変わらず沖に砂がたまっていて、ピークはアウトにあっても、地形が狭いために形のいいショルダーは少なく、更に、手前の地形が深いのままなので、乗り繋げる波は限られていました。
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このポイントは、右側半分の地形の方が良さそうです。
ビーチの浸食が激しいものの、ミドル~インサイドにかけて砂がたまり、手前の地形が、修復して来ているようでした。
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堤防周辺のレギュラーの地形に、安定して波が反応しているようです。
ピークも多く、ここも広範囲にサーフィンできていたので、混雑は避けれそうですが、遠浅な印象なので、オンショアの影響を受けやすい感じもありました。
やはりミドルタイドを基準に潮が動いている時間帯が狙い目なのでは?



【東浪見】
水曜日9/30の13時頃の地形レポートです。
前回(9/24)の地形とあまり変わりませんでした。
他のポイントと比べると、形のいいピークが少なく、左側のアウトの地形以外は、特に決まったピークはありませんでした。
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しかし、アウトから乗れると言っても、ショルダーがない波が多く、ダラダラと乗り繋ぐだけな様子。。。
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このまま凪が続けば、少しづつ地形が手前になり、波の形も良くなりそうですが、今のところはチェックのみで十分そうですね。

右側は、ミドル~インサイドに砂が付き、地形にはなっていますが、アウトでの反応は悪く、他と比べても力の弱い印象でした。
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ここは1日の中で良い時間帯が限られてきそうな地形です。
潮の満タンと干潮のタイミングは、確実に避けた方がいいと思います。



【志田】
9/30水曜日の14時頃にチェックして来ました。
ここは予想に反して、全体的に地形がイマイチなのかと思います。
砂は具合よくアウトまで出ているのですが、腰~腹サイズの割にカレントが目立ち、ピークが定まっていない様子でした。

真ん中と右側にできるピークは、地形と言うよりカレントに反応してブレイクしていたので、複雑な波質になっていました。
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特に中央付近は、沖に払い出すカレントが目立ち、この周辺は深くなっているので、形はありますが波の厚みが気になりそうです。
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両サイドの地形は、意外に浅くなっていて、基本的に素早い波ばかりでしたね。。。
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胸~肩オフショアというような、よっぽどの条件が揃わなければ、狙いに行くほどではなく、通りがかりにチェックする程度でよさそうですね。
ここは、上げに向かう時間帯で波がまとまる傾向だと思います。



【太東】
水曜日9/30の15時頃。
近頃は波が落ち着き傾向で、オンショア続きの風波ばかりでした。

先週までの胸以上のサイズがあれば、堤防横の地形に反応してインサイドまで距離が乗れる波が出現するようですが、この日は、膝前後の波しかなくサイズ不足。。。
インサイドにレギュラーの形になる地形があるので、ロングボードでなんとか乗れている程度でしたね。
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この時のようなギリギリのサイズだと、ミドルタイド以下の引きの最中や、上げ始めを狙うのが無難そうです。
近くまた時化る予報もあるので、再びここの出番が来るかもしれませんね。



【夷隅】
9/30水曜日15時半頃の状況からの地形レポートとなります。
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ここも最近は波が落ち着き傾向なので、アウトに出ていた地形が、少しずつ手前になっている様子でした。
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この日は、胸前後と手頃なサイズではありましたが、ミドルタイドより若干潮が多いタイミングながらも、この地形に波は反応していました。
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潮の少ない時間帯と比べると波数が減り、これから潮が増えるにつれ、ピークも狭く限られてしまいそうな地形です。
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最近も狙い目はいつも通り、引きに向かう時間帯が間違い無いと思いますが、頭サイズになってくると、アウトからパワーのある波になってきそうな地形ですね。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温
まだまだ20℃前後をキープしていますが、朝晩の冷え込みが気になるので、朝イチや夕方のサーフィンはフルスーツでもいいかもしれませんね。
晴れて暖かい日中なら、スプリング~ロンスプ、シーガルで問題ないと思います。


さて、この先ですが、早速本日(10/1)から天気が崩れそうです。
南風が海上ではかなり強く吹く予報なので、オフショアといっても結構荒れたコンディションが予想されます。
ですので、太東~志田にかけてが混雑しそうですね。。。

クローズでなければ、各ポイントの右側が堤防で風を避けることができそうですよ?
ですので、意外な穴場があるかもしれません。

しかし、時化が通り過ぎた後は、再び北風に戻ってしまう可能性があります。
風が変わってしまうと、その後は波もリセットされてしまいそうです。

週末以降(10/5~)は、前線が通過してしまえば穏やかになり、ファンなコンディションになるかと思いますが、この時期になるとなかなか面ツルな週末とはいかなそうな気も。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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