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一宮エリア

2015-10-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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爆弾低気圧の通過で、荒れるのかと思いましたが、前回の更新(10/1)後は強い南風が吹いていたわりに、太東~東浪見周辺までは、面が整った胸~肩くらいでおさまっていました。

波は、やはり風波となってしまった為に力が弱く、南向きのヨレたウネリの入り方だったので、ブレイクは見た目より良くなかったポイントが多かったと思います。

次の日(10/2)からは波が無くなり始め、サイズが足りないポイントが出てきましたね。
風もサイドオンショアだったので、強く吹かなくてもほとんどの日が中途半端なコンディションとなってしまいました。

しかし、火曜日(10/6)から台風23号のウネリが届き、昨日10/7からはクローズアウトとなり、地形がまた変わる可能性が当然ありますね。。。


それでは各ポイント毎の地形レポートに行きましょう!



【一宮】
昨日10/7水曜日の7時半頃の様子から地形をレポートします。
ちょうど上げ始めている時間でした。
最近は風の影響を除けば、海がだいぶ落ち着いていたので、削られたビーチにも少しずつ砂が戻ってきましたね。
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全体的に地形が深い印象でしたが、先週からは、ミドルセクションを中心に地形が復活していたので、小波にも対応できる様子でした。
がしかし!
火曜日(10/6)からは、台風23号からのウネリが届き、昨日10/7からは、クローズアウトとなり、いきなりサーフィンできない状態です。
地形がまた変わる可能性が、当然ありますね。。。

左側は、ミドル~インサイドセクションにかけてカレントが目立っていて、手前の地形は再びリセットされてしまいそうで、先月のアウトのみの地形に戻ってしまうかもしれません。。。
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今のところ、右側半分は、手前からアウトまで一定に砂がたまり平になっていて、カレントは強いのですが、堤防周辺を除けば深くなっている所はありませんね。
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時化後は、ここも沖が遠くなってしまうかもしれませんが、このままインサイドが深くならなければ、週末以降期待できそうです。



【サンライズ】
昨日10/7水曜日の8時半頃に見てきました。
最近も左側は前回の時化後の地形が変わらずに、ミドル~インサイドにかけての地形が深い状態となっているので、アウトで多少乗れる程度の状態でした。
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しかし、今回のクローズで再びカレントが強まり、手前は川のようになっていますね。。。
今の状態で既に堤防からアウトでしか波が反応していないので、波が落ち着いてからも、左側がいきなり良くなることは無さそうですよ。

右側半分もこの様子では、アウトが遠くなってしまうかもしれませんが、今のところ左側のアウトより地形が深そうなので、時化後は波が形になるかもしれませんね。
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スケールが大きい地形なので、頭前後のサイズだとピークがトロ早ワイドな波になる可能性が大ですが、インサイドまで、距離の乗れる地形ではあるので、チェックしてみても良さそうです。



【東浪見】
同じく昨日10/7水曜日、時間は9時頃の様子からの地形レポートとなります。
ここも変わりなく、
左側は、アウトがメインとなってしまい、ミドルセクションから手前にかけて砂は溜まっていても、乗り繋ぐセクションがありません。
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中央周辺は、沖に出すカレントが強く、流れの先端(沖)で、なんとか反応する程度。
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サイズも頭以上の条件付きです。

右側は、意外とサンライズとよく似た地形になりやすいのですが、今年は比較的深めな地形が目立ち、ショルダーのない波が多くなっています。
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特に最近は時化ても、アウトに地形ができないので、サイズの割に力も弱く、ビギナーの方向けな日が多い?印象です。

今回のサイズアップでも、場所によって極端に違うこの地形が、更に極端になりそうです。
左側は、沖の地形がカレントによって更にアウトに出ている様子。
ピークがワイドな割に、地形の範囲が狭そうでした。
ウネリがまとまっていれば、チャンスかもしれませんが。

中央に関しても、地形と言うよりサイズにものを言わせて、カレントで無理やり反応している感じなので、落ち着いてしまうと、形だけの厚い波が予想できますね。

ここも時化後は、やはり右側に期待するしかなさそうです。
最近は深めな地形が続き、波質的にもハードなブレイクもないので、サイズが落ち着けば、ミドルセクションを中心に無難なコンディションになりそうでした。



【志田】
やはり水曜日10/7、時間は10時頃の様子です。
ここは前回の更新(10/1)後、意外や波も上がらず、手頃なコンディションになっていました。
やはり右側のホレたレギュラーが印象的でしたが、中央のファンなレギュラーや、左奥のレフトもありましたね。
しかし、最低でも胸くらいのサイズがないと、物足りない感がある地形が続いていたと思います。

この日も、地形はさほどアウトに出る様子もなく、ミドル~インサイドにかけて、一定に砂がたまっています。
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クローズコンディションとなり、中央付近のカレントが目立ち、地形を左右に分けているような状態です。
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手前の砂は、まだまだ出そうな様子なので、時化後に期待したいですね。
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右側のレギュラーは、パワーのある波になりそうでしたよ。



【太東】
昨日10/7水曜日、10時半頃の様子から地形を判断します。
ここは8月後半から、なかなか地形ができず、中途半端となっていました。
更に最近は、波の反応もなくなっていましたが、今回のサイズアップで、ようやく地形がまとまってきたようですね。
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アウトにも砂がついてきたので、堤防より沖からブレイクする波が厄介ではありますが、堤防横でまとまる波は厚めながらも形がよく、手前まで乗り繋ぐことができそうですね。
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今のところジャンクなコンディションで、波がまとまっていないので、当然オススメできませんが、波が落ち着いて、尚且つサイズが残っているうちなら、チェックする価値が充分ありそうです。
台風が通過する頃から、混雑しそうですね。。。



【夷隅】
水曜日の11時半頃。
ここ数週間は全体的に深めながらも、アウトから手前まで乗り繋げる波があり、胸以上のサイズなら、多少潮が多くても練習できる地形でした。
また、北風をかわせるので、波が残っているうちは、なかなか人気がありました。
しかし、今回も大きな時化となり、この時は沖のテトラが分からなくなるようなウネリが届いていました。
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全体的にテトラ周辺に地形があるので、テトラの沖からブレイクしてきた波が、テトラ辺りで再びダブルアップして、かなり強烈な波がきていました。
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アウトの地形に対して、手前の地形がカレントの影響で深くなっているような雰囲気がありますので、この時化が落ち着いてからは、アウトでパワーのあるピークとなり、ミドル~インサイドが意外とボヨついてしまう波になりそうな気がします。
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ただし、ここはコンパクトな波ができやすいので、沖に砂があれば、凪てから徐々にいい地形に戻るかもしれませんね。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温ですが、例年と比べてもまだ温かい様子です。
ただ、流石にだんだん下がってはきていますね。。。
今週に入って(10/5)からは、朝の冷え込みも強まり、早朝や夕方のサーフィンには、フルスーツが必要かと思います。
日中でもシーガルや、ロンスプが必要でしょう。


さて、この先は、この台風、足が速いのでクローズコンディションもあっさり終了しそうですね。
今日10/8木曜日の夕方頃からは、落ち着き始めるのではないでしょうか?
通過した後は、オフショアになる可能性も期待できるので、各ポイント地形の期待度は若干薄いものの、今週末(10/10)からの3連休は、このエリアを久々にチェックしてみる価値がありそうですよ。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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