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一宮エリア

2015-10-16 更新
皆さん、更新が遅れてしまい申し訳ありません!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(10/8)後は、翌日の金曜日(10/9)の朝までクローズコンディションが続いていましたが、この日(10/9)の午後から急激に波が落ち着き始め、夕方にはハードな様子ながらも、志田周辺ではサーフィンできるようになっていました。

土曜日(10/10)も平均して胸~肩サイズの波が残り、1日を通してなかなか楽しめるコンディションとなっていたと思います。
太東周辺は、サイズが下がりながらも月曜日(10/12)までは、十分遊べる整ったコンディションが続きました。

そして昨日木曜日(10/15)の時点では、風も弱く腹~胸前後のサイズをキープしていて、午前中の夷隅が特に人気だったようですね。
その他でもここ最近は、各ポイントで朝イチから昼前までの風が弱い時間帯で良くなっていた印象です。


それでは早速、各ポイント毎の地形レポートに行きます!


【一宮】
10/14水曜日、15時頃の様子から地形をジャッジします。
潮は、ミドルタイドより少し上げた時間帯でした。
今週に入ってから(10/12~)は波が落ち着き傾向となり、先週まで(10/9まで)とは見た目で明らかに印象が変わってきましたよ。
頭近いサイズではハードな印象でしたが、この腰~腹サイズでは、どうしても全体的にインサイド寄りになってしまうようですね。

中央から左側は、先週(10/5W)のサイズアップによって、ビーチの浸食が激しく、波が無くなってしまうと余計にアウトが遠くなっている感じがしますね。
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ミドルセクションの地形が、このサイズに対して深くなっているので、沖で一度反応しても、途中で無くなってしまう波が多く、サイズ不足な印象でした。
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この地形だと、胸~肩以上のサイズがほしいですね。。。
更に、潮が多くなるとバックウォッシュが入りやすくなっています。

右側も、やはりサイズ不足な感じがあり、このサイズでは厚いブレイクが目立っていて、気持ちよく走れる状態ではないですが、コンパクトなピークがあり、左側よりも距離が乗れる地形だと思います。
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胸以上のサイズになれば、レギュラーの形がハッキリしそうでした!
しかし、ピークが狭いので、混雑しやすいかと思います。
更に、潮が上げてくると、ウネリに多少ボリュームがでてくるので、まとまったブレイクになりますが、その反面、ボヨつきが気になりそうでした。
ここは、ミドルタイドを基準に引きに向かうタイミングが良さそうな地形かと思います。



【サンライズ】
水曜日10/14の15時半頃の地形チェックとなります。
サイズが無くなり、全体的にインサイドがメインになってしまい、腰~腹サイズでは、アウトのピークもハッキリしませんね。。。
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胸~肩サイズがちょうど良さそうな地形です。

左側半分は、アウトに地形が残っていますが、このサイズになると、ギリギリ沖で反応するものの乗り繋げる波が、胸以上のセットに限られています。
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潮が上げに向かうと、特に波が厚くかなり、厳しい様子になってしまいます。
インサイドの地形も無いので、復活するまでは、まだまだ期待できそうにありませんね。

右側半分は、頭サイズになると急に沖が遠くなるイメージでしたが、やはり腹くらいのサイズではピークもミドルからとなり、堤防際のレギュラーが形よくブレイクしていましたが、波質は厚い印象でした。
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しかしここは、左側より安定して距離が乗れるので、十分練習できそうな地形です。
上げに動く時間帯は、波がまとまりますが、潮の少ないタイミングに限られそうなので、引きに向かう時間帯からの入水の方が、長く楽しめるかもしれない地形ですね。



【東浪見】
水曜日10/14、時間は16時頃の地形レポートとなります。
前回よりビーチがなくなっていました。。。
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更に、このサイズでは潮が上げてきて、どんどん反応が悪くなるようです。
ここは全体的にスモールコンディションには向かない地形かもしれませんね。

中央からのカレントが目立っていて、広範囲にわたってサイズに対して地形が深い印象です。
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潮の少ないタイミングなら、右側の堤防横で、ロングボードやファンボードでなんとか遊べそうですが、ショートボードには、最低でも胸以上のサイズが必要そうです。
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それでも、厚い波になってしまいそうですが。。。

ここはどちらかと言うと、左側の方が沖まで砂がついていて、狙えそうな雰囲気でした。
先週まではサイズがあったので、沖が遠くハードなイメージでしたが、腹~胸肩サイズなら、レフトがメインの距離が乗れる波ができてきそうな地形です。
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先週の土曜日(10/10)が、胸前後のサイズで、ファンな波となり人気がありましたし。
しかしピークが狭いのが難点です。
更に、形よくブレイクしても、ミドルセクションからショルダーが厚くなりがちなので、やはりサイズが胸以下になってしまうと、急激に波が頼りなくなってしまいますね。。。
上げに動き始める早めのタイミングか、引き一杯に向かう最中が狙い目になりそうな地形かと。



【志田】
ここかららは、昨日10/15木曜日の地形レポートとなります。
時刻は10時頃でした。
この日も前日に引き続き、各ポイント腰~腹、セットで胸くらいのサイズをキープしていました。

ここの地形もあまり変化はありません。
基本的にはミドル~インサイドに砂がたまっているので、このサイズでもアウトから安定して乗り繋げる波になっていますね。
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やはり、両端と中央にピークがあるので、どこでも練習できる状態ではありますが、中央はカレントでできた地形の深みが、このサイズではボヨつく原因となっているので、潮が多かったり止まってしまうとショルダーが厚くなってしまい、波数も少なくなってしまいます。
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いつも通り、右側半分の地形の方が距離が乗れる波が多く印象的ですが、広範囲に砂がたまり、定まったピークがないので、早めのブレイクが目立っていました。
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この時は、干潮寸前で潮が少なかったので、ウネリがバラけて力のない波質になっていましたが、引きに向かうタイミングでも、ミドルタイドくらいの方がもう少し波がまとまっていると思います。
このサイズでは、上げ始めからミドルタイドのタイミングも狙い目になりそうですね。



【太東】
木曜日10/15、11時頃の様子から地形を判断します。
最近はずっと膝~ギリギリ腰くらいのスモールコンディションとなっています。

潮が多くなると反応が悪くなり、フラットコンディションのような景色になってしまいますが、レギュラーの地形が残っているので、この時のように、潮が少ないタイミングならこのサイズでも、ミドルセクションからのスタートながらも、なんとか反応するようですね。
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ただし、波数が少なくピークが狭いので、混雑しやすいかと思います。
ロングボード専用サイズなので、ショートボードのビギナーの方では厳しいかもしれませんね。。。
腹以上のサイズになれば、狙える時間帯の幅が広がり、ピークも広くなると思いますが、このサイズではオススメできません。



【夷隅】
昨日10/15木曜日の11時半頃に地形チェックして来ました。
ここも大きな地形の変化はありませんね。
先週(10/5W)までは、オーバーヘッドの波がアウトの地形に反応して、ハードなコンディションとなっていましたが、最近のサイズだと丁度良い具合になったようです。
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今週(10/12W)に入ってからは、他のポイントより多少サイズもあるので、人気がありますね。
この時は一番引いている時間ではありましたが、胸前後のサイズの場合なら、このくらいのタイミングでも問題無さそうな地形でした。
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形がいいので、上げに向かう頃になると、ショルダーが厚くなったり、反応が悪くなりそうな雰囲気でした。
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ミドルタイドより潮が多くなると、残念な様子になる可能性が大の地形だと思いますよ。
やはり引きに向かうタイミングが狙い目となる地形ではないでしょうか。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温です。
まだまだ20℃以上をキープしていますが、朝イチや夕方のサーフィンには、外気が冷えているのでフルスーツが必要だと思います。
日中はシーガルやロンスプでも問題無いのかと。


さて、この先の波は、再びオンショアなコンディションが続くかと思います。
サイズアップと言うよりは、地形を無視した風波のジャンクな波が予想されますね。。。

しかし、台風25号の進路によっては、まとまったウネリが届きそうです。
この先発達しながら19日(月)頃には、北よりに進路が変わるので、予報通りに進んで来れば、来週(10/19W)前半には影響が出てくるのではないでしょうか。

来週末(10/24、25)は、風の具合によりますが期待大かもですね。
だだしその頃には、残念ながら今回のレポートが参考にならなくなってしまう可能性もありますが(大時化で地形が大きく変化する可能性も…)、前回と似たようなコースなら、今の地形から大きな変化はないかもしれませんね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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