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一宮エリア

2015-10-23 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(10/16)後も朝イチの風の弱いタイミングはありましたが、ほとんどの日がオンショアとなり、サイズが上がりましたがジャンクなコンディションが続いていました。

火曜日(10/20)に限りですが、太東周辺では北向きながらも、風が弱くなったので、見た目的には整っていました。

台風に関しては、足が遅くなり、南よりのウネリに変わってきた感じがあります。
また、まだまとまったウネリにはなっていません。。。


それでは、各ポイント毎の地形レポートに行きます!


【一宮】
昨日10/21水曜日の15時頃の様子から地形を想像します。
あまり潮位の変動はありませんが、一応午後の干潮の時間帯でした。

地形に大きな変化はない様子で、相変わらず全体的にアウトがメインとなっていました。
この日のような肩~頭サイズになると、沖から広範囲にピークができていたので、アウトだけでも遊べそうでしたが、胸以下になってしまうと、ピークが限られてきそうな地形です。

やはりミドルセクションからインサイドにかけての地形が、深くなっている所があるので、限られたコースで乗ってこないと、手前までつなげられないのかもしれません。
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特に左側半分は、途中で消えてしまう波が多く、この傾向が顕著でした。

右側も、堤防横のカレントのせいか、この周辺の地形は特に深くなっていて、反応していませんでした。
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左側よりは遙かにマシな状況でしたので、この先サイズが落ち着いてしまうと、右側に偏ってしまいそうですね。
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ただし、アウトから反応しても途中のセクションが頼りない波になってしまうのかと思います。
レギュラーの形でまとまると思いますが、ボヨつきが気になりそうな雰囲気なので、潮が多くても引きに向かうタイミングを狙った方が良さそうな地形でしたよ。



【サンライズ】
水曜日10/21の16時頃の地形チェックになります。
ここもアウトに出た地形が戻ってこないので、なかなか復活する様子がありませんでした。
ただ、じわじわと手前に寄ってきてはいる雰囲気はありますので、夏までのビーチがある状態であれば、とっくに新しい地形ができていたかもしれませんね。。。
今のところ、全体的にインサイドには地形がないので、沖が遠くなっています。
冬の間に、例年通り凪てくれれば、砂が戻ってくるとは思いますが…。

ここでやるなら、手前のセクションを気にしない方がいいのかもしれませんね。
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そうは言っても、アウトのピークも範囲が広く最近は定まっていない様子ですが。。。
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右奥は強いカレントが目立っていて、ここもアウトから反応していますが、地形的には深くなってしまった印象なので、ダラダラとしたショルダーの波が多かったです。
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カレントがおさまり整ったコンディションになれば、形にはなりそうでしたが、厚い波質が予想できるので、引きに向かうタイミングや、上げに向かっていても前半の上げきる前を狙った方が無難かと思いました。



【東浪見】
10/21水曜日、16時半頃の様子から地形をレポートします。
引き続き左側は、アウトにある地形に反応してレフトのピークが残っていました。
東浪見は、ここがメインステージなのかもしれません。
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しかし距離は乗れる地形ではありますが、ショルダーからは厚めの波質となっていて、気持ちよく走り通せるワケでもなさそうなので、やはり引きに向かうタイミングから、上げ始めまでが狙い目かと思います。

右側の地形は、夏以降は特にパキッとした様子はなく、ビギナーの方向けな雰囲気となっていますね。
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堤防横のレギュラーの地形が残ってはいるものの、ダラダラとブレイクする波が目立ち、去年までのような、アウトからインサイドまでスムーズに繋がる地形ではないようです。
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肩~頭サイズないと、沖での反応も弱く、サイズが下がってしまうと、ミドル~インサイドの地形が深めなので、乗り繋げる波数も少なくなってしまいそうです。

東浪見は、中央から出るカレントの影響で、両端以外はミドルセクションが深くボヨボヨしていて、サイズも胸以下になってしまうと反応しなくなってしまいそうですね。。。



【志田】
ここからは、本日10/22木曜日の地形チェックとなります。
時間は、今朝7時頃で、この日の中では、一番潮が少なく上げ始めてくるタイミングです。
前日吹いた北風の余韻が残って、まとまりのない波でした。

ここは地形がアウトに出されることもなく、変わらず安定して砂がたまっています。
中央から出るカレントが目立っていて、この付近ではアウトのピークにヨレが入ったり、ブレイクが不規則になっていますが、逆にそれのおかげで、速いブレイクになりがちだった地形に、所々キレメができるようになりました。
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右側~中央にかけては、コンディションが整えば狙える地形です。
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この時のように、潮が特に少ない時間帯は、カレントのせいでまとまりがないので、ミドルタイドからを狙ってチェックするのがよさそうな地形でした。

左側奥の手前の地形は、周りよりも深めで地形がアウト寄りになっているので、この先波が下がっていった場合、潮が満タンに近づくにつれ、反応が悪くなりそうな地形でした。
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【太東】
今日10/22木曜日、8時頃の様子から地形を判断します。

アウトの堤防横の地形も、夏以降は時化の影響でカレントが強まり、深くなったままピークができにくい状態が続いています。
肩~頭サイズないと沖では反応無さそうです。
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この日のような腰前後のサイズでは、ミドル~インサイドにかけてのレギュラーの地形が残っているので、ここがメインとなり、ビギナーの方にはちょうど良いかもしれませんね。
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潮が多くなると、ショートボードでは厳しくなってしまいそうですが、この時ような、できるだけ潮の少ない時間帯からの上げに向かうタイミングを狙えば、腰腹サイズでも練習できそうな地形です。



【夷隅】
本日10/22木曜日、9時頃の様子からの地形レポートです。
まだまだ地形はアウトにある状態で、頭サイズの波はピークから強烈なブレイクになっていました。
この日のようにオーバーヘッドサイズの波は、アウトでダンパーになってしまいますね。

更に最近は流石に、ミドル~インサイドにかけて、少しずつ地形の深さ気になるようになってきちゃいました。
手前から沖のテトラ付近にかけて、強めのカレントが出ていますので、海底の砂が掘れてしまったのかと思います。
また、このカレントによって、波も複雑なブレイクにされてしまっている様子でした。

No.1~2は、アウト以外はショルダーが短い波が多く、サイズが下がった場合を想像すると、厚い波質になりそうでしたが、
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No.3~は、まだ広い範囲に地形が残っているので、胸前後まで落ち着けばチェックする価値があるかもしれません。
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全体的にこの時は、ミドルタイドで多少ボヨつき始めたので、サイズが下がってから狙うのであれば、やはり潮が少ない時間帯を基準にした方が良さそうですよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温ですが、20℃前後で変わりありません。
しかし、外気は北風が吹くとだいぶ寒くなってきたので、フルスーツ&シーガルかロンスプの両方を準備するのが良いと思います。


さて、この先の波は、引き続きしばらく今の状態が続きそうな雰囲気ですね。。。
サイズは落ち着き傾向となっていますが、停滞している台風25号が24~25日にかけて、一番近づく予報に変わっているので、週末(24日/25日)には、このウネリが届く可能性がありそうです。

進路が東寄りに向きを変えているので、全域でクローズアウトするほどのサイズアップにはならないと思いますので、風が合っていればこのエリアにも出番があるかもしれません。
チェックしてみてもいいかと思います。

そしてその後、来週(10/26週)には、すぐに下がってしまいそうですよ。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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