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一宮エリア

2015-10-30 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(10/22)後も、波はそこそこのサイズが残っていましたが、天気が安定していなかった事からオンショアの日もあり、整ったコンディションが続くことはありませんでした。

10/24土曜は、風が弱く波も肩前後のサイズがありながらも、海はオンショアの余韻が残っていて、カレント等の影響で、見た目よりも複雑な波になってしまいました。

ただ、月曜日(10/26)の午前中や、水曜日10/28(昼過ぎまでの時間)は、風が弱く落ち着いたコンディションとなり、頼りない波質ではありましたが、胸~肩の遊べる波でこのエリアは全体的ににぎわっていましたよ。



それでは、各ポイント毎の地形レポートに行きます!


【一宮】
10/28水曜日の10時頃、干潮寸前のタイミング。この時の様子から地形を判断します。
9時頃から西風に変わったので、このエリアはクリーンなコンディションとなり、各ポイントで胸前後のファンウェーブとなっていました。

地形は変わらず沖に出ている状態で、胸前後のサイズがあれば、アウトにピークができるようですね。
中央から左側は、いまだにミドル~インサイドが深いので、カレントができていてボヨついた印象でした。
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アウトでショートライドできるものの、途中で消えてしまいますね。
堤防に向かうレギュラーに限っては乗り繋げていて、意外と穴場かもしれません。
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最近は、中央から右側の地形が復活してきているので、形のいい波をゲットできれば、手前まで距離が乗れるようになり、この日も人気がありましたね。
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やはり、ミドル~インサイドが若干深い雰囲気なので、ショルダーのない波は途中で切れてしまうのだと思います。
この時のように潮が少ないくらいが丁度良さそうな地形でした。
ミドルタイドから干潮にかけての引きのタイミングを狙うのがいいかもしれません。



【サンライズ】
水曜日10/28、11時頃の様子から地形をレポートします。
ここ数週間で、何となくでは有りますが、ビーチにも砂がたまり始め、じわじわと復活してきている様子でした。
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少しずつではありますが、途中のセクションにも砂がたまり、潮が少ない時は、もうちょっとでインサイドまで地形がつながりそうです。
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しかし、全体的にはアウトがメインの地形が続いているので、胸~肩サイズになれば、アウトからしっかりしたピークができていましたが、ミドルセクションは、周りよりも深みが目立ち波がボヨついてしまいますね。
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この時のように潮が少ないタイミングは、右側を中心に広範囲で波が反応する地形ですので、ワイド気味なブレイクになりますが、ピークも広く形のいい波は十分走れていました。
ただし、やはりショルダーのない波は途中で消えてしまいますね。。。



【東浪見】
10/28水曜日の11時半頃の地形レポートとなります。
ここも地形はアウトがメインとなったままなので、全体的に距離は乗れていますが、手前に近づくにつれ、形のいい波はショルダーが無くなってしまうケースが多かったですよ。
ただ、波の種類が多いので、レベルにあった波を見つけやすいのかと思います。

左側は、前回よりもピークが狭く、ショルダーの厚みが気になりますが、メロウで形のいい波になっていました。
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北ウネリの方が、形が良くなる地形なのかもしれませんね。
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中央の地形は、カレントがおさまらず、今もアウトまで深くなっています。
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右側は、地形が広範囲に残っているので、いつも通りピークがトロ速い状態ですが、易しい波質でビギナーの方向けだと思います。
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ここは、ショルダーがはるセクションが狭いので、全体的にサイズが胸以下に下がってしまうと、一気に反応が悪くなってしまいそうな地形でした。
特に右側は、潮が多い時間帯を避けた方が良さそうです。



【志田】
ここからは今日10/29木曜日の地形チェックとなります。
9時半頃の様子から地形を想像します。
ミドルタイドで、引きに向かうタイミングでした。

全体的に一定に砂がたまっているので、ピークは多く、最近は、右側のレギュラーの地形もできてきました。
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ただ潮が多くなると中央付近は、沖に出るカレントの影響でボヨつきますが、そこに反応するレギュラーも狙い目になっています。
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しかし、手前まで砂がたまっている為、この日のようなオンショアのコンディションになってしまうと、カレントが目立ちやすく、オンショア続きの最近は、波がまとまらないコンディションが多かったです。
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前日のような穏やかな天気でないと、形よくブレイクしないのかもしれません。
また、サイズが下がってしまうと、潮の上げのタイミングで、波が厚くなってしまう可能性もありそうです。

ミドルタイドを狙ってチェックするのが、無難な狙い時になる地形だと思います。



【太東】
10/29木曜日、10時頃の状況からの地形レポートとなります。
最近は波が小さく厳しい状態が続いていましたが、前の晩から吹いた強いオンショアの影響で、腹~胸サイズの波がきていました。
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オンショアで複雑な波ながらも、ミドルセクションからの地形が残っているので、レギュラーの形になり、ビギナーの方にとっても十分練習になると思います。
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当面は、サイズが上がる要因とすれば、この日のようなオンショアの時しかないのかもしれませんね。
干潮時は波がまとまらず、潮が多くなると波の反応が悪く波数が少なくなってしまいそうな地形です。



【夷隅】
木曜日10/29、11時頃の様子から地形を判断します。
ここの地形は、アウトまで残っていて、ミドル~インサイドにも広範囲に砂がたまっている様子です。
しかし、海が荒れてしまうと、カレントができやすく、まとまりのないコンディションになってしまいます。
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更に、このカレントが、波のブレイクの両脇を流れているので、地形通りに反応するショルダーを、邪魔している印象でした。
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No.1は、カレントが複雑で、特にまとまりがない様子が続いています。
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海が穏やかな日に限られてしまいそうですが、胸サイズあれば、ミドルタイドより潮が少ない時間帯を狙って、そこそこ距離の乗れるコンディションが、期待できそうな地形ではありますので、チェックしてみては?



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温ですが、最近は20℃に届かなくなり、特に暖かい日中を除いて、基本的には3㎜フルスーツが無難となってきました。


さて、この先は、まとまったウネリが届く様子もありませんね。。。
大荒れに天候が崩れる事はなさそうですが、天気が安定しないようなので、その日の「風次第」なポイント選びになるのかと思います。

ビーチでは風が弱くても、海にオンショアの雰囲気が残ってしまうと、波はまとまらないのかと。。。
オフショアになる日もあると思うので、そういう日に狙いを絞るしか無いかも知れません。。。

限られた日になりながらも、遊べる程度のコンディションは期待できそうな地形ではありますが、特別良くなる事は無さそうですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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