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一宮エリア

2015-11-06 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(10/29)後もこのエリアは、風の影響を含めて物足りないコンディションでしたが、胸前後のサイズが残っていたので、風の弱い日を狙って、なんだかんだで遊べてはいました。

私事で申し訳ありませんが、31(土)~2(月)まで秋田県に出掛けていたので、直接チェックはできていませんが、週末(10/31・11/1)は、サイズも上がり、最近人気の一宮が良かったとの情報です。
そうなると、夷隅も良かったのかもしれませんね。。。

そして、今週に入って火曜日(11/3)からは、波が落ち着き傾向となり、木曜日(11/5)の時点で腰~腹程度。
セットでなんとか胸サイズをキープしている様な状態です。


それでは、早速各ポイント毎の地形レポートに行きます!


【一宮】
昨日11/4水曜日の13時半頃の状況から地形を判断します。
潮は引き始めのタイミングでした。
波は腰~腹セットで胸くらいまで落ち着いていて、カレントも弱く地形に対して、コンパクトにブレイクするようになりました。
地形そのものは、先週(10/29更新)までと変化はない様子です。
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このサイズになると、全体的にインサイドの地形の深みが目立ち始めているので、形のいい波は途中で切れてしまうケースが多く、しっかりショルダーのはっている波をゲットしている人が、長く走れている印象でした。
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腹~胸サイズあれば、この時のように潮が多くても、沖にピークができていたので、それなりに距離が乗れる地形にはなっていましたよ。
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潮が少ない時よりも、波がまとまって乗りやすいのかもしれませんね。



【サンライズ】
水曜日11/4、14時頃の地形レポートとなります。
ここはサイズが下がり、カレントが弱まった事で、右奥のピークが反応しない状態となっています。
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中央から右側は、腹前後のサイズながら、アウトがメインとなり、このサイズになると厚いブレイクの印象なので、潮満タンのタイミングは避けて、引きに向かう時間帯を狙った方がよさそうですね。
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近頃は、海が凪ることが多くなり、左側のインサイドに少しずつ砂が戻ってきています。
インサイドにかけても、波が繋がるようになってきていて、ミドルセクションにはコンパクトなピークが出現していました!
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まだまだショートライドとなる波が多いながら、この日のような小波の時でも、左側の方が波がまとまっているので、ここの地形はチェックしてみた方がいいかもしれません。



【東浪見】
昨日11/4(水)14時半頃の様子から地形を想像します。
ここも手前に少しずつ砂が戻ってきている雰囲気はありますが、大きな地形の変化は未だありませんでした。
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腹前後のサイズはあり、距離が乗れる地形ながらも、全体的にピークが狭くなっていて、波も他のポイントと比べて、厚い印象のブレイクとなっていました。
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左側のレフトの地形も、サイズ不足な様子なので、ショルダーが短くなり、地形としてもスケールが小さくなっていました。
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サイズが上がっても、複雑な波になってしまうかも知れませんね。。。
ただ、地形的には、胸以上のサイズがない場合は、特別ここに拘る必要は無いのかも知れませんよ。



ここからは、本日11/5木曜日の地形チェックとなります。

【志田】
朝8時半頃の上げ始めているタイミングでの地形レポートとなります。
腹前後のサイズで、風が弱くクリーンな状態でした。
ここも海が凪なのでカレントの影響がなく、地形にそってブレイクしている様子でしたが、カレントが弱い為、右側のレギュラーは反応が悪く、波のサイズも周りより小さい印象でした。
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ここ最近は、真ん中周辺の方が地形に反応していて、他のポイントよりも、距離は短いながら、波がまとまっていて乗りやすそうですね。
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しかし、このサイズの場合は上げ始めから狙っても、ミドルタイドから潮が増えるにつれて、ショルダーが厚くなる傾向なので、潮が多い時間帯は、引きに向かうタイミングを狙った方がいいのかもしれません。
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左側は、レフトの雰囲気がありますが、地形のスケールが小さいので、サイズが上がるまでは様子見な状態だと思います。



【太東】
今日11/5木曜日、9時半頃の様子から地形をレポートします。
波は他のポイントと比べて特に小さく、ここ数日は膝~なんとか腰くらいの波がやっとな状態です。
堤防側は、地形が残っていてもサイズ不足でウネリが入らず、波数も極端に少ないです。
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近頃は、九十九里ドライブインの下あたりに、弱いカレントがあり、それに反応する波は、インサイドでレギュラーの形になるので、ロングボードなら遊べると思います。
この様なスモールコンディションでは、どちらかと言うと潮の少ない時間帯は波が弱くなっているので、タイミング的にはミドルタイドを基準にチェックするのが無難そうですね。



【夷隅】
木曜日11/5の10時頃の地形レポートです。
この日も落ち着いた様子で、カレントが弱く、フェイスのヨレも気にならない整ったコンディションでした。
No.1~3まで、それぞれ腹~胸サイズに対応できる地形になっていますよ。
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腹~胸サイズになると、ミドルセクションで地形に反応して、ピークが出現しています。
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地形にそった、コンパクトなブレイクなので、ピークは狭く走り込むような波ではないですが、形に合わせて、ゆったり乗れる感じでした。
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この時は、ミドルタイドを過ぎた時間帯でしたが、上げ始めからの方が良さそうな地形とサイズのマッチングでした。
潮が多めでも、引きに向かうタイミングは狙い目になると思います。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


続いて水温
18~19℃くらいで、この時期にしては意外な温かさをキープしています。
シーガルの雰囲気もありますが、流石に外気を考慮して、基本フルスーツの方がいいと思います。
今のところジャージで問題なさそうです。


さて、この先も北風のコンディションが続きそうですが、今週中(~11/7頃迄)は、穏やかな天気と言う事なので、一宮や夷隅では整ったコンディションが期待できると思います。

しかし、波は今のサイズをキープすればラッキーかも?程度で、それより下がってしまう可能性の方が高そうですね。

日曜日(11/8)から天気が崩れる予報となっていますが、この時期になると北~北西の風になる事が多く、荒れた天気になった場合は、サイズアップどころか、もしかすると風波になり、結果無くなってしまう恐れもありますよ。。。

また、海まで荒れてしまうと、強烈カレントで再びまとまりのない波になってしまうかもしれません。

風さえ弱ければ、潮のタイミングで遊べる程度の地形があっちこっちに有りますので、風の予報に注目しましょう。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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