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一宮エリア

2015-11-20 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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先週(11/9週)は、土曜日(11/14)までオンショアが続き、残念なコンディションとなっていましたが、翌11/15日曜日には風が弱まり、肩~頭サイズの波を残し、久しぶりにこのエリアの出番となりました。

落ち着いたばかりで、波は若干まとまりにかけていたものの、一宮~太東にかけて、波質は違えどビギナーの方から上級者まで楽しめていました。

月曜日11/16~11/18水曜日の昼までは、弱いオフショアで、胸前後のサイズをキープし、午前中の潮が動くタイミングに良くなっていましたよ。

東浪見に限り地形がまとまらず、イマイチな状態となっています。


それでは、早速最近の各ポイント毎の地形をレポートします!


【一宮】
11/18水曜日、13時頃の様子から地形をレポートします。
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この季節になると、日中の大きな潮の変動はありませんが、干潮寸前の時間帯でした。
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地形はあまり変化はなく、胸前後のサイズでも沖から反応しています。

左側の堤防に向かうレギュラーと、右側よりの水が集まってできる三角ピークが、ここ最近のお約束ピークとなっていて、前回の更新(11/11)後も、このエリアの中で人気No.1だったと思います。
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今月に入ってからは、海がそこまで荒れることが無いため、できたての頃の地形と比べると、全体的に平になってきているので、ブレイクが随分易しくなってビギナーの方を中心に、流行っている様子です。
ただ、はっきりしていたピークが馴染んでしまった雰囲気があり、少しずつ地形は崩れているのかもしれませんね。。。
上げ始めからのボヨつきが目立っていたので、引きに向かうタイミングの方が良さそうでした。



【サンライズ】
11/18水曜日の14時頃の地形レポートとなります。。
ビーチは狭い状態となっていますが、時化が少なくなり、全体的にインサイドが復活傾向となり、地形が戻ってきている様です。
中央周辺は、カレントの通り道となっていて、アウトから反応しても複雑なブレイクになってしまうようです。
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右側半分は、変わらず砂がたまっていて、レギュラーのピークが所々出現していますが、広範囲に地形があるので、定員は多めながらも、オンショアになるとヨレて速い波になりがちのようですね。
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最近は、堤防際のレギュラーが人気でしたが、肩~頭サイズないと反応が鈍く、波数が少なくなってしまいます。

ここ数週間で、左側の地形が良くなり、インサイドまで繋がる波になってきました。
途中厚くなるセクションがありながらも、リフォームしながら乗り繋げるので、意外と遊べる地形のようですね。
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サイズによって波質が変化してしまいますが、ここも、できるだけ潮の変動がある時間帯に狙った方が、反応がいいと思います。
夕方の潮が多くなる時間帯は、避けた方がよさそうな地形ですよ。



【東浪見】
水曜日11/18、14時半頃の状況から地形を判断します。。
このエリアの中では、他のポイントと比べて残念なコンディションが続いています。
全体的に、ミドル~インサイドの地形は、復活傾向に向かってはいますが、アウトでの反応が悪く、はっきりとしたピークは無くなってしまいました。

左側の堤防周辺のピークも、沖から反応しても、最近はトロ速いワイドな波になりやすく、走り込むとショルダーが切れてしまったでり、波を選ぶのが難しくなっています。
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頭くらいのサイズになると、真ん中に大味なピークができますが、風向きなどの条件が揃わないと、基本的には狙えませんね。
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近頃は、右側の地形も狭くなり、ここのミドル~インサイドにかけて、カレントの影響を受けやすくなっています。
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胸~肩前後のサイズにならないと、アウトの形がはっきりとしないので、出番は限られそうですね。

潮のタイミングよりも、地形の複雑さの方が勝っているので、ここは軽いチェック程度で、他のポイントをあたった方が良いのかもしれません。。。



【志田】
ここからは、昨日11/19木曜日の地形チェックとなります。
時刻は12時頃、引き始めの時間帯でした。
今週(11/16週)に入り、サイズが落ち着いてからは、真ん中から右側の反応が悪く、砂はたまっているものの、平な地形が続き、ハッキリしたピークもありませんでした。
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ただ最近は、正面から左側半分にかけて地形があり、個人的に楽しませてもらいました。
途中厚くなりながらも、沖から形のいい波が来ていたので、珍しく右側よりも人気でしたね。

ただこの日は、前日(11/18)の夜から吹いたオンショアの影響で、端から端まで強いカレントが入り、地形が変化しそうなくらい流れていました。
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切れ目がなく、つながった波が多かったのですが、この先、カレントの出方によっては、地形が良くなる可能性は十分ありそうです。
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また、ミドルセクションのカレントが強いので、深くなってしまいそうですが、アウトの地形はなんとか残りそうな雰囲気でした。

引きに向かう時間に、良くなる事が多かったのですが、カレントが目立つ日は、潮が多い方が良さそうですよ。



【太東】
木曜日11/19、12時半頃の様子からの地形レポートとなります。
この日はサイズが上がり、風波でまとまりのない波になっていました。
沖のピークはカレントが強く、この時のように潮の多い時間帯は、ボヨボヨしていましたが、ミドル~インサイドにかけてレギュラーの形になる波が多く、先週(11/9週)までの地形はキープしていそうです。
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他のポイントとは違い、志田同様に、ここにはしっかり砂がたまっているので、堤防から出るカレントがうまく働けば、これまでよりもミドルセクションのレギュラーの地形がよくなりそうな雰囲気です。

海が落ち着いて、胸前後のサイズになれば、手前で波がまとまり、狙い目になると思いますよ。
スモールコンディションになっても、初心者の方にとっては都合のいい波になるかもしれませんね。



【夷隅】
11/19木曜日、13時半頃の様子です。
今月入ってからは大きな時化がなく、カレントも弱くなっていたので、地形は徐々に手前にまとまり、アウトからの反応は控えめになってきました。
ここ数週間は、ミドルセクションから反応するコンパクトな形の波に切り替わり、人気のポイントとなっていました。
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この日は、風波ながらもサイズアップに伴って、テトラの両脇から出るカレントが強くなっていしまい、形のいいショルダーのブレイクにも影響がでていました。
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波が落ち着けば、見込みはありそうですが、やはり潮が多いタイミングだと、カレントの通り道が深みとなって、ショルダーが厚くなり、ピークも更に狭くなってしまいそうなので、多少まとまりはなくても潮が少ない時間帯の方がいいと思います。
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近頃は風向きから、ここを選ぶ事が多くなり、コンパクトな波なので中級者までのサーファーに人気となっていましたが、どんなに周囲に気を配っていたとしても、ポイント自体が狭い為に、トラブルが多くなっているようです。
波が余っていないような時は、他に移動するように心がけてもらいたいと思います。
そもそも、そんな時に入っても乗せてもらえませんから、練習になりませんし。
また、初心者の方は安全面から、コンディションに関わらず入水禁止のポイントだと考えた方が賢明かと。



今回のポイント毎レポートは以上になります。


続いて水温ですが、変わらず18~19℃を保っています。
しかし、気温が下がり、特に朝晩が冷え込むので、入り始めは冷たく感じるようになりました。
それでもフルスーツなら3㎜で問題なくできています。


またこの先は、強い北風の影響で、風波ながらサイズが上がり、各ポイントでカレントが強くなっているので、地形に変化がありそうですね。

今までカレントが出ていたところは、海が落ち着いた場合、サイズに対して深みが気になるかもしれませんし、新しくピークができれば、反応が良くなるのかも。
何れにせよ、全体的に地形が沖に出る可能性がありそうです。

そして、この先もスッキリした天気にはならない予報となっているので、オンショアが続いてしまうのかと思います。
風が合うことがあっても、ウネリがでる雰囲気はなく、地形の変化に加えて、風波の残りのような、まとまらない波になる可能性が大というのが、個人的な予想です。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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