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一宮エリア

2015-11-27 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回(11/20)の更新後も、オンショアの影響で予想より波をキープしていましたが、カレントのウザさが増して、頭以上のハードなコンディションな日もあり、このエリアはさすがに人気がありませんでした。
地形も、カレントで深くなった所があり、癖が出ています。

午前中に風の弱い日もありましたが、オンショアの余韻が残っていてボヨついた波となり、形はあってもパッとした様子はありませんでしたね。

唯一太東が、無難なレギュラーの波を出現させていたと思います。
特に火曜日(11/24)の午後から、南風が吹いたタイミングに限ってではありますが、いい波でしたよ。


それでは、各ポイント毎の最近の地形をレポートします!



【一宮】
昨日11/25水曜日11時半頃、上げ始めの時間帯の状況から地形を解説します。
ここは中央の広い範囲で、ミドル~インサイドにカレントがあるので、このセクションは波がまとまらず、途中で消えてしまう地形になっています。
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いつも通り、両脇の堤防付近の地形がメインとなりそうです。
左側の堤防に向かっていくレギュラーの地形は、アウトでは形良くシフトして、ピークとなっていましたが、前回(11/20)よりも、ショルダーが厚い波になった印象でした。
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よりビギナーの方向けになったような感じです。

右側もジャンクなコンディションが続き、堤防からのカレントが強くなってしまった為に、これまでの地形は、崩れてしまったようでしたが、この時は風波なので、そこまでの影響はなさそうです。
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地形自体は沖に出ることもなく、砂が残っている状態なので、人気だった時の雰囲気を残した波になるかもしれませんね。
風が治まれば、早速狙えそうな地形の様子でしたよ。



【サンライズ】
水曜日11/25、12時頃の地形レポートです。
ここ最近は地形が大分復活し、安定してインサイドまで繋がる波になりましたが、基本的には、ビーチがなくなってしまったので、波の反応する地形がミドル~アウトメインとなり、やはりジャンクなコンディションでカレントが強まった為に、インサイドが通り道となってしまい、全体で見ると多少深みになっていますね。
メインとなる地形が、カレントに乗って前回よりアウトになった印象でした。

その影響で、中央はいつも通り、途中のセクションがまとまらない波が目立っていました。
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右側半分は、広範囲に波が反応していましたが、ワイドな波ではなかったので、穏やかなコンディションになれば、レギュラーのピークがいくつかできるのかもしれません。
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トロめでも形のある波になりそうな地形です。

左側も無難な地形が残っていて、ピークがハッキリして易しいブレイクですが、ショルダーが張りづらく、より厚い波質の地形かもしれませんね。
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上げ始めや引き始めから狙って、様子見ですかね。



【東浪見】
25日水曜日の12時半頃、この時の様子から地形を判断します。
ここは今のところ、まだ地形に変化はなく、このエリアの中では残念な様子でした。
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アウトでの反応はいいものの、全体的に途中から消えてしまったり、カレントで反応するブレイクも、ショルダーが張らない波が目立っていました。
どうも、ミドル~インサイドの地形が、全くまとまっていない様ですね。
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しかし、ここ最近のオンショアコンディションで、カレントが強くなっている傾向なので、この先多少の変化はありそうです。
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北からの流れとなっているので、まずは右側の地形から復活する可能性が高そうですね。
ミドルセクションに砂がたまれば、十分期待できる地形になると思いますよ。

とりあえず的なチェックは、ありだと思います。



【志田】
水曜日11/25の13時頃の地形チェックになります。
今週(11/23週)も、中央から出るカレントの周辺にできた地形がメインとなっていた印象です。
しかし、ここは全体的に砂がたまっていた事から、どこよりもカレントが強かったので、出番は少なめでしたね。
左側のレフトも、ミドル~アウトだけの地形だった為に、既にリセットされてしまったようです。
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この時は、まだ右側のレギュラーの地形も面影すらない様子でした。
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中央からの沖に出すカレントが強く、イマイチ右側のショルダーに砂がたまらないのかもしれませんね。
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この先も、期待は薄めだと思います。
しかし、他と比べて決まった地形は無いものの、広範囲で反応しているので、形にこだわらければ、波数だけは多くGETできるのではないでしょうか?

上げに向かうタイミングを狙って、チェックするのが無難かと思います。



【太東】
水曜日(11/25)の13時半頃の写真です。
最近はジャンクなコンディションが続き、ビギナーの方を中心に、ここに集まるサーファーが多かったです。
前回の更新(11/20)後からも、堤防の内側から反応するレギュラーの地形が残っていて、どちらかと言うとトロめのレギュラーなので、なんだかんだで距離が乗れていたようでしたよ。
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しかし、潮の変動が大きい日は、上げすぎるとショルダーがなくなってしまったり、潮が少なくなると、全く反応しなくなったりと、変化が激しかったので、ミドルタイドが基準になりそうです。
この時は潮が満タン寸前で、かなり反応が悪くなっていました。

ジャンクなコンディションが続いた場合は、このエリアの中では無難な地形だと思いますが、胸~肩サイズが理想的な地形だと思います。



【夷隅】夷隅です。
水曜日(11/25)14時頃の様子から地形を想像します。
全体的にメインの地形は、ミドル~インサイドにまとまっていて、ピークが力のあるブレイクで、コンパクトな形に反応している様子でした。
大きな地形の変化はありませんね。
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頭サイズの波は、カレントでダブルアップして、クローズしてしまうようです。
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やはり両脇からアウトに出るカレントが強い為に ショルダーにはボヨつきが目立っていて、走り込む波ではなさそうです。
潮が多かったので尚更のようでした。
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この様子だと、胸~肩サイズがファンなブレイクとなりそうな地形だと思います。

狙い目は、やはりミドルタイドより潮が少ない時間帯ではないでしょうか?
基本的には風が弱い時しかオススメできませんが、意外と北風をかわす場所ではあります。
ただ、カレントが非常に強いポイントなので、危険ですからビギナーの方は避けてください。
また、乗れるピークが限られ狭いので、中級者の方も混雑具合によっては、練習にならないと思います。



今回のポイント毎のレポートは以上になります。


続いて水温です。
値自体は変わりないものの、外気の寒さが増してきて、さすがに体感的に寒く感じるようになってきました。
3㎜でも、ジャージより風に強いラバーの方が心強いかと思います。


そしてこの先ですが、この時期には珍しい台風の接近に注目ですかね。
勢力が衰えているので、低気圧になってしまいそうですが、週末(11/28・29)にこの沖に来る可能性があるので、久しぶりのまとまったウネリに期待したいですね。
しかし、今週中は波が下がる気配がなく、まとまらない波になると思います。

オフショアを願いたいですが、オンショアの場合このエリアは、この後もハードで残念なコンディションになってしまうかもしれませんが。。。
風向き次第の動き方になりそうです。


今回のレポートは以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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