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一宮エリア

2015-12-04 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(11/26)後から、オンショア予想が外れ、あっさり西風に変わったので、このエリアにとっての理想的なオフショアコンディションとなりました。

金曜日(11/27)~土曜日(11/28)にかけて、肩~頭サイズでウネリがまとまり、波質も易しく十分楽しめるコンディションの印象が残っています。

日曜日(11/29)になると、オフショアの影響で腰~腹までサイズが落ちてしまいましたが、今週(11/30週)に入ってからは、再びオンショアで胸前後のサイズをキープし、その風も弱かったので、遊べそうなブレイクでもガラ空き状態なポイントが目立ちました。

本日木曜AMの時点でも風が弱い上、サイズが上がり始め、太東で胸前後あり、ここのレギュラーが人気となっていました。
駐車場~ビーチが近いので、天気の悪さを考えると尚更なのかも?ですね。


それでは、各ポイント毎の直近の地形レポートをお届けします!


【一宮】
火曜日12/1、15時頃の地形リポートです。
上げ始めの時間帯でした。
全体的に前回よりもアウトに地形がまとまったようで、小波にも対応できそうな様子でした。

中央周辺は、アウトのみのワイドな波が多く、狙える地形にはなさそうですね。
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左側は、インサイドの反応の悪さは変わらずですが、ミドル~アウトにかけては、中央寄りまで地形が広がっいるので、先週よりもショルダーが張ってくる波になってきました。
ピークがコンパクトに反応しているので、見つけやすそうですね。
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肩近いセットが入ると、堤防ラインでブレイクしてしまいますが、ミドルエリアでまとまる波の方が形は良さそうでした。
潮の少ない時間帯は「特に」です。

右側も、アウトまで平らに砂がたまってしまった為に、これまでのレギュラーは、ワイドに入ってくるようになってしまいました。
ここも肩サイズの波が来ると、ダンパーになりやすく、更にピーク周辺では、沖に出るカレントの影響を受けやすい地形になり、よりワイドに反応する波が目立っていました。
_3
やはり堤防ラインでまとまる波の方が、形は良さそうですね。
ここはスモールコンディションを除けば、ボヨつくものの波がまとまる上げに向かうタイミングを狙った方がいいのかもしれません。
また、この南側のファミマにも地形アリです。



【サンライズ】
12/1火曜日、15時半頃の様子から地形を判断します。

中央や右側半分は、沖に出すカレントで深くなる所がありながらも、ここも全体的にアウトまで一定に砂が出てきましたね。
_1
夏の頃の地形に近づいてきた感じだと思います。
時化る前より沖での反応がよく、ピークも増えていますね。

右の堤防周辺も、腹~胸サイズで十分距離が乗れるようになり、ここも腰~腹サイズのスモールコンディションに対応できる地形のようです。
_2

復活してきた左側も、だいぶ手前のボヨつきがなくなってきたので、無難に乗り繋げていましたよ。
_3
コンパクトなピークがきまっていて、混雑しやすいのかもしれませんが、波は見つけやすそうです。

ここも全体的に肩以上のセットは、ワイドになりがちですが、キレメを探せば、波は余っているかもしれません。



【東浪見】
12/1(火)16時頃の地形チェックです。

期待していた右側は、ピークでの反応が良くなり、前回(11/26更新)よりもショルダーの張るセクションが延びた感じはあります。
_1
しかし、インサイド~ミドルにかけて目立っていた深みが埋まらずに、手前にはボヨつくセクションが残っていました。
楽しめるフェイスはあるものの、腹前後のサイズでは、距離が短い地形なのかもしれません。

ここは、左側~中央にかけて広範囲に砂がたまり、左奥の狭い地形がかなり拡がったので、狙える地形になってきましたね。
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中央もこの時のサイズに対しては、ミドルセクションの微妙な深みが気になりますが、アウトで反応する波は距離が乗れるようになってきました。
_3
今回の地形の変化で、先週(11/23週)よりもブレイクがワイドな波が多くなった雰囲気ですが、ピークも増えて混雑もなくなりそうです。
ここは腹~胸がギリギリのサイズとなる地形かもしれません。
ここ最近は、肩以上の日に良くなっている印象です。



【志田】
ここからは、昨日11/2水曜日の地形レポートとなります。14時頃でした。
ここは変わらず砂がたまっている状態です。

先週(11/23週)よりも、中央から沖に出るカレントが目立っていて、潮が少ない時間帯は、このカレントに反応してアウトにピークができやすくなりました。
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しかし、このミドル~インサイドにかけては、カレントの通り道となり深くなっているので、上げに向かうタイミングは一気にボヨついてしまいそうです。
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面が整っていて肩以上のサイズがあれば、アウトだけでも遊べるのかもしれませんね。

右側の波数の少ない状態も変わらずで、潮が上げに向かわないと波もまとまらないので、ピークを探すのが難しそうです。
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堤防からのカレントでヨレも入りやすく、地形がまとまり始め右奥からのレギュラーはあるものの、ショルダーは速いブレイクが多かったです。

全体的には、近頃安定している左側の地形が残っているので、ピークは選べそうですね。
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引きいっぱいと満タンの潮が止まるタイミングは、極端に波数が減るので避けた方がいいと思います。



【太東】
水曜日11/2の15時頃の様子から地形を解説します。

堤防の内側にあるミドルセクションのレギュラーの地形が、今も残っていて、前回の更新(11/26)後も、胸~肩サイズあった日はロングからショートボートにとっても形のいい波になっていましたよ。
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ブレイクも易しく、中級者まで楽しめるコンディションだったと思います。
この日も腰~腹程度のサイズでしたが、形良く反応していました。
_2
胸前後のサイズが、地形にあっていそうな雰囲気です。
キレメ方面からのカレントで、インサイドに砂がたまってきたので、前回(11/26更新)よりも、手前のセクションのブレイクが速くなった感じはあります。

サイズがあるときは、ミドルタイドが基準になると思いますが、胸以下のサイズでは、上げ始めから狙うのが無難そうな地形だと思います。



【夷隅】
11/2水曜日、16時頃のレポートです。

最近は胸くらいのサイズで、落ち着いた状態が続いています。
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サイズが足りない感じがあり、反応が控えめながらも、No.1~3まで変わらずミドルセクションから、コンパクトにまとまってブレイクする地形はキープしています。
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カレントが邪魔している様子もなく、今の地形に対しては、このくらいのサイズがちょうどいいのかもしれませんが、このエリアの中では乗れる距離が短い印象です。
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ここは潮が上げ始めてしまうと、ボヨつきやすいものの、引きに向かうタイミングから潮が少ない時間帯なら、チェックしてみてもよさそうです。
ただし、初心者の方は勿論、中級者の方も避けた方が賢明かも知れません。。。


今回のポイント毎レポートは以上になります。


続いて水温
外での着替えが嫌な季節になりましたね。
外気の冷え込みに伴って、最近は急激にサーフエリアの水温も下がってきました。
15℃前後の潮が入り、寒さが心配な人はラバーのウエット+ブーツの準備も必要かもしれません。。。


さて、この先ですが、低気圧が発達しながら沖を通過する予報となり、週末(12/4~6)には、この影響が出てきそうですね。

今日12/3木曜日の朝の時点でも、既にジワジワとサイズが上がってきています。
今晩(12/3)~明日12/4にかけて、このエリアはクローズして地形が変化してしまう可能性も。。。

ただその後は、この低気圧が北海道沖まで抜けると、冬型の気圧配置になりやすく、西~北西の季節風が強く吹くかも?
この場合は、急激にサイズダウンしてしまう傾向です。

各ポイントに狙える地形があり、もしかすると手頃なサイズで週末を迎えるかもしれませんが、天気は大荒れな雰囲気なので、先週末(11/27~29)のようにはいかないかもしれませんが。。。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週(木or金)レポートします。

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